この記事の概略として
汗をかいても快適なベースレイヤーをお探しですか
ランニングや登山では、そろそろ長袖の出番が少なくなります。そんな今の時期に合わせて、速乾性の高いノースリーブ、半袖のベースレイヤーをご紹介します。
また後半には、ノースリーブに興味はあったけども、なかなか試す機会がなかった方にもおすすめのレイヤリングやスタイルをご紹介します。
Flow Singlet■、Bearing Tee S/S■
(ノースリーブは腕を振ったり、上げる際に動きやすい)
今の時期、登山、ランニングは暑くて汗をかいてどうしようもない!、そう感じる方にはノースリーブをおすすめしています。汗をかいても袖が無ければ、腕周りにまとわりつくこともありませんし、脇の部分の風通しがいいため、かいた汗が乾くのも早くなります。
このモデルは、生地の素材を部分的に切り替えています。ザックによって蒸れて汗をかきやすい背中は、通気性の高い生地を使用し、肩の部分は縫い目をずらしてザックとのスレを防いでいます。
また別の側面として、山で使うウェアの汗の匂いが気になる方もいらっしゃるのではと思います。ウールのベースレイヤーを着ていけば匂いは気になりにくいですが、今度は汗の乾くスピードが遅くなるため、運動量が多いシーンでは速乾性の高い化学繊維を着たくなります。
こちらのベースレイヤーは、防臭効果の高い竹の繊維と抗菌・防臭加工(polygiene)を施したポリエステルを使用しているため、汗をかいた後の化学繊維特有の匂いを防いでくれます。
S/L Vent Speed Crew■
こちらは以前のブログでも紹介しておりますが、THE NORTH FACEからも速乾性の高いノースリーブがラインナップされています。
使用している生地にはメッシュ素材のものを使い、大小のメッシュホールを部位によって使い分け、通気性を高めたモデルです。
首元や、脇の部分は特に通気性が高くなっています。そこで気になるのが生地の透け感です。いかに涼しく快適でも、身体の形や肌の色まで極端に見えてしまうと、抵抗がある方も見えるのではないでしょうか。
このモデルの胴体の前部分は、他の部分と比較して意外と透けないようになっています。
また、こちらのモデルは半袖のラインナップもあるため、ノースリーブと好みでお選びいただければと思います。半袖でも通気性が高く、充分な涼しさ、速乾性を備えているモデルです。
こんなレイヤリングがおすすめ
《気温が低い場合や、運動量が上がらないシーンでずっと着続ける》
(身長165cm、体重55kg、Sサイズを着用)
ノースリーブのベースレイヤーと、以前のブログ■でご紹介したストレッチ性の高いBreez Hoodの相性は非常に良く、個人的にも出番の多い組み合わせです。ずっと着続けてもベタつかないので、昨年アルプスの稜線を縦走する際にも活躍してくれました。
サムホール付きなので、更に上からレインジャケットを羽織る際の袖通しもストレスフリーです。
《ノースリーブや半袖で行動+寒さを感じたらウィンドシェルを羽織る》
(身長165cm、体重55kg、Sサイズを着用)
こちらも、以前のブログ■でご紹介したウィンドシェルとの組み合わせです。非常にコンパクトなOMMのSonic jacket ■なら、ベースレイヤーのみでの行動中に寒さを感じたら、すぐに取り出して羽織ることができます。暑くなったらすぐ脱いで収納することができるため、体温をうまくコントロールできます。
撥水性もそなえているため、ちょっとした小雨にも対応できます。生地が非常に薄いため、雨に濡れた後に乾くスピードが早いのも特徴です。今からのシーズンではザックに忍ばせて持っていけば便利で、春先のハイキングや冬期のランニングなら行動中から着る事もできます。
《テクニカルアイテムでも、半袖シャツなら攻めすぎないスタイルに》
最近人気のスタイルである、山で着るシャツとの組み合わせでもノースリーブがおすすめできます。特に半袖シャツなら、袖口が開いているため露出を抑えながら、通気性も確保できます。
また、半袖シャツの下に半袖のベースレイヤーを重ねたときと違って、ノースリーブなら袖同士が重なり、もたつくこともありません。
当店の入荷分は今現在完売いたしましたが(2022年7月14日現在)、人気のアイテムである山と道の半袖シャツと合わせるのも非常におすすめです。
一見テクニカルなアイテムでも、シャツスタイルと組み合わせることで機能や快適性を犠牲にせず、カジュアルな攻めすぎないスタイルを楽しむ事ができます。
涼しく、爽やかに今の時期のアウトドアアクティビティを楽しむために、ノースリーブのベースレイヤーを活用してもらえればと思います。
投稿者:井戸田