こんなテクニカルフリースを待っていた!patagoniaの2020年から発売される「R1エア シリーズ」

今回のBLOGでは、明日からmoderete店頭で発売が開始される、patagoniaのレギュレーター・フリースの新作「R1エア」についてご紹介させて頂きます。

尚、販売スケジュールについては、NEWSページ()にてご案内させて頂いております。詳細についてはそちらページをご確認下さい。

 


僕にとってのR1とは。

僕がpatagonia製品の中で、初めてテクニカルなアイテムとして所持したのがおそらくレギュレーター フリースの「R1(アールワン)」だと記憶する。

R1を初めて手にした当時、ゲレンデスノーボーダーだった僕にとっては、レイヤリングという概念があまりない中で手にしたR1というフリース。その頃の僕にとってフリースと言えば、patagoniaのシンチラスナップTのようなクラッシクな生地感のタイプや、レトロXのようなモコモコした毛足が長いモノ、はたまた、ユニ○ロなんかで売られているような、直ぐに毛玉になる粗悪なモノのイメージしかなかった。

そんな僕の手元にR1フルジップが加わったのは2012年の事だった。


(2012年に買ったR1は、今でこそフィールドで使う為の現役では無くなったものの部屋着等でバリバリ活躍中)

その頃の僕には、フリースに対するイメージ(勝手な定義)があった為か、初めてR1を見た時に、表面がツルっとしてジャージみたいだし、肌面はまるでキャラメルのような凸凹していて、その隙間がなんだか寒そうとだし、これもフリースと言わるアイテムなんだと思った事を覚えている。

そして、「フリース=安くて温かい服」の印象があった僕にとって、「フリースにこの価格か・・・・。」と思ったけど、今でも使えている事を思えば十二分に元を取れているし、価格以上の価値が生まれたと思っている。

初めてR1を手をしてから、しばらくの間、僕にとっての冬のレイヤリングアイテムと言えば常にR1であった。今でこそ、色々なブランドから沢山のフリースが発売され、更に技術の進歩もあり色々な新しいフリースやインサレーションが生まれ使用しているが、それでも、変わらずR1は多くの方から愛されているし、僕も今でも好きである。

そんな、R1(レギュレーター・フリース)に2020年秋冬から新しいシリーズが加わった。それが、「R1エア」

 


こんなテクニカルフリースを待っていた!
patagoniaの2020年から発売される「R1エア シリーズ」

R1と言えばフリースの内側がグリッド状になっており、そのポコポコした四角い部分に溜められるだけの熱を溜めつつ、余分な熱はその隙間から排出。また、その隙間を使って外気を衣服内に取り込み、空気循環(ベンチレーション機能)を高めているのが大きな特徴のヒトツ。

このベンチレーション機能のお陰で、「ベースレイヤー+R1」で行動している時は、無駄な熱を排出しながら程よく外気を衣服内取り込み行動中のオーバーヒートを軽減してくれる。その一方で、「ベースレイヤー+R1+ウィンドシェル or ハードシェル」と、R1の上に空気循環を制限するシェルを羽織ることで、一気に保温力を高める事が出来る。それとと同時に、そのレイヤリングの状況下でオーバーヒートになり出しだ時には、羽織っていたアイテムのメインジッパーやベンチレーション等を開ける事で、R1のグリッドの隙間からオーバーヒートした熱を放出すると同時に、一気に外気を身体に近い所まで送り込む事が出来る為、素早いクールダウンをする事が可能である。


《R1の生地:6.9オンス・ポーラテック・パワー・グリッド・リサイクル・ポリエステル93%/ポリウレタン7%。ハイキュ・フレッシュ耐久性抗菌防臭加工済み。》

 

そのR1の構造を保ちつつ、よりベンチレーション効果を高めたのが今期から新たに発売されるR1エアだ。

R1が四角いグリットで生地が構成されていたのに対して、R1エアは空気の通り道をより多く確保する為に、その隙間をギザギザにする事で空気の通り道の面積を確保している。よって、今までR1では少し熱いと感じていた方には、このR1エアがより使いやすいポジションに感じるのではないだろうか。


