凌 SHINOGI のおススメアイテムその壱。

低山にフォーカスした機能性と「和」を感じるデザインにコアなファンが多い凌。

森林限界以下の日本の山を歩き、四季を感じる為には雨風を過剰に防御するのではなく、状況を受け入れて対処する。自信がどのような道具を用いて工夫すれば十分凌げるかを知る。そうすれば自ずと足るを知る事が出来ます。そういった考えのもと、創造されているのが凌の道具達。

本日は、その中でも私が個人的にオススメなアイテムをご紹介させて頂きます。

 

ハヲリモノ octa

今や人気の素材となった帝人のocta。元々はウェアの中綿素材として開発された物ですが、それを剥き出しにしてしてまったアイテム。発売当初はこの使い方が非常に斬新で驚いたのを鮮明に覚えています。勿論、発売時にすぐゲットして日常から山まで活躍してくれています。

 

写真上部が生地の表面、下部が肌面となっており、表面はメッシュ状ですが裏面は細かく起毛しています。この構造により、ウィンドシェルやハードシェルを重ね着した際に引っ掛かりが生まれにくくなっています。

 

生地自体が非常に軽量で薄い為、通気性も抜群。単体で着用していると少し風が吹くだけでスーっと空気が動いているのを感じられます。故に上手くレイヤリングに組み込む事でオールシーズン活躍するアイテムとなり得るのです。

 

 


【モデル身長:163cm  体重:55kg  Size:M  Color:墨色を着用】

 


【モデル身長:163cm  体重:55kg  Size:M  Color:璃寛茶を着用】

袖丈は八分になっているので、少し大きめに着用しても違和感がありません。私の体格ではSサイズがジャストですがMサイズで少しゆったりに、袖丈が九分になるぐらいを好んで着用しています。首と手首が出ているので微妙な体温調整がしやすく、重量も120g~130g程度と非常に軽量な為、パックに忍ばせておく機会が非常に多いアイテムです。冬はウィンドシェルと重ねてアクティブインサレーションとして使用したり、春秋は休憩中にベースレイヤーの上から着ておけば汗冷えを防ぎつつベースレイヤーの水分を吸い上げてくれるので、乾きが速くなります。夏場は保温着を持っていくか迷う低山での遊びでお守り変わりとして携帯。もちろん、今時期の普段着としても着用しています。

こういった具合に、なんだかんだで年中活躍してくれるのがハヲリモノoctaなのです。

そして、もう一点。私が愛用しているアイテムをご紹介させて頂きます。

 

ハカマスカート

読んで字のごとく、ハカマのように見えるスカート。スカートと言えば女性が着用する物というイメージがありますが、ハカマスカートは男女兼用。是非、男性にも穿いて頂きたいアイテムです。前後にプリーツを入れることで裾巾+約 60cmも広がるので足上げが必要な場所や広い歩幅が必要な場所も凌ぐ事が出来ます。そして、今季から生地素材が変わった事により、通気性がアップしました。

 

 

さらに裾の中央にスナップボタンを付ける事で、強風時のバタつきを抑えられるようになっています。過去のブログ(コチラ■)でもご紹介させて頂いているのですが、薄手のソフトシェルパンツ等と合わせて頂くと非常に便利。上半身のレイヤリングは色々あっても下半身は以外と少ないので、気温の上下動が激しい今時期にもハカマスカートが活躍してくれますよ。

 


【モデル身長:163cm  体重:55kg  Size:M  Color:千歳茶を着用】

 


【モデル身長:163cm  体重:55kg  Size:M  Color:横縞 褐色

を着用】

シノギングの正装アイテムの一つであるハカマスカート。少し尖ったアイテムなので、「自分には似合わないんじゃ…。」と敬遠される方も見えますが一度穿いてみて下さい。思っていた以上にしっくりきますよ。何よりも、このハカマスカートをなびかせながら山を歩いている姿が格好良いんです。日本文化を反映させた衣服を身にまとい低山を歩いていると、自分が少しタイムスリップしたようなワクワク感もあったり。さらには山の中に隠れている歴史を探してみたり(古い砂防ダムとか…)するのも楽しみの一つ。

人によって暑さ寒さの感じ方が異なる様に、山で感じる楽しさも十人十色。先日のNEWS■でもご案内しましたが、5月14日に春のシノギングを開催致します。また募集案内を別でご案内させて頂きますので、興味のある方は是非。

本日のブログは松下がお届け致しました。

 

 

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