寒がりだけど暑がりな方におススメ Teton Bros. Climatic Bib Pant SE

Teton Brosの冬用ビブパンツと言えばTB Pantが人気ですが、個人的におススメなビブパンツがあるんです。それが上記の写真のパンツ。Climatic Bib Pant SE なのです。使用されている防水ファブリックはTB Pant同様「Tasma」になるのですが、使用想定シチュエーションが異なるのでカッティングが大きく変わります。

 

 


【モデル身長:163cm  体重:55kg  Siza:S を着用】

バックカントリースキーやスノーボードでの着用をメインに作られているTB Pantに対して、Climatic Bib Pantはアルパインを意識した作りとなっています。もっと簡単に表現すると、BCだけでなく登山シーンでも使いやすくしたビブパンツという事です。故に、稜線を移動中に受ける風の影響等を考慮してTB Pantよりも細身のシルエットとなっており、雪山用登山靴との相性も良くなっています。

 

 

裾内部に付いているスノーカフはベルトで絞れるようになっており、登山靴に合わせてフィット感の調整が可能。

 

 

負荷がかかりやすい裾の末端とアイゼンが当たりやすい内側は耐久性に優れたスーパーファブリックを使用しています。この点はTB Pantも同様ですが、裾回りのスッキリ感がかなり変わります。ボードブーツやスキーブーツと比べて雪用登山靴はボリュームが無いので裾部分は狭くなっており、これによりアイゼンも引っ掛けにくくなっているのです。

 

 

ボードやスキーブーツを着用する際には、サイドファスナーを開けます。この状態がTB Pantの裾幅と同じになるのでボリューミーなブーツにもちゃんと対応可能。登山だけでなく、BCシーンでも活躍出来る機能を持ち合わせています。

 

 

相当ボリュームのあるブーツで無ければ、裾を被せた後にジッパーを閉める事が出来ます。生地が張って足回りが窮屈になってしまいそうですが、Tasmaの優れたストレッチ性により足回りの張り感は全く感じません。

 

 

収納スペースは、全部で3カ所。胸元に小物入れスペースが1カ所ずつ。行動食を入れておいたり、湿ってしまったインナーグローブを体温で乾かしたい時に便利なサイズ。

 

 

そして右太腿に一カ所。生地にマチが取られているので、ビーコンの様な厚みのある物を入れても足の動きを妨げにくくなっています。また、旧TB Pantにはポケットの底部にスパーファブリックが使用されていたのですが、Tasmaになって生地の耐久性が向上した為、補強が不要となりました。その分、軽量化と動きやすさに繋がっています。

 

 

前ファスナーはダブル仕様になっているのでおトイレの際も楽々。お尻回りにレインボーファスナーは付いていませんが、ハーフビブタイプなので手こずる事は無いと思います。

 

 

ウェスト回りはベルクロで止められるようになっており、少しユッタリ目にウエスト幅を持たせる事で物理的に換気が行えるようになっています。低温化で体温を保持したい時はウェストを絞っておき、行動中にウェア内の空気を動かしたい時は緩めて隙間を作る。その時々に合わせて調整出来ます。

 

 

そして、ウェスト部分と合わせて大きな換気能力を発揮するのがサイドのベンチレーション。Teton BrosのTasmaを使用したパンツの中では最も大きなベンチレーションを備えているので暑がりさんでも問題ありません。元々、防水通気素材と呼んでも過言では無いほどTasmaは透湿性に優れているのですが、気候やペースによってはオーバーヒートしてしまう事も。そんな時には、この大きなベンチレーションがとてもありがたいんです。特に私の様な「寒がりだけど暑がり」というややこしい要求にバッチリ応えてくれるビブパンツと言えます。

 

 

トップスに同色のTsurugi Jacket KB を合わせてみました。実は今季、Climatic Bib Pantを既に装備に加えているのですが….着るとダメですね。Tsurugi Jacketも合わせて欲しくなってしまう…。上下Tasmaのセットアップは、今までゴアテックスアイテムを愛用されてきた方にとっては生地の柔らかさに不安を感じてしまうかもしれませんが、着てみると思っていた以上に安心感を感じられますよ。

 

 

何よりもソフトシェルに匹敵する動きやすさは感動ものです。足の上げ下げは勿論、しゃがんで作業をしたりする時にもノーストレス。

 

 

スキーで大きくターンをした時に生じる身体の捻じれにもしっかり追従してくれるので、細身でも全く問題ありません。高透湿素材なので、爆風を受けた時にウェア内の空気が動くのを感じる事もあるかもしれませんが上手にレイヤリングしてあげれば大丈夫です。Hoback Knee Pant 2.0 を下に穿いたり、過去のブログ■でもご紹介させて頂いたNORRONAのfalketind thermo40 shorts を上から重ねてあげたりして調整すればより快適度を上げられます。

私は、今まで雪山登山とBCスキー、スノーボードでは雪山での行動範囲や動きが違う為、ハードシェルは分けた方が良いと考えていました。しかし、Climatic Bib Pantの様な両刀使い出来るアイテムの登場により一つのアイテムの使用幅が大きく変わってきています。私の使用想定シーンは、主に鈴鹿山脈の雪山登山とゲレンデスキーやBCスキー。この幅を一本でこなせるビブパンツは、まさに理想の一本。しかも体温調整がかなりしやすいので、好天だと暑くなる低山の雪山遊びにはピッタリ。雪山用ハードシェルパンツでお悩みの方は、一度ご試着してみて下さい。ただし、Tsurugi Jacket KB とセットアップの試着はお気を付けください。絶対両方欲しくなってしまうので….。

 

本日のブログは松下がお届け致しました。

 

 

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