3月になり、随分と日差しが暖かくなってきた。
それでも時折強く吹く風に寒さを感じる時もあるが、風を遮る場所にいれば気持ちよく春を感じる事が出来る。
いよいよ始まる鈴鹿の春山シーズン。
木々に芽吹く若葉の緑は、どの季節の緑色よりも本当に綺麗で、この季節に鈴鹿の山を歩くのが好きという方も多いと思います。
ほんの少しだけ肌寒さを感じながら、その新緑に包まれた山の中を柔らかい日差しを感じながら歩く。ただ、ここでやりがちなのがレイヤリングミスだ。
ついつい着込んでしまって、さっきまで気持ちよかったはずが、今は既に汗ベタ・・・。
そんな経験ありますよね。
今回のBLOGでは、この時期にオススメのレイヤリング方法とアイテムご紹介させて頂きます。
端境期のレイヤリングについて
この時期からの低山でのオススメのレイヤリングの1つとして、半袖とロングスリーブの重ね着があります。
と、言っても、よく山で見かける「長袖のベースレイヤーを着て半袖を重ねる」あの王道スタイルではなく、「半袖のベースレイヤーを着て長袖を着重ねる」パターンが本当にオススメ。
あの王道スタイル。山では多くの方がやっているし一瞬オシャレそうに見えるけど、個人的には、そんなにオシャレでもないと思っているし、何よりも非合理的なレイヤリングだと思っている。
非合理的と思える一番の理由は、歩いていて暑くなった時に出来る体温調整の幅が狭いという点。
ファーストステップとして、あの王道スタイルで歩いていて暑くなってきて出来る体温調整方法として「腕まくり」がある。
それでも暑ければ、セカンドステップとして長袖ベースレイヤーの上に着た半袖のベースレイヤーを脱ぎ長袖ベースレイヤー1枚になるというパターン。ただ、この場合大きなクールダウンが出来ない事が多く、たとえ腕まくりをしたとて、捲り上げた袖が貯まる部分は暑いし、最悪の場合、そもそも着てきた長袖のベースレイヤーが中厚手だったりしたら、それ以上大きな対象方法がなく、後はひたすら汗をかくしかない。
男性なら、このタイミングでトレイルから少しそれて長袖脱いで一度裸になり、一度脱いだ半袖を着るということも出来るが、女性はそうはいかない事が殆。
そこで、個人的にオススメしている、半袖のベースレイヤーを着てから長袖を着るパターン。このの場合、歩いていて暑くなってきたら王道スタイル同様にファーストステップとして「腕まくり」を行う。次に、それでも暑ければ長袖のベースレイヤーを脱げば「半袖スタイル」を作り出せる事が出来る。
こうやって言われれば、実に「普通」の事に思えるが、何故か「山歩き」の服装(レイヤリング)となると、多くの方があの王道スタイルをやりたがる。そして、その非合理的なレイヤリングに頭を悩ませている。
では、なぜ、多くの方があの王道スタイルをしたがるのか。
「多くの人があのスタイルをしているから」という方も多いと思うが、それよりも、「1枚で着られるカッコよくて機能的な長袖ベースレイヤーを持っていない」からと、言われる方も多いと思います。
ベースレイヤーとして端境期のミドラーとして and wander hybrid base layer LS shirt
and wander好きの方からしたら、既にお馴染みとなった「hybrid base layer LS shirt」
前身頃は、ストレッチ性と接触面を凹凸にして快適性をあげた布帛(フハク)を使用しており、脇下や後身頃は、吸水速乾性のあるメッシュを合わせた生地を使用しBAG等による背中のムレを軽減。
(左:前身頃の生地感 / 右:背中側の生地感)
一般的な化繊ベースレイヤーとは違い、特質の違う素材を適材適所に使ったハイブリット仕様は、見た目以上に使い勝手よい。
1枚で着用するは勿論だが、冒頭に書いたように、この時期は半袖ベースレイヤーの上に重ね着する事で、端境期のミドラーとしてもお使い頂けるし、秋口になれば、アクティブインサレーションのダイレクト系と合わせてオリジナルの行動着を作り出したりと、幅広いシーズンでお使い頂けます。
(脇下は汗の臭いを抑えるデオドラントステッチを使用)
メンズ・レディースアイテムを展開していますので、この時期のレイヤリングにお悩みの方は、是非、ご自身のラインナップに加えて見ては如何でしょうか。