まだ記憶に新しい、今年のゴールデンウィークの出来事。
元号が平成から令和に変わり、世の中がちょっとしたお祭りムードの中、一人の男が三重の山を北から南までの約300キロを縦断していた。
この記事の概略として
「MIE K to S 300」
勿論、彼はチャレンジする最中、その時の世の中の様子を彼は知る事は無かったが、同様に僕たちは彼のチャレンジの様子を詳しく知る事が出来なかった。
彼がスタートしてからゴールまでの約107時間(4日と11時間)。その間に、彼が見て経験した三重の山々の個と。このチャレンジを完走した彼の話と、そのサポーター達の話が聞いてみたい。
詳細については、本当に何も決まっていない。むしろ、このブログを書く数分前に、彼にこのイベントのタイトルを告げたぐらいだし、サポートをしてくれた皆に何処まで話がいっているかも分からないぐらい(笑)。
チャレンジした本人も、サポートをした皆も、喋りのプロではない。そう、このブログを読んで頂いている皆さんと同じ、ただの山好きな人だけという事。だから、このトークショーもあまり期待しないで欲しい(笑)。もしかしたら、うだうだの内容になるかもしれないし、トークショーを聞きに来てくれた方を交えての、お話会になってしまうかもしれない。 今は、どうなるか分からないけど、それでも彼が見て経験した107時間に興味がある方は、是非、ご参加頂ければと思う。
おそらく、開催場所はmoderate店内になる為、場合によっては、観覧者の制限が出ると思う。ご参加希望の方は、是非、今後の情報をお待ち頂ければ幸いです。
これからトレランを始めたい方へ。~バックパック編 ~(1/2話)
ここ数回、トレイルランニングを始めたい方へ向けたブログをアップさせて頂いております。
そして、今回はバックについてのお話。(1/2話)
トレイルラニング用のバック(ザック・パック)に限らず、山に入って遊ぶのであれば、必ず必要なアイテム。そして、初めてバックを買う時は本当に悩むと思います。
・何リットルが良いの?
・どんな機能が必要?
・最高のフィット感って何?
正直、正解を求めるのであれば、その遊びをまだ経験されていない方にとっては、聞いたり・調べたりして「知っただけの知識」では、選ぶ(買う)為の判断基準がイマイチわからいと言うのが本当のところ。これは、トレイルラニングに限らず言えること。特に、悩ます理由になってくる、この上の3点に関しては未知数すぎて、何がなんだか分からなくなり、迷いのループにハマる方も多くいらっしゃいます。
一番の解決策は、実際にその遊びを体験をする事!
遊びをする為の道具を、選ぶ(買う)為のプロセスのお話しをしているのに、その遊びをしろとは、元もない事を言っているように思われますよね。とは言え、自分にとっての正解のアイテムを導き出すには、実際、やりたい遊びの経験値を上げて行くしかなくて、その為には、自分にとっての正解を知る為の第一歩として、先ずは体験しいて頂くのが良いのではと考えます。
こと、トレイルラニング用のバック選びであれば、今回開催されるようなイベント「LOCAL FITNESS FESTA トレイルランニングDAYS」(■)に参加して頂き、まずは、トレイルラニングを体験するのが一番だと思いますし、登山なんかであれば、同行する友人などに、道具を借りてみるのも良いでしょう。
「え?バックがなければ、イベントに参加出来ないのでは?」
そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回のイベントでは、多くのメーカー様のご協力により、お試し用のバックのレンタルも行います。
このようなイベントで、実際にトレイルラニングを体験し、そして、バックを背負う。そうする事で、バックの大きさ(リッター数)が自分にとって適正かどうか、この位置にポケットがあると良いのにな、水を補給する為のシステムは自分にはこれが向いているな等、体験で得られる経験からある程度の事が導き出せます。それと同時に、他の方のバックの使い勝手を同じシチュエーションで見る事によって、自分のアイテムとの違いを確認する事が出来る事も、実は大切なポイントだったりします。特にこの違いを知る事に関しては、既に、バックをお持ちの方にとっても、とても良い機会でもあります。
とは言え、兎に角、マイ・バック欲しい方の為に、少し簡単なアドバイスをさせて頂けえばと思います。
何リッターのバックを選べばいい?
「大は小を兼ねない!」揺れるバックは無駄な体力を使う。
ことわざで「大は小を兼ねる」とありますが、バックパックではこれは当てはまらないでしょう。
特に、トレイルラニングは、ランニング時の上下運動にプラス、トレイルで足を捌く際に左右への動きも加わります。大きいバックに少量の荷物をいれると、その度にバックの中で荷物が動きバックが無駄に揺れるます。その結果、バランスが悪くなるので、その揺れを抑える為に、無意識のうちにバランスをとり、無駄な体力を使います。
1回のバランスをとる為に必要な力は、段差の高い階段や岩を登り降りする為の力に比べれば、ほんの僅かなもの。とは言え、仮に1分間に80歩進み、その度にバックが揺れたとすると、80回もの揺れを感じる事になります。その結果、揺れを抑える為の無駄な力を80回も使います。これを、1時間に換算するれば、単純計算でいくと1分80回×60分=4800回。行程時間が4時間の遊んだとしたら、約19,200回の無駄な力を使います。
このように、大は小を兼ねる考えでバックを選んでしまうと、無駄な揺れの原因を作る事にもなりますし、なによりも単純に大きいバックの場合、そのバックの重量そのものがビハンイドにもなります。
だからこそ、適正な荷物に合わせてバックの容量を選ぶ必要があるのです!
