山で着るフリース。この言葉を聞いて一番最初に頭に思い浮かぶのがpatagonia のR1。いつから「フリースと言えばR1」という考えになったか定かではありませんが、そうなっている理由はハッキリとお答え出来ます。それは、寒い時期のレイヤリングに迷ったらR1を着ておけば失敗しないから。そして、街中にいる時でも日中は暖かいけど朝夕の気温が下がる今時期にR1を羽織れば肌寒さが解決してしまうから。
私のR1は一年のうち、真夏以外はフル出動です。登山は勿論のことスキーにクライミング。旅行に子どもと公園で遊ぶ時にも。その時の気候に応じてR1、R1 Air、R1 Thermalを使い分けています。この辺りのR1シリーズの種類は過去のブログ■でご紹介させて頂いているので、気になる方はチェックしてみてください。
そして、今季。R1のジャケットタイプが待望の復活でございます!
pastagonia R1 Jacket M’s■ W’s■
ここ暫く、展開されていなかったR1のフルジップジャケットタイプ。店頭では「めちゃくちゃ良かったのに何で無くなったの!?」というお声を多数頂きました。プルオーバータイプやプルオーバーフーディータイプは継続で販売していたのですが、フルジップジャケットだけ暫くの間お休みしていたんです。やはり、R1愛用者としてフルジップジャケットの使い勝手の良さを知ってしまうと、そこが欲しくなってしまうもの。
163cm 54kg Size:XS Color:BLK
ビブパンツとの着合わせを考えるとプルオーバータイプの方が干渉が少なくて良いのですが、脱ぎ着のしやすさを考慮するとフルジップジャケットの方が長いシーズン使いやすいんです。ちなみに通常のR1のフルジップは今回で復活なのですが、テックフェイスタイプ■は以前より継続販売されています。
ここも好みで分かれるところではあるのですが、テックフェイスは写真の様に表地(写真右側)がハードフェイス加工されているので、通常のR1よりも耐摩耗性や耐風性に優れ、撥水力も高い為、雪が付着しにくくなっています。また、裏地のグリッドフリース(写真左側)の嵩はやや少なめになっており、「レイヤリングで使用するフリース」というより「一枚で着れる羽織」という概念の方が強くなっているのです。
アウターとしての機能を重視するとテックフェイスタイプの方に優位性がありますが、ミドラーとして着用した時の柔らかさはやはり通常のR1が勝るところ。
このあたりは、どっちが勝るのか?という考え方では無く自分の使い方にはどちらがフィットするのか?という考え方で選んで頂ければと思います。私の中の一つの考え方として山でも着るけど、日常にジャンパー感覚のアウターして着れる方が良ければテックフェイス、レイヤリングの一つに組み込みながら普段着のセーター感覚で着たいのであれば通常のR1がおススメといったところ。
ちなみに、今回久しぶりに登場となるR1 Jacketはちゃんとアップデートされていますよ!
保温性と通気性のバランスが取れた今までのR1グリッド(写真左)の生地と通気性をより重視したキャプリーンサーマルの生地(写真右)がハイブリッド構造として配されています。
こちらはR1 Jacketを裏返したところ。手首回りがキャプリーンサーマルの生地となっており、太い血管が通っている手首付近の通気性を上げる事で行動中のオーバーヒートを防ぐための構造。
さらに汗をかきやすい脇下からボディー側面、袖下も同様にキャプリーンサーマルの生地に切り替えらえています。実はこの作りになった事で通気性や体温調整に役立っているだけでなく、結果的に軽量化にも繋がっています。
実測値でXS:約300g、S:約326g、M:約336g、L:約375gとなっており、フルジップであり両サイドと胸元にジッパーポケットが付いている事を考慮すれば同ジャンルのフリースの中では軽い方と言えます。オクタやアルファダイレクト等の比べてしまうと軽さでは負けますが、生地強度の面ではR1に軍配が上がるので普段からラフに使えるという点では差分の重量よりもメリットが十分あるのではないでしょうか。
そして、今季R1 Vest■もリニューアルしています。山の熟練者程着用率が高くなるベスト。体の中心部である体幹を適度に保温するだけで、体感温度が大きく変わります。特に季節の変わり目である今時期と秋はベストの出番が非常に多くなるタイミング。
ジャケット同様にベストもR1フリースとキャプリーンサーマル生地のハイブリッドなのですが、こちらは側面だけでなく背面も全てキャプリーンサーマル生地になっています。ジャケットを着用する時よりも、少し暖かい季節や発汗量が増える想定で、パックにより発汗が促されやすい背面の通気性を上げています。
個人的にはこれからの残雪の山ではキャプリーンクールデイリー■との組み合わせが重宝しそうだなと思っています。特にデイリーフーディー■と合わせれば首元の日焼けも予防出来、日光の有り無しで暑さ寒さが大きく変わる環境で行動中の適度な保温にR1ベストが一役買ってくれそう。寒がりだけど汗っかきと言う方は、半袖プラスアームカバーにR1フルジップジャケットを羽織って段階的に涼しくなれるレイヤリングが良いと思います。
「レイヤリングに迷ったらR1」
この魔法の言葉は、一度R1を着た人ならきっと無意識のうちに感じていると思います。私自身、初めてR1を手にした時は、こんな薄いフリースいつ使うの?と思いましたが、薄いが故に他のウェアとの組み合わせがしやすく、既存のレイヤリングシステムに組み込みやすいんです。そして、レイヤリングやアクティビティー次第で非常に長いシーズン活躍してくれるので、気になっている方は、是非チェックしてみてください。
現在、Youtubeのpatagoniaチャンネルで「私のR1」と題して4人のアスリートがR1への想いを語ってくれています。お時間のあるタイミングでご覧頂ければ幸いです。
本日のブログは松下がお届けいたしました。