寒いけど、分厚いダウンジャケットを着る程でもない。かと言ってフリースだけでは風が吹くと寒いし、ハードシェルを重ね着すると暑くなりそう。今年の冬は暖かい日もあって服選びが難しいところ。「何を着て出かけようか…。」そう困った時に便利なウェアをご紹介させて頂きます。
この記事の概略として
patagonia Men’s Quandary Jacket ■
今日の天気は午後から下り坂。そんな時でも気にせず着られる、防水性/透湿性を備えた多用途型ジャケット。メインの使用はタウンユースですが、低山のスノーハイクや低温化でのフィッシング等のアクティビティにも対応してくれます。パタゴニアのハードシェルと言えばTorrentshell Jacketのシリーズ■が有名ですが、 Quandary Jacketは作り込みが少し異なります。
表生地はTorrentshell Jacket(写真左)に比べQuandary Jacket(写真右)は光沢があまり無く、生地自体もTorrentshell (2.9オンス)に比べてQuandary(5.6オンス)と厚みがあるので張り感も強くなります。
フロントのメインファスナーはポリウレタン・コーティング加工済みの防水性ジッパーを使用。表面にはフラップを配していないのでスッキリとした見た目に仕上がっています。
ポケットは両サイドにハンドウォーマポケット。胸元には防水性ジッパー式ポケットが備えられているので携帯電話等の濡らしたくない物をしまっておきましょう。
内ポケットもついています。小銭入れやICチップ系のカード等、サッと取り出したいけど落としたら困る貴重品を入れておくのに便利。
そして、一番の特徴が2層構造(裏地付き)になっている点。3層(表地、防水素材、裏地が一枚生地になっている物)とは違い、裏地が付く事で着心地が柔らかくなるのです。
主に裏地として配されているのがポリエステルのトリコットメッシュ。肌触りも優しく化繊生地のバサバサ感も少ないので肌に直接触れても気持ちよく着用出来ます。
擦れやすい部分に関しては裏地が切り替えてあります。上の写真は袖口部分。目の詰まった生地にする事で、重ね着した際の服同士の引っ掛かりを少なくし、永く着用した時のダメージを少しでも軽減してくれます。
また、腰回りも同様の使用。海外旅行等で腰ベルトのガッチリしたバックパックを背負う際にも気にせずガシガシ使って頂けます。
襟回りは、フードと別々の作りになっているのでフードを被らずとも首回りの防寒が可能。フードと襟が繋がった作りのほうが使用する生地が減らせるので軽くはなるのですが、フードの着脱の度にジッパーを少し上げ下げしなければいけません。別々の作りの場合はジッパー操作無しでフードの着脱が出来るので急な雨に降られた時にサッとフードを被ったり、雨天の中で家から車に乗るまでの少しの間に被りたい時には煩わしさがなく便利。
重量は、Sサイズで実測値約650gと山に特化したウェアと比べると重たく感じます。「持ち歩く服」というより「サッと羽織っていく服」というイメージ。ヘビーデューティーまではいかないけど、そこまで軽くない。やや中途半端な服でもあります。
【モデル身長:約163cm 体重:約55kg サイズ:XS カラー:NENAを着用】
中途半端…という表現をしましたが、裏を返せば多用途に使えるということ。2層の裏地が配される事で、3層に比べ保温力が高いので一枚でも意外と暖かく感じます。冷え込みがそれ程厳しくない日には、厚めのベースレイヤーやシャツの上から羽織ってお出かけして頂いてもOK。
【サイズ:XS カラー:BLK を着用】
生地に厚みがある分、安心感があるので擦れが生じるようなシーンでも安心して使えます。例えば、おかっぱりで野池を攻める時、藪漕ぎしてポイントまで向かってもUL系のシェルの様に気を遣う事もありません。
【サイズ:XS カラー:ARGR を着用】
私自身も10年以上、2層のハードシェルを街着とフィールドで使用しています。ちょっと買い物に行く時に「すぐ帰ってくるし、これ着て行こう!」と気軽に羽織れる。秋冬や春先にノンビリハイキングへ出掛けるときにも「ゆっくり歩し、それほど体温上がらないからこれにしよう!」とラフに選択出来るんです。泊まりで山に入ったりする時はシビアに考えますが、山へコーヒーを飲みにいったり、くつろぎに行ったりする時には2層のウェアがおススメなんです。シートを敷いて、ゴロゴロ寝転がった時。裏地があると重ね着した服とのツッパリ感も少なくて快適。
今日の気温、天気でお出かけする時、何を着たら良いんだろう…。と悩みがちな方。取り合えず羽織れるQuandary Jacket■がおススメです!
本日のブログは、寝返りの度に脇腹の痛みで目が覚める松下がお届けしました。
スーパー寝不足状態ですが、気持ちで乗り切ります!