父の日に、ちょっと良い下着を贈りませんか。

今年の父の日は6月20日。毎年何をプレゼントしようか悩むところですが、今年はアウトドアメーカーの下着を贈ろうかな…と思っています。理由は至って単純、自分が使っていて非常に快適だから。自身で体感しているので、自信を持ってプレゼント出来るというわけです。本日のブログではmoderateがおススメする下着をご紹介させて頂きます。

 

patagonia   Essential Boxers – 4.5in (写真左)

       Essential Boxer Briefs – 3in (写真右)

アクティブに動く時ではなく日常からリラックスタイム等におススメなのがpatagoniaのEssentialシリーズ。写真右のピッタリフィットのボクサータイプと左のユッタリタイプのノーマルボクサーの2種類展開。着用される服装や好みに合わせてお選び頂ければと思いますが、細身のパンツ等と合わせないのであればユッタリのノーマルボクサーが個人的におススメ。窮屈感を全く感じず、気持ちよく穿いて頂けます。

 

 

生地に使用されているのは、テンセル・リヨセル95%/ポリウレタン5%混紡のソフトなストレッチ・ジャージー素材。この素材が非常に肌当たり滑らかで快適なんです。ただ、ポリエステル等の化学繊維の様に吸汗速乾性に非常に優れているわけではないので、アクティブシーンでは無く日常シーンでどうぞ。

 

 

patagonia  Sender Boxer Briefs – 6in (写真右)

                      Sender Boxers – 4.5in (写真左)

日常におススメのEssentialシリーズとは違い、Senderシリーズは登山やランニング等のアクティブなシーンにおススメ。リサイクル・ナイロン89%/ポリウレタン11%混紡のストレッチ生地は吸汗速乾性に優れており、ハイキュ・フレッシュ耐久性抗菌防臭加工済みなので汗の嫌な臭いも発生しにくくなっています。

 

 

生地自体がマイクロメッシュになっているので通気性は抜群。こちらもピッタリフィットとユッタリフィットがお選び頂けます。普段からランニングをされていたり、ジムに通われている方へのプレゼントにおススメです。

 

 

ARC’TERYX Motus SL Boxer

ARC’TERYXの下着と言えば「Phaseシリーズ」が定番でしたが、今季からMotus SL Boxerに名前が変わりました。勿論、化学繊維(100% ポリエステル)の生地でありながらシルクの様な滑らかな肌触りは健在。また、下着でも手を抜かない立体裁断の仕上がりは非常に秀逸です。

 

 

Phaseシリーズの時よりも縫製がより小さくフラットになっているので、肌への干渉がさらに少なくなっています。クロッチ部分にガセットを施すことで動きやすさも確保されているので、外遊び全般に対応してくれます。

 

使用されている生地(フェイジック FL)は吸水速乾性に優れたポリエステルと撥水加工が施されたポリエステルが交互に配されている為、吸い上げた汗を横方向に広げます。この機能により生地内で重力により水分が下方向へ移動する事が無いので生地全体が満遍なく乾くのです。機能面+肌触りにも拘りたい方におススメなタイプです。

 

 

HOUDINI Desoli Boxers

北欧メーカーのHOUDINIのボクサーは、オーストラリア産のスーパーファインメリノウールを100%使用しています。ご存知の方も多いとは思いますが、メリノウールの良いトコロは濡れ戻りを感じにくく、天然の抗菌消臭機能により汗の嫌な臭いも感じにくいという点。

 

 

「ウール」と言うと「暖かい」というイメージをお持ちの方も多く、春夏には向かないんじゃないかと思われがちですがDesoli Boxerの生地は薄めの為、これからの季節でも快適に穿けます。何よりも寒い時には暖かさを、暑いコンディションでは涼しさを感じられるのが「天然のエアコン」と呼ばれるウールの特性なのです。私の使用感になるのですがDesoli Boxerはヒップが少し小さめなので、ご普段穿かれている日本サイズと同じモノをチョイス頂ければと思います。(私の場合は、日本サイズでSを着用しているのでDesoli BoxerもSを選びました。)

 

 

icebreaker ANATOMICA BOXERS

ニュージーランド産のメリノウールを使用してウェアを作っているアイスブレーカー。アナトミカボクサーの生地にはナイロン芯にメリノウールを巻きつけたコアスパン糸を用いており、生地の耐久性を高めています。さらにストレッチ性を持たせるためにライクラを交編させ身体にフィットする快適な着心地に仕上がっています。

