化学繊維に並び山の定番素材の「羊毛」。冬山ベースレイヤーのイメージが強いですが、アルプス等の高山域であれば夏でもおススメです。本日は、そんなウール素材を使用したトランクスをご紹介します。
比較的発汗量の多い方におススメ!
Teton Bros Power Wool Trunks Lite 【■】
特徴は、使用している素材の割合と生地の作りにあります。ウール36%、ポリエステル64%のハイブリッド素材「パワーウール」を使用することで保温性や抗菌防臭効果、汗冷えしにくさなどのウールの特徴と化学繊維の特徴である速乾性や耐久性の高さもプラス。ウール素材を着たいけど、発汗量が多くてウールの乾きが追い付かない…なんて心配もありません。
生地の裏側は極めて細かいグリッド構造になっているので通気性の高さも優秀。スカイランニングの様な高山域での発汗量の多い運動にはもってこいの機能を備えているので、アルプスでのファストパッキング等にもおススメです。
ウェストゴムの幅は約2.5cmと他メーカーと比べると細めになっています。ランニングショーツにはウェストゴムが入っている事が多いので重なる面積を減らすことでお腹周りを過度に締め付けないようにもできるパンツです。
ウールの肌触りが苦手な方に
HOUDINI Airborn Boxers 【■】
「着心地」が人気のHOUDINIのトランクス。メリノウールの様な極細の繊維を使っていてもウール独特の肌触りが苦手….という方に是非試して頂きたいアイテムです。素材にはウール75%とシルク25%が配合されているので「ウール素材」と思って手に取ると意外な程に肌触りは滑らか。
ウェストのゴム幅は約4cm弱。履くとしっかりホールドしてくれる感じがあるので、ちょっと細身の方でもしっかりフィットしてくれて山行中のズレ感を気にする事なく過ごせます。肌着物の為、店頭で実際にご試着をして頂くことは出来ませんが手に取って頂ければ生地も肌触りを感じて頂けるアイテム。
発汗量は多く無いけど、冷えるのは苦手…という方に!
ibex Axiom Trunk Boxer 【■】
メリノウール94%、スパンデックス6%と今回ご紹介させて頂いているアイテムの中では最もウール配合率が高いパンツ。6%のスパンデックスを混ぜる事で生地にストレッチ性を持たせて動きやすさを出しています。ウールの配合率が高い分、ウール特有の機能性も高くなるので汗冷えを気にされる方や縦走で長時間着用する時におススメ。
コチラはお尻側の写真。3枚パネルの作りにする事で休憩時にしゃがんだ状態でもツッパリ感を感じることなが無いので、せっかくストレッチの効いたソフトシェルパンツを履いているのに下にトランクスが突っ張って動きにくい…なんてこともありません。
一言で「ウールのトランクス」と言ってもメーカーによって作りは様々。もちろん、過去のブログでご紹介させて頂いている化学繊維のトランクス【コチラ■】も汗乾きの良さでは非常に優秀。今時期の低山で活躍してくれます。遊ぶシーンに合わせて、下着も選んであげればより快適にアウトドアスポーツを楽しむ事が出来ます。ご自身のスタイルに合う一本を探してみては如何でしょうか。
本日のブログは、沢登りに完全にハマった松下がお届けしました。