Share the Trails

こんばんは、飯田です。
今回は、商品紹介ではなく、トレイルを楽しむ方に大切なお話しです。
トレイルを楽しむ者として大事な事。
今年の7月に、名古屋のOutdoor Speciality MOOSEの石田さんからお話を頂き、全国各地で起こり始めている、ハイカーとトレイルランナーとのトラブルや、トレイルランナーのマナー周知について、今後自分たちでできる事はないかと、全国のショップやメーカーさまが集まりミーティングする機会があるという事で、そちらに参加させて頂きました。
とは言っても、ハイカーとランナーのトラブルは、ネットを始めいろいろな所で目や耳にするものの、実際に自分やお店が、そのような問題に直面していないだけに、何処か他人事であって、「鈴鹿を始め三重では大丈夫でしょう」なんて、思っていました。
でも、よくよく考えると、それは自分の耳やお店に届いていないだけ、実は既に起きている問題であったりすのではと・・・。
勿論、お店にトレイルランニングを始めたいとご来店頂いたお客様や、お店主催のトレラン イベント等では、マナーについてお話しさせて頂いているものの、その活動だけで全てをクリーンにするにはあまりにも時間がかかるのと、それよりも早いスピードでこの問題が大きくなっていく事に危機感を感じました。
そして、我々は「
Share the Trails」というグループを立ち上げ、このマナー問題について取り組むことを始め、より多くの方にトレイルを楽しむ喜びを知って頂ければと思っております。
今はまだグループとしてやらなくてはならない事も沢山ありますが、先ずはFacebookのページを立ち上げ、「Share the Trails」が目指すものとして、熱い思いを石田さんにアップして頂いております。
Facebookをされている方は、是非、リンク先の内容をお読み頂き共感頂ければ、シェアして頂いたり、Share the TrailsのFacebookページにいいね!をして頂ければと思います。
Share the Trails(

12004032_1683315471905228_1358696277752065299_n.jpg
また、Facebookをされていない方でも、少しでもこの活動をしって頂ければと思い、「続きを読む」より以下に、その内容を記載させて頂きますので、お読み頂ければと思います。


お店やメーカーさん、イベント主催者や雑誌媒体の方々、そして、全国の多くの熱いトレイルランナー方々など、持ち場立場関係なく、垣根を越えて皆さんでこの問題をクリアーにしつつ、継続的にこの事の大切さを伝えていく事が必要だと思っていますので、どうぞ、皆様のお力をお借り出来ればと思います。
 

「Share the Trails」が目指すもの

事の発端は地元愛知県の里山で起こったハイカーとランナーのトラブルでした。詳しいトラブル原因は分からないものの、一部のハイカーから行政にランナー排除の要請があり、ひとまずの対策としてランナーへ注意喚起するための看板が登山口などに立てられる事となりました。

身近なエリアで現実的にトラブルが起こってしまった事に少なからずショックを受けると同時に、自分達の遊び場を守るためには、このまま傍観しているだけでなく、何かしら行動を起こさなければならないという思いを強くしました。

そしてこれまでもトレイルランニングに関わるショップとして、山でのマナーやトレイルランナーとしてハイカーに配慮する事の重要性を訴えてきましたが、この出来事はマナーの周知が行き届いていない現状について改めて考えさせられるきっかけともなりました。

マナーをより広めるために何をすべきか考えていた時、以前ネット上で目にした四国のNPO『SSER(四国スポーツ環境リレーション)』が作成したマナーブックの存在を思い出し、まずは同様のマナーブックを作成して地元の里山を走るランナー1人1人の手元に届ける活動から始める事にしました。

ただ、実際に行動を始めるにあたり、その活動を良い形で継続し広げていくためには、同じ意識を持つ全国のショップ、メーカー、メディア、NPO、プロランナー、レース運営団体の方々にも知恵と力を借りて一緒に活動を進めていく方が、個々に活動するよりも遥かに大きな影響力が生まれ、多くの人々にメッセージを伝える事が出来るのではないかと考えました。

