2レイヤーから3レイヤーへ!新しくなった patagoniaのTorrentshell(トレントシェル)

新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために夫々の国で色々な対策がなされていますね。その対策ををみていると、その国が本当に自国民を守る為にやっている対策と、大人の事情だけで色々と顔色を伺って、都合の良い対策をやっている国と明らかに差が出ているように感じます。

オリンピックが開催される日本。

個人的には、海外から開催の延期や中止を求められて判断するよりも、開催国の責任として早めに延期等の対応策を表明するような、勇気ある決断をして欲しいと思っています。

兎に角、報道規制を敷いて、あたかも新型コロナウィルスが沈静化したような振りをするような、恥ずかしい事はして欲しくないと願うばかり。


2レイヤーから3レイヤーへ!新しくなった patagoniaのTorrentshell(トレントシェル)(→

今まで、2レイヤーだったpatagoniaの代表的なレインウェアー【 Torrentshell(トレントシェル)】が、この春夏モデルからモデルチェンジをし3レイヤーになりました。(→

 


そもそも2レイヤーとは?3レイヤーとは?

世の中には色々なレインウェアー(ハードシェル)がありますが、そのレインウェアーが作られている生地の構造をざっくり分けるとすると、2レイヤー(2層・2.5レイヤー・2.5層)と言われる構造で作られて生地と、3レイヤー(3層構造)と言われる構造でつくられた生地とに分ける事が出来ます。

実は、レインウェアー(ハードシェル)と言われるウェアーの多くは、1枚の薄い生地に見えて幾つもの層に分かれているモノで作られています。

ちなみに、上の画像は、今回patagoniaのトレントシェルが3レイヤーになった事の案内として、オフィシャルのホームページで紹介されている画像になります。

次に、簡単にそのレイヤー(層)の説明をします。

 


レイヤー(層)の説明と役割

≪表面生地(表面素材)≫

表面生地とは、一般的にウェアーの表面に見えるナイロン生地の部分になります。

このナイロン生地は、主にウェアーの強度や重量を左右する事が多く、ウェアーの強度をアップさせる為に高いデニール数のモノを使用したり、最小限のデニール数のモノを使用する事で、軽量化やしなやかな着心地を狙ったりする事がなされている事が多いのです。

よって、雪山登山用のハードシェル等は、強度等を必要とする為、表面生地のデニール数が高くウェアーとしてもゴツくガシガシしたモノになり、それに比べ、レインウェアーは、コンパクト性や傾向性を優位に考え、デニール数が低めのモノを使う傾向にあります。

≪メンブレン≫

通常であれば殆ど見ることが無い層になるメンブレン。このメンブレンが、レインウェアー(ハードシェル)の防水・防風性能や透湿(通気)性を大きく左右する、言わばレインウェアー(ハードシェル)の核となる重要な層になります。

このメンブレンには、各社オリジナルのメンブレンがあったり、素材メーカー(GORE-TEX・e-vent・NEO SHELL等)のメンブレンが使われていたりします。

ちなみに、素材メーカーのメンブレンを使用する場合、その多くに素材メーカーが設けた厳しいレギュレーションがあり、そのレギュレーションをクリアしたモノだけが製品化されます。よって、例えば商品にGORE-TEXの下げ札等が付いていれば、ブランドが違えども一定の品質をGORE-TEXが保証しているようなカタチとも言え、そのような意味でお客様は“安心・信頼”を感じ商品を購入する事が出来たりします。

今回ご紹介しているトレントシェルには、patagoniaオリジナル防水透湿性素材のH2NO(エイチ・ツー・ノー)、水の元素記号に対してNO(ノー)を足したような造語的なネーミングのメンブレンを使用しています。

≪裏生地(うらうち)≫

上で紹介したメンブレンは、汗や皮脂、摩耗等の外的要因対して強くありません。外側の外的要因は、表生地のナイロンがメンブレンを保護してくれますが、裏側(身体側)の外的要因は、何かの方法でそのメンブレンを保護する必要があります。

2レイヤーと言われるような生地は、そのメンブレンの保護をウレタン系の膜(プリントのようなコーティングっぽい感じ)で保護し、3レイヤーと言われる生地は、織りや編まれた生地でメンブレンを保護しています。

上の写真の左側が今回新しく登場したTorrentshell 3L Jacketの裏地になり、右側が旧Torrentshell Jacket(2レイヤー)の裏地になります。

今回のTorrentshell は、この裏生地がポイントになっているのです!

 


結局、3レイヤーが良いの?2レイヤーが良いの?

一般的には、2レイヤーよりも3レイヤーのが良いとされる事が多いです。

理由としては、2レイヤーのウレタン系のコーティングは、どうしても肌触りからして少しペタペタした感じがあり、そのペタペタ感から想像出来るように、衣服内の【蒸れ】がこもりやすい事があります。

一方、3レイヤーは、裏地そのものが編みや織りで出来た「生地」であり、肌触りもサラサラと気持ちよく、【蒸れ】もその生地の間から抜けやすく、蒸れにくいとされています。

これらの事より、一般的には2レイヤーよりも3レイヤーのが良いとされる事が多いわけです。

しかし最近では、もしウェアーの裏地が濡れてしまった場合、3レイヤーの裏地の生地が水分を吸ってしまうと乾くまでに時間が掛かるのに対して、2レイヤーのウレタン系のコーティングが水を含みにくいという特性をから、最悪、タオル等で濡れた部分を拭くだけで、短時間で復活させられるというメリットが見直されたりもしています。

