北八ヶ岳デイハイク~C9 Loft Jacketとともに~ – 池と峠と小屋とガス


北八ヶ岳へデイハイクへ行ってきました。
今回はハイカーお姉さま2名と行くトリップ。
先々月のハイクの日(8/19)には同じく八ヶ岳の中央、
夏沢鉱泉やオーレン小屋周辺の天狗岳や硫黄岳をめぐるハイキングに行ったりしていて、
ここ最近八ヶ岳に呼ばれているような気がしています。

天気が心配でしたが、深夜には雨も止んでおり、濡れながらのスタートは回避。
このひと月ほどはずっと天気もよく、快晴続きで山が乾ききった状態でしたがこの雨で潤いが戻りつつありました。


亜高山帯の植生と木道、コケをはじめ、八ヶ岳エリアの持ち合わせるさみしさを
少し含んだ雰囲気にはかなり惹かれています。

コースは、八ヶ岳北部の麦草峠を基点として、その北側と南側の両エリアに点在する池や小屋を巡るルートを設定。


このエリアは縞枯れ現象で有名な縞枯山(2,403m)や茶臼山(2,384m)があります。

頂き物であるお手製のてるてる坊主のご利益があったのか、
縞枯山や高見石などの展望ポイントにおいては晴れ間にも恵まれ、
景色を目の当たりにすることが出来ました。

この日の気温は10度前後。
稜線に出ると風も吹き、じっとしていると、みるみるうちに体温を奪われていきます。

着用ウェアはHoudini C9 Loft Jacket(⇒)(166cm,59kg,Color:Summit Blue,Size:XS)
2年前に登場しインサレーションの新素材として話題となっている、通気性と速乾性能がよく、
それでいて適度な保温能力を兼ね備えたPolartec Alphaを使用したジャケット。
昨年はテストするタイミングがあまり無く、自分用としての導入を見送った類のアイテムでしたが、
今シーズンは体組成が変わってしまったのか、寒さを行動中に感じることが多くなっていたので、導入を決意。
ウールの半袖TとこのC9 Loft Jacketの組み合わせで丸一日行動。
着心地やHOUDINI特有の動きやすさ、気持ちよさは言わずもがな。
フィールドにいざ出てみると、意外なほどの防風性に驚きました。
前述のとおり風に吹かれるシチュエーションも度々あり、個人的に気にしていた、
通気性の良さから来るのではと思っていた風抜けは、問題ではありませんでした。
これまでの経験からその日の気温を考慮し、熱のこもりが生じることも含めて
半袖Tとレイヤリングしていたのもバランスよく作用し、快適。
今回は歩きでの使用で、さらに体温が上がるランニングのようなハイパルスアクティビティでの使用は
どの程度のものか、またの機会の楽しみにしたいと思います。
予想では、もう少し気温の低い5度以下くらいでのランニングなら、かなり快適になるのではないかと思っています。
後はベースレイヤーの選択次第で幅広いシチュエーションで使えるはずです。
C9は15年秋冬モデル(今季モデル)にてシルエットの変更があり、
前モデルより首まわり・肩まわりの余裕が出ています。
行動着として着たまま使用することなり、かつアウターとして使用の際でも
中に何枚も重ね着をすることはあまり考えられないため、ジャストサイズのチョイスがおすすめ。
生地はある程度ストレッチするため、自分もアームホールまわりに少々ハリ感を感じるものの、
行動する上では気になるレベルではありません。
自分の体格くらいがサイズ選びの境目となりそうです。
裾部分のドローコードやダブルジッパーなど、身体を冷やす原因となる停止した状態での
ミッドレイヤーの脱ぎ着をせずとも体温調節が容易となる、非常に優れた一枚といえます。
ウェアのレイヤリングもシンプルにすることが出来、
同程度の保温力を持ったフリース等を持つよりも荷物が軽量・コンパクトになるはずです。
実測354g(XSサイズ)。
ウインドシェル+行動着に使える薄手フリース+薄手ダウン。
この3種をたった一つのアイテムで兼ねると考えれば、
金額的にも重量的にも納得してもらえるのではないでしょうか。
しかしインサレーションといえども保温力を第一目的にしているわけではないため、
非常に暖かい、というわけではありません。
特性をよく理解した上での使用をおすすめします。

休憩時は上からハードシェルを着用し、さらに空気の層を作り出し保温を。
インサレーションも持ち歩いていましたが、この日は着用せず。
終始C9 Loft Jacketを脱ぐことはありませんでした。
ジャケットタイプで高めの襟を持つおかげで、冷えを感じやすい首周りを効果的にプロテクトできます。
フードが無いためにアウターとの相性も非常に良好でした。
グローブはPower Rist Gaiters(⇒)+TerraNova タフバッグ(⇒)

一つ目に訪れた縞枯山荘は残念ながら休業。

後で訪れた高見石小屋は営業しており、名物であるあげパンにありつくことが出来ました。これは美味い!
小屋では同行者にサプライズをも頂き、感動!
良い思い出となりました。

7時間程度の行動でしたが、濃密な時間を過ごすことが出来、非常に満足。
次は雪のついた八ヶ岳も訪れてみたいですね。
 

texted by ウェアリングに革新が訪れたキョヲヘイ

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