《R1エアの生地感:中空糸を使用した5.7オンス・リサイクル・ポリエステル・ジャカード・フリース100%。ハイキュ・フレッシュ耐久性抗菌防臭加工済み。》

 

実際、今までpatagoniaのミッドレイヤーをみた場合、R1より保温力が必要な時に使えるR2等のミドラーが存在したが、逆にR1では少し熱いと思った時にR1以下のミドラーの選択肢が少なく、ベースレイヤーとして販売されているキャプリーン・サーマルウェイトまで薄くなってしまっていた。

勿論、これらを解決するポイントは、何もミドラーだけではなく、ベースレイヤーの厚さを変えることで調整出来ていたわけだが、とは言え、優秀なR1よりもベンチレーション効果が高いR1エアの登場は、その選択肢を広げると同時に非常に頼もしい存在になる違いない。

 


あなたはどのスタイルを選ぶ?

R1エアは「クルー」「ハーフジップ」「フルジップ・フーディー」と3つのタイプが発売されている。基本的な生地の構造は変わらないが、着用シーンやスタイルによってデザインを選ぶことが可能。

 


R1エア・クルー

個人的には、3つのR1エアシリーズの中で一番カジュアルな要素が強いのではと思う。一昨年頃から発売され非常に人気の高い Los Gatos Crew(→)のようなフワフワとした毛足のような可愛らしさは無いものの、このギザギザ加工がその役割を十二分に補っており非常に良い印象を受ける。

 

もし、R1エア・クルーをタウンユースで使うことを軸足に考えた場合、好みのシルエットにもよるが、僕個人的にな感覚で言えば、少しルーズ感があるシルエットが好きな事もあって、通常であればpatagoniaのMサイズを選ぶところを、R1エア・クルーに関しては1サイズアップのLのサイズを選ぶと思う。ちなみに、ルーズ感が苦手な方は、通常のパタゴニア製品を選ぶサイズで問題ない。

《サイズ比較》

左:Mサイズ着用 / 右:Lサイズ着用(179cm / 67kg)
※クルータイプのみ、他のR1エア製品に比べほんの少しだけ胸周りが細いように感じた。)

 


R1エア・ジップネック

クルータイプがカジュアル感が強めなのに対して、このジップネックタイプは、3つの中で最もフィールド色が強いアイテムではないでしょうか。

クルータイプとは違い、襟が首を覆う事でこれからの寒い時期には体感を温めることが出来るので非常に頼もしいアイテム。また、ジッパーはみぞおち辺りまであるので熱くなった時は、ベンチレーションとして使用する事が出来ます。


(179cm / 67kg / Mサイズ着用)
※このアイテムに関しては、フィールドで使う事が多くなりそうなので、個人的には通常通りMサイズを選びます。

 


R1エア・フルジップ・フーディー

3つの中で、街でもフィールドでもと幅広いシーンで活躍してくれるアイテム。唯一、お腹部分にハンドポケットが配されており、羽織り物として着用した際に非常に便利。また、スキューバータイプのフーディーは、ヘルメットの下やキャップの上からと、色々なスタイルで被ることが出来る。フルジップだけあって、ジッパーを開いた状態でも着用が可能な為、着用シーンの広さにプラスしてジーズンも長く使うことが出来るの有り難い。


(179cm / 67kg / size:M)
※このアイテムは、街でもフィールドでも着たいため、個人的には通常のパタゴニアサイズ(Mサイズ)を選びます。

 


販売について

2020年秋冬シーズンは、R1エアをお取扱い出来るパタゴニアディーラーで全国でも一部店舗プラス直営店のみとなっており、なかなかお目見えする機会も少ないと思います。また、当店moderateでは、明日(11/20(金))より店頭先行で販売させて頂き、通販での販売は、11月24日(火)19時より開始となります。

遠方の方には、ご迷惑をお掛けしますが、予めご了承下さい。

今年は冬は、このギザギザと共に楽しみましょう!

投稿者:飯田

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