そこで、まずは繋がりのあるショップやメーカーの方々に集まっていただき、活動について相談したところ、やはり皆さんが共通する考えや活動に関するアイデア、実際の活動経験をお持ちだった事で、予想以上に話は早く進み、その日の内にこのグループが立ち上がりました。そして、この活動とグループの志を表すのに最適な名称として、NPO『SSER』と『MMA(Mountain Martial Arts)』が発信した「Share the Trails」を採用する事に決定。

これがグループ発生までの経緯です。

「Share the Trails」としてまず最初に進めていく活動が、前述した「山でのマナー」を改めて伝える事。

なぜ、これだけ日本各地でハイカーとランナーのトラブルが起こり、その都度マナーの大切さについて言及されているにも関わらず、トラブルが後を絶たないのか。大きな要因としては、この数年の爆発的なトレイルランニング人気により、身近な里山トレイルにも様々なタイプのランナーが増加している現状があります。

それは経験豊富なトレイルランナーだけでなく、今まで山に行った経験の無いトレイルランナーであったり、トレーニング目的のロードランナーやトライアスリート、SNSで知り合ったランナーが集まった多人数グループであったりします。

一昔前と違い、トレイルランニングは誰にでも気軽に始められる遊び、スポーツとなりました。コースや装備に関する情報が欲しければ、ネットやSNSを通じて簡単に手に入る時代です。その気になれば、明日にでもすぐに近郊の山へ走りに行けてしまうでしよう。

しかしその段階で、山に入る上で必要な知識としてマナーに関する事を自ら調べる人がどれだけいるでしょう? ひょっとしたら、マナーが存在する事すら知らないまま山を走り始める人がいるかもしれませんし、マナーの存在を知っても、どこか他人事に感じてしまう人がいるかもしれません。知っている側からすれば常識的に思えるマナーであっても、最初は誰もが知らない事なのです。

我々も初めは、山へ連れて行ってくれた先輩や仲間達から教わったり、プロランナーの講習会、メディアを通じて山でのマナーを知る機会に接したりしてきました。

しかし気軽にトレイルランニングを始められる今となっては、山のマナーを教えてくれる人との接点を持たないままでトレイルランニングを始める人も多く、それはこれからも増える可能性があります。
そういった人達にもマナーについて知ってもらうきっかけや機会をできる限り多くつくる事が、今後はより一層必要となります。

多くの方に話を聞いてみても、「自分の周りにマナーの低いトレイルランナーはいない」と言う方がほとんどです。それはこれまで様々な形で行われてきたマナー啓発の活動が上手くいってきた事の証明でもあり、その結果として日本のトレイルランニングコミュニティーは成熟し、一般的にマナーの意識も非常に高いレベルにあると思います。

ただ、そのコミュニティーの外側にいる人々には、山も公共の場所であるという意識やマナーの大切さがまだまだ上手く伝わっていないのではないか?そうした人々にメッセージを伝えていくためには、全国のアウトドアショップをはじめ、大手のスポーツショップやランニング業界、トライアスロン業界などとも連携して、これまでとは異なるアプローチも必要となるでしょう。

今、こうした問題に対し本格的に向き合わなければ、日本各地のトレイルでハイカーとランナーのトラブルは増え続け、地域によっては実際に里山からランナーが排除されてしまう事態も起こり得るでしょう。それは決して他人事では無く、そうしたネガティブな動きは他の地域にも悪い影響を与えてしまうはずです。そうなる前に行動を始めなければ、誰もがいつか自分の遊び場を失う可能性があるのです。

トレイルランニングを一過性のブームではなく文化として根付かせるためには、今後も様々な問題に対処していく必要があり、継続的な活動が必要です。団体や協会のような大きな組織の活動だけではなく、地域ごとの地道な取り組みも必要不可欠です。さらに地域の枠を超えてお互いが支え合うためには、「Share the Trails」が懸け橋となり一緒になって、これらの活動に取り組んでいく必要があります。

山はハイカーだけの物でも、トレイルランナーだけの物でも無く、そこで遊ぶみんなの物であり、誰もが気持ち良く楽しむためにはお互いを思いやる気持ちが何より大切です。

トレイルを共有し、マナーを共有し、楽しみを共有する。
それが「Share the Trails」の想いであり、目指すところです。

Share the Trails 石田 啓介

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Scroll to top