ウィンドシェルでは少し寒い。そんな時にはpatagonia Peak Mission Running Jacket(ピークミッションランニングジャケット))

日中の太陽が上がっている時は温かいけれど、陽が沈むと寒い今の季節。自転車で通勤した時に、出勤時はポカポカ天気なのでいいのですが、帰宅時にはウールのベースレイヤーの上からウィンドシェルを羽織っただけでは寒くて感じるようになってきました。フリースや綿物等のインサレーションを着るにはまだ早いし、ベースレイヤーを厚手の物に変えると日中が暑いし…。そんなに嵩張らず、羽織れる良い感じのアイテム無いかな~と思っていたらpatagonia から良さげなのが出て来ました。

 

patagonia Men’s Peak Mission Running Jacket

一見、ソフトシェル?ウィンドシェル?と頭に「?」が浮かんでしまう見た目をしているのですが、生地は撥水性を備えたポリエステル100%(リサイクル・ポリエステル45%)で生地圧も薄くウィンドシェルの様にサッと羽織れるアイテム。しかし、生地には少しストレッチ性も入っているのでツッパリ感は無くソフトシェルに近い着心地なんです。

 

 

ウィンドシェル+裏地

一番の特徴はジャケットの内側に配されたマイクロフリースの裏地。ウィンドシェルだけでは実現出来ない保温性をマイクロフリースにより補っています。

 

 

さらに着心地を良くする為に縫い目にはシーム処理が。寒い時期のランニングやバイク等、長時間着用した時のストレスを少しでも軽減する為に施されたもの。

 

 

マイクロフリースの配置にも注目

こちらの写真はジャケットを裏返しにしたもの。マイクロフリースの配置がジャケット全体では無く、部分的になっているのがお分かり頂けるでしょうか。

 

少し分かりやすく、白い線で囲ってみました。囲われている部分がマイクロフリース生地になっています。前側は、胸からお腹回り、肩から腕にかけて丁度七分丈ぐらいの長さまで配置されています。

 

 

そして、後ろ側は肩回りから肘にかけて。この配置がとても重要なんです。ただ単に裏地全てにマイクロフリースを配しては体温が上がり過ぎてしまいます。大切なのはオーバーヒートを防ぎつつも適度に保温をすること。故に風を受けやすい前身頃や肩には全体的に配しているのです。ランニングだけでなく自転車のライディング姿勢でも風を受けやすい部分になります。

 

 

両サイドのポケットはベンチレーション兼、ハンドウォーマーポケット。体側の生地はメッシュになっており、手を入れた時に甲にはマイクロフリースが当たるようになっています。

 

 

胸元のジッパーポケットの中にはガジェット類を入れておく為の内ポケット付き。服の内側へイヤホンを通せるようになっている為、お気に入りの音楽を聴きながらランやバイクを楽しめます。そして低温化では胸元にガジェットを入れておく事で電池の消耗を防ぐ事も出来るのです。

 

 

袖口は、下部分だけにゴムが入っている仕様。ベルクロ式の方が微調整が出来て良いのですが、付けたり外したりするのを手間に感じる時もあったりしますよね。

 

そして、上部には絞りを入れない事で脱ぎ着の際に時計が引っかかるのを防いでくれます。個人的には、この引っかかりが小さなストレスなんです。もの凄く小さな事なんですが、こういう作り込みは嬉しいポイント。

 

 

着用写真


【モデル身長163cm  体重54kg  サイズXSを着用】

patagoniaから出ているウィンドシェルHoudini Jacketと同じくスリムフィット仕様になっているのですが生地がストレッチする分しなやかさを感じ、抵抗感は全く感じません。真冬は厚手のベースレイヤーを合わせても十分に動けます。

 

耳が凍えそうな程の気温の時はフードを被りましょう。隙間なくピッタリフィットしてくれるので冷気を遮断してくれます。生地厚は薄いのですが、頭回りを覆うだけでも驚くほどに体感温度は変わるものです。寒空の下で向かい風に向かって走る時、全力でペダルを踏む時、体温が上がっても体の末端部分は冷気に熱を奪われます。そんな時にはフードの出番です!!

 

トレランパック(写真はOMM Ultra8の上から着用)の上から羽織っても腕回りの動きは制限されませんでした。(体格やパックのサイズによってツッパリ感が出てしまうかもしれません。)ランニング中や行動中、歩みを止めることなくサッと取り出してガバっと羽織れる。この使い勝手はとても大切です。

 

 

 

 

重量は実測でXSサイズ:約194g、Sサイズ:約205g、Mサイズ:約220gとなっています。Houdini Jacketの実測値XSサイズ:約92g、Sサイズ:約96g、Mサイズ:約102gと比べるとやはり裏地やポケットが付いている分重くはなってしまいます。しかし、薄手のフリースや厚手のベースレイヤーとウィンドシェルを2つ携帯するのと比べたら軽く出来るのは確かです。

 

 

収納袋を兼ねた胸ポケットへジャケットをクルクル入れるとご覧の通り。十分携帯できるサイズになります。ウィンドシェルというカテゴリーは軽さと収納力に特化した物が多く、ソフトシェルのカテゴリーでは動きやすさや透湿性を重視した物が多いように感じます。Men’s Peak Mission Running Jacket はこの2つのジャンルの中間に位置するようなアイテム。元々はランニング向けなのですが、低温化のスポーツ全般で活躍してくれますよ。

自転車通勤、ランニング通勤、トレラン、スノーラン、クロスカントリースキー、スノーハイク、使用できるシーンを想像すると次々に思い浮かんできます。冬のアクティビティーで「丁度良い」羽織り物をお探しの方に是非試して頂きたいアイテムです。

本日のブログは、腰が少しずつ回復してきた松下がお届けしました。OMMに間に合うかな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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