コンパクトでコストパフォーマンスに優れたミニクッカー – PRIMUS イージークックソロセットS

これ、実はいいんじゃない?と思うクッカーをご紹介!
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PRIMUS イージークックソロセットS (⇒)
ソロクッカーといえば最近はとかく軽いものが求められがちで、軽さで言えば今のところチタン製のものに勝るものはないのが現状です。
しかし、プリムスのクッカーはアルミ製。
重量では同クラスの他ブランド軽量ソロクッカーには勝てません。
チタンと比較してアルミが優れている点は、熱伝導性。
これに尽きます。
数字で言うと、チタンが約17に対してアルミは約220。(単位は省略)
この数字が大きいほど熱の通りが良くなり、約12倍以上となります。
ガスストーブやガソリンストーブを使う場合は出力も安定しているため、燃焼効率はそこまで気になりません。
しかし固形燃料やアルコールストーブ、ジェル燃料などを使う場合は火力も弱く、いかに効率よくエネルギーを伝えられるかという点がポイントとなります。
そのために風防を使ったりチムニー効果などの原理を利用して効率を上げる努力をしています。
そこでさらにアルミを使うとこの効率を引き上げる事が可能です。
いろいろ探してみた結果、このプリムスのクッカーはサイズ・容量共にいいところを突いてきていると思います。
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ポット容量は上部395(345)ml、下部630(550)ml。
ソロクッカーの中でもかなりコンパクトなモデル。
大きい方のポットは棒ラーメンやカップヌードルのリフィルタイプを作るのにちょうどいい大きさで、
アルファ米などを戻すためにお湯だけを沸かす場合でも、アルファ米2つ分約400mlとコーヒー1杯程度のお湯をまかなえる容量。
ミニポットはアルファ米一つ分とコーヒー一杯分をまかなう事ができるギリギリの容量。
一食分であれば絶妙な容量だと感じます。
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小型ガスカートリッジであればすっぽりと収まります。
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内部には容量目盛りも切られています。
水分量の管理がしやすいのはポイント高いです。
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個人的にしたい使い方は、ミニポットだけでの運用。
自分の普段の山行ではアルファ米やカップめんが多いため、必要なのはお湯が沸かせることのみ。
ためしに湯沸しに必要なものを放り込んで見ました。
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最も気に入ったポイントは縦長ではなく横長であること。
単体で使うことで横長のクッカーとなるため低重心で安定性に優れており、火のあたる面積が広くなることで熱効率の向上も期待できます。
TriPod Air (⇒)
esbitミリタリー3ヶ (⇒)
GSI テレスコーピングスポーク (⇒)
ライター
風防も入る余裕がありますね。
このコンパクトさはたまらない!
ライバルとしてEVERNEW チタンカップ400FD(約50g)がありますが、プリムスはサイズが少しだけ小さいとは言え68gで収まっており、実用に値すると思います。
ちょっと炒め物や調理をしたい時でも気を使わずに使えるのもアルミのメリットですね。
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また、自分愛用のsnowpeakチタンシングルマグ600の取っ手を外せばすっぽり収めることが可能です。
より軽量化を目指す人やコンパクト化を目指す人にはこんな組み合わせもアリかなと。
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メインポットにも600がこのとおりすっぽりと。
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さらに600がスタッキングできるということは、450、雪峰M200もスタッキングできたり。
なんだか目的がよく分からなくなってきましたが、単体でも活躍の場が広いアルミクッカーです!
こんないろんな組み合わせを考えているのが楽しいですね。
クッカーは自分にあった用途と水分量を吟味する事でコンパクト化・軽量化を進めることが可能です!
ぜひお試しを!

texted by 風邪ひいて絶賛鼻声なキョヲヘイ
cap4が着たくなってきました(⇒)

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