また、2レイヤーの裏地が「ウレタン系のコーティング(プリント)の重量」に対して、3レイヤーの裏地に使用される「生地の重量」の方が重たくなる傾向があり、ことウェアーの軽量化だけを考えた場合、2レイヤーの裏地処理の方が軽量化しやすかったりする場合もあります。

あと極稀に、2レイヤーが蒸れる事を逆手にとり「温かさ」として利用する方もおり、2レイヤーのデメリットと思われる部分をメリットとして考えるパターンもあり、僕たちも厳密に2レイヤーと3レイヤーのどちらが優れているかという質問に対して、正直、甲乙つけがたいと思っています。

ちなみに、この春夏から登場するTorrentshell 3L Jacketと旧Torrentshell Jacket(→■:只今セール中)の重量を比べると、3レイヤーの方が少し重たくなり、収納時の嵩張りが出ている事は否めません。


(Torrentshell 3L Jacket / Mサイズ)


(旧Torrentshell Jacket / Mサイズ)(→■:只今セール中


(中:Torrentshell 3L Jacket / 右:Torrentshell Jacket)

ここまでだと、まるで新しいトレントシェルが、あまり良くないように思われるかもしれませんが・・・・。


個人的にはやっぱり3レイヤーは「快適」だと思います。

ウェアーやギアは、使用する人がそのアイテムに何を求めるかによって良し悪しの判断がなされると思っています。言い方を変えれば、ウェアーやギアを使用するにあたって、人は【ストレスとして感じたくないポイント】に優劣があって、その優劣がある一定以上がクリアーされてストレスを感じなければ、結果、その人の中でそれが「快適なアイテム」となると思っています。

レインウェアーに求めるストレスとして感じたくないポイント、すなわち「快適」を求めた場合、多くの方が、「蒸れたくない!」と、言うポイントが上位に来るのではと思います。特に、日本の高温多湿の環境下で着用するのであればなおのこと。

もし、蒸れにくい事で快適性が上がるという人であれば、有名な高級素材メーカーの防水透湿性素材ではないものの、トレントシェルが3レイヤーになった事での透湿性アップは非常に大きく、さらに、旧トレントシェルからあった脇下のベンチレーションが健在となれば、ダブルで「快適」を求められるのです!

また、2レイヤーのコーティング系の裏地は、3レイヤーの裏地に比べて日本のような高温多湿の環境下では【加水分解】がしやすいという問題もありました。(昔に比べば、2レイヤーの裏地も本当に加水分解しなくなりましたが!)

Torrentshell が3レイヤーとなる事で今までよりも加水分解をする確率が減り、結果、1つのアイテムでより長く使えるという『新しい快適』がTorrentshell  Jacketに加わりました。そして、その新しく加わった快適は、環境にも拝領されたモノ作りをするパタゴニ・イズムで具現化されたモノであり、よりパタゴニアらしいアイテムなったのではないでしょうか。

 


街着のアウターとしても使う人も増えるでしょう。

今までの2レイヤーだったトレントシェルも街着のアウターとして着られる方が非常に多かったのですが、どうしてもあのウレタン系の裏地が見るからにカッパ感が強くなるのでNGと言っていた方や、裏地の部分の肌触りや着心地がイマヒトツ敬遠していた方も、3レイヤーになった事でより使ってみたいと思われる街着ユーザーも増えるのではないでしょうか!?


(179cm / 66kg / size:M)

 


勿論、ジャケットだけではなくパンツも3レイヤーになっています。(→

実は、トレントシェルのパンツって、moderateの中では隠れベストセラー商品。

理由としては、レインパンツはジャケットに比べて、転倒時や岩や草木などで引っ掛けて破れてしまう危険性が高く、有名な高級素材メーカーで作られたちょっとお値段のするレインパンツを買うよりも、気軽に使えるトレントシェルのパンツをガンガン使う方が多いのです!それと、人によっては、レインウェアーのパンツって割と使用回数が少なくザックの中でお留守番する時間が長いので、使用頻度からみても、買いやすいのが良いという部分から隠れベストセラー商品となっているのです。

そして、今回ジャケットが生地変更した事で、隠れベストセラー商品のトレントシェル パンツも3レイヤーに変更。

シューズを履いたまま脱ぎ穿きがしやすいように裾から膝上まで開閉する2wayジッパーは、ジッパーを上から下ろすことでベンチレーションとしても使用できる優れモノ。

ちなみに、moderateでは、日本人体型にフィットする、ショート丈(→)をご用意しています。(これも、隠れベストセラーになる理由のヒトツかも!)


(179cm / 66kg / 上下共にMサイズ着用)

 


そして、忘れてはいけません!
表面素材がリサイクル・ナイロン100%という事とフェアトレード・サーティファイドの縫製を採用という事を。

着る人に快適を感じられる優しい製品は、環境にも生産者にも優しいモノとして、表面素材がリサイクル・ナイロン100%のモノを使用し、またフェアトレード・サーティファイドの縫製が採用されており、パアタゴニアを代表する製品トレントシェルだけあって、本当にパタゴニアらしいアイテムに仕上がっていると思います。

自分にとって何が快適かを考え、もしそれが一致するのであれば、胸を張ってこの春からは新しくなったトレントシェルを着てみませんか!

投稿者:飯田

 

 

記事内でご紹介した商品はこちら







旧Torrentshell Jacketはこちら


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