 

 

私が最初に手に入れたウールの下着がこのアナトミカボクサーでした。何年前か忘れましたが、当時は化学繊維の下着がメインでメリノウールの下着は高額な為、中々手が出せませんでした。でも山での寝泊まりを考慮して導入してみたところ、非常に快適。数日穿き続けた時には化学繊維との違いを強く実感し、それ以来泊まりの山行には必ずメリノウールの下着を着用していきます。この夏にテント泊を予定されている方へプレゼントすると喜んで頂けると思います。

 

NORRONA Wool Boxer

質実剛健なモノづくりをしているイメージが強いNORRONA。moderteではNORRONAの下着の取り扱いは今季から始めており、イメージに劣らないしっかりめの生地厚で、17.5マイクロンの メリノウール 89%に、速乾性と耐久性を強めるために 11%のナイロンを混紡した 170g/m2 素材を使用しています。

 

 

最も特徴的なのがお尻回りの作り。実は、このお尻回りは生地が二重になっているんです。

 

 

光に当てるとこの通り。左側は前身ごろの生地で右側がお尻回りの生地。光の通り方が全く異なります。NORRONAが生まれたノルウェーは、夏場でも都市部で20℃前後にしか気温が上がらない冷涼な気候な為、この様な作りになっています。正直、日本の夏では暑く感じてしまいますが秋冬シーンではかなり活躍してくれそう。特にスキー・スノーボードでリフトに乗っている際に、お尻の冷えを防いでくれるのでスノースポーツを楽しまれている方へのプレゼントにおススメです。

 

 

smartwool メンズ メリノスポーツ150ボクサーブリーフ

スマートウールのメリノスポーツボクサーの生地はウール56%、ポリエステル44%となっており、化学繊維が多めの配合。メリノウールの特性にポリエステルの耐久性、速乾性をプラスする事で発汗量の多いアクティブなシーンでも使いやすくしているのです。

 

お尻から股下にかけては生地がメッシュ状になっており、より通気性が高くなっています。メリノウールの下着の入門編として非常に使いやすいタイプなので、導入を悩まれている方に試して頂きたいアイテムです。

 

 

Teton Bros.  Axio Lite Trunks

日本の尾州(一宮、羽島地域)で生産されているウール生地「AXIO」を使用したトランクス。Wool 53%, Poly 47%の生地はウールの繊維束の内部に化繊のフィラメントを交えて撚っている為、表面は非常に滑らかで耐摩耗性に優れています。AXIOの事をもっと詳しくご説明させて頂きたいのですが、非常に長くなってしまう為、過去のブログ(コチラ■)をご覧ください。

 

 

Axio Lite Trunksは、「ウールの良いトコロ」と「化学繊維の良いトコロ」を非常に高次元で融合させています。化学繊維の優れた吸水拡散性を持ち合わせながら、肌に触れるのはメリノウール繊維の為、汗によるベタつきを感じにくく快適に穿き続ける事が出来ます。加えて耐久性も高いので、山でも街でもとにかくウールが着たい!という方におススメなトランクスです。

 

 

現代は、服がとても安く買える時代です。下着も¥500で手に入れる事が出来ます。アウトドアブランドの下着が高価なのは、機能性を備えていたり素材自体が高額な事もありますがリサイクル素材を使用している事や、メリノウールを生産する為の羊が育てられている飼育環境、衣服を作っている方の労働環境にまで意識を向けているから。

 

 

私は昔、下着は外から見えないトコロだからあまり気を使っていませんでした。でも最近は「見えないトコロにこそ物事の本質がある。」と考えています。江戸っ子の間で流行った「粋」の感覚に近いかもしれません。拘りの詰まった下着を穿くと何だかシャキっとしてエンジンがかかった気分になるんです。高価なモノが多いので、全部一気に取り換える事は出来ませんが、プレゼントが切っ掛けで新しい価値観に触れられるのも素敵な事だと思います。

 

 

父の日のプレゼントにお悩みの方は、下着を候補にしてみては如何でしょうか。勿論、普段頑張っていらっしゃるご自身へのプレゼントにも。

本日のブログは松下がお届けしました。

 

先頭に戻る