適正なバックのリッター数は、適正な荷物の内容で決まります!
結論から言うと、適正なバックのサイズを知るには、これもやはり経験知が必要となります。それでも、以下の事をしっかり考えれば、選びやすくなると思います。(今回のブログでは、明確な答えは書いていません。)
《行動時間は?》
例えば、1時間なのか、6時間なのか、12時間なのか、それ以上なのか?
《走る山はどんな山で季節はいつ?》
始めて行く山? 慣れた低山? 直ぐにエスケープが出来る? 暑い夏? 紅葉終わった秋?
《水の量は?》
今回の行動時間分の水は全部背負う必要がある?水の補給が出来るようなレース? 何処かで補給ポイントがある?沢の水は飲める?
《行動食は?》
行動時間に対してエネルギーは必要! どんな行動食を持っていくの? エイドが充実したレース? 自分達で遊ぶプラン?
《必要な装備品》
山に入る最低限の装備品がちゃんと入る? プラスαで、上記の内容に応じて必要なモノは何を装備品としてもっていく?
先ずは、これの内容を基準にバックの容量を決めていくのが良いと思います。最終的には経験値や走力等で、自分にとっての適正な荷物が決まってくるので、適正なバックの容量も決まってくるでしょう。
水分をどう持つかでバック選びが変わります。
荷物の中で、必ず必要となるのが水分になります。他の荷物、例えばレインウェアー等は、自分がセレクトするアイテムによって軽さやコンパクト性がを変える事が出来ます。ただし、水(水分)は、レインウェアー等の他の荷物と違い、何をどう選んでも、1リットルの水を持てば、重量として1キロ加算されますし、その大きさも、ほぼほぼ差が出ません。
ハイドレーションタイプ?
ボトル(ハード・ソフト)タイプ?
その変えられない水をどう携行するか。ここがバック選びのポイントのヒトツになります。今は、大きく分けて下の2つのパターンがあります。
《ハイドレーションを使用するパターン》
水を入れるパック(ハイドレーション)を背中に背負い、ホースを使って給水をするタイプ。
《ソフトフラスクやハードボトルを使用するパターン》
柔らかいボトル(ソフトフラスク)や、硬いハードボトルに水を小分けにしながら持ち、それらのボトルを身体の前で保持し、直接給水をしていタイプ。これを一般的に、ベスト型のパックと呼ばれている。
ここ近年は、ベスト型のパックの主流となっており、その殆どが、ハイドレーションにも対応した作りになっています。また、その逆のパターンもあり、ハイドレーションタイプのバックでも、フロント部分にボトルが入れられるようになっているモノもあります。
便利と思えるポケットは人それぞれ。
トレイルラニングでは、なるべくバックを下ろすことなく、補給作業等が行える事が理想。場合によっては、ウィンドシェル等の脱ぎ着等のレイヤリングの調整も、バックパックを下ろすことなく出来ると、更に良かったりします。
その為には、バックを背負った時に、どの位置にどのサイズ感のポケットがあると良いかが問題となってきます。
ただ、これは本当に好みの問題が多く、明確な答えがないので、やはり経験値を積み上げるしかないでしょう。
それでも、ちょっとだけでも実際に体験してみれば、なんとなくその好みが見えてくると、人のを観察すると、さらにその違いがしっかりと見えてきます。
最高のフィット感とは・・・。
ん~、コレも人それぞれと言いたい所。何故なら、人によって走り方のフォームの違いもあれば、筋肉の付き方等によってもフィット感の感じ方が変わります。なるべく、荷物の揺れを最小限にする為に、各ブランドともにフィット感アップの為に工夫がなされています。その結果、トレイルラニング用のバックの背負い心地は、他の用途のバックとは違い、バックを背負ういう表現よりも、個人的には「バックを着る」という表現が正しいと思えるほど、本当にフィット感が良い物が多いと思います。後は、ブランドやアイテムによって、最終のフィッテングの調整の違いがあるので、その辺り知ることが大事ではないでしょうか。
フィッティングの調整の違い
《ウェアーのようなサイズ展開があるタイプ》
洋服のように、XSサイズ~XLサイズぐらいまで細かくサイズ展開をしているタイプ。全体的にストレッチ性が高いモノが多く、あとはフロントのチェスト部分の締め具合で調整したりします。
《バックはワンサイズ・各箇所でサイズ調整が可能なタイプ》
先に紹介したタイプとは相反するタイプ。バックのサイズ展開としては1サイズしかないが、ストラップの長さや脇腹のバンジーコードやウェビングベルト、チェストストラップ等を使って、細かくサイズ調整が出来るタイプ。
《ハイブリッドタイプ》
先に紹介した2つのタイプの良いところ取り。バックのサイズ展開は、大きく分けて2つから3サイズ展開。あとは、ストラップやバンジーコードでサイズ調整が可能なタイプ。
少し長くなりましたが、ここまでがトレイルラニングのバックの仕様や選び方などについての説明となります。
次回、私の書くブログでご紹介するバックを、今回の内容を踏まえて、夫々のバックに、どのような特性があるかポイントで書きながらご紹介させて頂く予定となっています。
引き続き、どうぞ、宜しくお願いたします。
投稿者:飯田