冬山の準備をちょっとお得に始めませんか?

夜には鈴虫の鳴き声が聞こえ、少し秋めいた空気を感じる今日この頃。「暑い、暑い。」と言いながら過ごしている日々も、あと数か月すれば「寒い、寒い。」と言う日々に変わっていき、日々の積雪に一喜一憂するシーズンが到来します。店頭にもpatagonaiやノースフェイス等の秋物商品が並びだしており、早くも秋冬アイテムのお問い合わせもチラホラ頂くようになってきました。

そこで、冬山準備本番に入る今のタイミングで「ちょっとお得に冬山準備を始めませんか?」というお話です。

 

現在、moderateのオンラインショップページに下の様なバナーが掲載されています。

読んで字のごとく、廃版になったり、カラー展開が無くなっていたり、モデルチェンジが入った商品等をクリアランスアイテムとしてセール価格で販売させて頂いているページになります。
そして、そのアイテムの中には私から見て「機能的にも冬山で活躍してくれるし、めっちゃお得じゃん!」というアイテムが多数あります。その中から数点をご紹介させて頂きたいのですが、殆どの商品はサイズやカラーが限定的になっているので、お好みのサイズやカラーがあったらラッキー!という感じで見て頂ければ幸いです。

各アイテムは過去のブログでもご紹介させて頂いている物も多々ございますので、そちらも交えながら各ジャンル毎で五月雨式にご紹介させて頂きます。

 

 

【アクティブインサレーション&インサレーション】

patagonia Men’s Thermal Airshed Jacket


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パタゴニアの人気化繊綿ウェア、Micro Puffシリーズに使われているプルマフィルを使用したアクティブインサレーションジャケット。低温化での行動時に着用する事を想定しており、熱が溜まりやすい「背中」と「腕下」からプルマフィル(綿)を完全に無くしていることに合わせて、通気性の高い生地を採用することでオーバーヒートをしにくくしています。また、多くのアクティブインサレーションが着用し続ける事を考えて携帯性をあまり重視していないのですが、Thermal Airshed Jacketはコンパクトに収納する事も可能なので、冬の登山は勿論のことトレイルランニングの動き出しにもうってつけです。

 

patagonia Men’s Nano-Air Light Vest


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超個人的な主観ですが、山の経験が多い人はベスト着用率が高い様に感じます。その理由は単純明快で、ベストは使用出来るシチュエーションが多く、長いシーズン着られるから。袖が無い事によるメリットデメリットはありますが(純粋に袖が無い分寒く感じるけど、暑くもなりにくい)、その部分と自身の暑さ寒さの感じ方を把握すれば、めちゃくちゃ使い勝手が良いんです。Nano-Air Light Vestはアクティブインサレーションのジャンルに入るので、表生地は通気します。故に雪山でハードシェルの下に合わせて着た時も汗抜けが良く、ベースレイヤーの上から一枚でハイクアップしている時も表生地があるのでフリースの様に雪が付着する事もない。また、日常着や自転車等のシーンでも体幹だけを適度に保温する事が秋~冬にかけての寒いシーズンを快適に過ごす為のポイントでもあります。袖が無いと重ね着した時の肩周りの自由度も高いのでスキーやスノーボードをされる方にもおススメです。

 

 

Teton Bros.  Cocoon Jacket (写真左)&Graphen Jacket (写真右)


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どちらのモデルもフリース生地部分にはGraphene(グラフェン)を使用しており、遠赤外線効果や優れた熱伝導性により、低温時には保温、高温時にはクーリング効果に加え、防菌防臭効果があると言われています。勿論フリース生地なので、通気性と伸縮性にも優れレイヤリング時の機能性もバッチリ。Cocoon Jacketに関してはお腹から腰回りにかけてオクタを使用することで部分的に保温力を高めています。お腹回りの冷えに弱い方には非常に嬉しいハイブリッド構造。また、どちらもフード無しというところもポイントで冬場はベースレイヤーにバラクラバ機能を備えたフード付きモデルが増えてきているので、そういったウェアを愛用している方には使い勝手の良いアイテムです。

 

and wander alpha direct pullover


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軽量なフリース系素材Alpha Directを使用した剝き出し系アクティブインサレーション。剝き出し系故に一着では空気をスースーに通しますので、状況に応じたレイヤリングが必須。ウィンドシェルやシャツ等の風を防いでくれるウェアとレイヤリングをすれば暖かくなり、逆に暑くなってきたら羽織っているウェアの前ジップを開けると一気に通気してくれる。レイヤリングするウェアの通気具合や袖の有り無しでも微調整が出来るので、自分好みのアクティブインサレーションが作れます。また、andwanderらしい良い意味で山っぽくないデザイン性の高さもおススメポイントの一つ。

 

 

patagonia Men’s Alplight Down Pullover


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元々は夏向けのサマーダウンとして登場している超軽量ダウンウェア。なので、正確には冬に使えるというよりは「今すぐ使える」というアイテムになります。これから始まる紅葉時期のテント泊ではインサレーションウェアは必須。気温が下がる程に寒さ対策としてウェアが必要なので、必然的に荷物の重量が増えてしまいます。故に一つの装備の重量をどれだけ軽く出来るかが快適に山を歩けるかのカギを握るのです。Alplight Down PulloverはSサイズで実測値211gという軽さを誇っており、中綿には800フィルパワーのダウンが使用されています。単純に質の良いダウンを使用しているだけではなく、強制給餌や生きたまま羽毛採取が行われたものでない鳥から供給されたことが保証されている、NSFインターナショナルの認証済みグースダウンを使用している点がパタゴニアのダウンウェアが支持されるポイントでもあります。私も愛用しており、低山の冬山であればAlplight Down Pulloverをインサレーションとして携帯しています。プルオーバータイプなので、脱ぎ着に若干の不便を感じるかもしれませんが、荷物が増える冬の山行でこの軽さは非常に魅力的です。
ちなみに、インサレーションはパタゴニアの他モデル【コチラ■】とノースフェイス【コチラ■】もおススメアイテムですよ!

 

 

 

【ベースレイヤー】

THE NORTH FACE  Expedition Dry Dot Hoodie


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裏側(肌面)に撥水加工を施した生地、表側(外面)に吸汗速乾生地を用いた特殊構造のベースレイヤー。本来であればドライレイヤーを重ね着することで行ってきた汗の濡れ戻り対策を一枚のウェアで完結出来るよう開発されたアイテム。重ね着する必要が無いので、オーバーヒートを防ぎやすくなり非常に長いシーズン着用出来ます。長袖物であれば真夏以外着用可能で、残雪季にはフードがある事で首元の日焼け対策も出来て非常に便利。冬のスノーシーンで着用する方も多くみえるので、年間を通して山遊びを楽しまれる方は一着持っておいても損はありませんよ。
また、同じシリーズの半袖や長袖クルータイプもあります!
※カラー廃版品のみが割引対象となっていますのでご注意ください。

 

 

patagonia  M’s Cap Thermal Hoody


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冬向けの厚手系ベースレイヤーなのですが、生地にはポーラテック・パワー・グリッド素材が使用されており薄手のフリースとしても使える便利アイテム。雪山であればベースレイヤーとして着用し、春夏秋であればフリースとして使用する。また、少しオーバーサイズに着て冬場にゆる~く走る時のランニングウェアとして使用するのもアリです。過去のブログでもご紹介させて頂いているのですが、フロントポケットや控えめなロゴ等により日常着でも非常に使いやすいウェアに仕上がっています。こちらもノースフェイスのドライドットフーディー同様にカラー廃版品のみが割引対象となっていますのでご注意願います。

 

 

 

 

【番外編】

番外編は、冬山で使える使えないに関係無く、純粋に私の超好みなアイテムを紹介させて頂きます。

 

patagonia Men’s Recycled Wool-Blend Sweater


【過去のブログはコチラ■

今となってはアクティブインサレーションやフリースの登場により、山で着ている人を殆ど見かけなくなったセーター。クラシックスタイルが大好きな自分にとっては、ネルシャツにニッカズボン、そしてセーターのスタイルに強い憧れを持っています。そんな私のマニア心を擽ってくるこちらのセーターの生地はリサイクル・ウール70%/リサイクル・ナイロン26%/その他の繊維4%混紡素材という割合で作られており、「快適で長持ちする」という事も考慮されています。私は、昨年のスノーシーズンでゲレンデを滑る際に敢えてフリースでは無く、このセーターをハードシェルの下に着用して滑りました。機能だけを最優先するのではなく、自分のスタイルを出して滑りたいから…それ以外の理由は無く、超自己満足的なレイヤリングです。でも、外遊びの本質は自己満足につきると思います。周囲に迷惑をかけずに、如何に自分の世界に浸るか。リサイクル素材の衣服を着るのも似た感覚なのかもしれません。

 

 

Teton Bros.  M’s Wind River Vest

ベストの有用性は先にも綴らせていただきましたが、このウィンドシェルのベストも良いんです。何が良いってその形。ベストにはメリットがある反面、個人的にマイナス面もあります。それは見た目がテクニカルになり過ぎるところ。故にカジュアルなハイキングシーンではコーディネートに取り入れにくかったりします。もしかしたら、ベストの有用性には気づきながらも、その形から二の足を踏んでいた方も多いかもしれません。その点、Wind River Vestは今までのベストには無かった緩めのシルエットとポケットを上手く見せたカジュアルなデザインに仕上げているので非常に着やすくなっています。本格的なアルパインスタイルであれば体のラインにフィットしていた方が良いのですが、一般ルートを歩く山行であればちょいゆるぐらいの形が個人的におススメ。何よりも普段着に落とし込んだ時にも着回しがしやすいので、山だけで着る服にしてしまうより登場出番が多い方がお得感もありますから。

 

一気にご紹介させて頂きましたが、ご興味のあるアイテムは過去のブログをもう一度読み返して頂ければと思います。カラーやサイズは限定的になってしまいますが、ピッタリハマる物があれば結構お得な物ばかりなのでクリアランスページ【コチラ■】もディグって頂ければ好みの一点が見つかるかもしれません。また、キッズ&ベビーアイテム【コチラ■】も一部お買い求めやすくなっておりますので、この機会に合わせてご覧ください!

本日のブログは松下がお届けいたしました。

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