OMMJAPAN 2017参戦してきました!

今日は、出勤時間より少し早くお店に来てOMMレースで使用した道具達の後片付けをしていました。

今回のキャンプ地で寒さから守ってくれたテント。BIG AGNES フライクリークHV UL2EX  今回はかなりの冷え込みが予想されたのでメッシュが少なめの日本仕様のモデルをチョイス。今回のOMMレースでは、最低気温-10℃近くまで下がったようです。日本仕様モデルを選んで大正解でした。本日のブログは夜は寒さに、昼間は痛みに耐えたOMMレースの様子を書かせて頂きます。

 


 

スタートは雨の中

前日の夜中から降り続いていた冷たい雨。スタート時間が迫るに連れて少しづつ少しづつ弱まっては来ているものの、受付を済ませた後も中々止まず。上下レインウェアを着てスタート地点へと向かいます。今回は上下共にアップデートされたKamleikaシリーズで参加。低温下で着用し続けるシーンが多かったのですが、ストレッチ性がアップした生地は動きを全く妨げることなくストレスを感じる事はありませんでした。

 

受付が設けられていた滝沢牧場からスタート地点までは徒歩で約1時間。距離にして3km強程になるのですがシトシト降る冷たい雨の中を歩いていきます。昨年は失格になってしまったので少しばかりの不安感を抱きながらスタート地点へ向かっていましたが、次々にスタートを切っていく人達の後ろ姿を見ていると不安感等はどこえやら。一気にワクワク感がMAXになりました。

 

スタートして最初のポイントをチェック。地図を読みながら意気揚々と次のチェックポイントを目指して行きます。

 

途中、身の丈程ある熊笹を掻き分けながら進んだり…

 

いくつもの倒木を乗り越えたりと、通常の登山では中々体験出来ないアドベンチャー要素が満載。

 

地図で読むより予想以上にハードな道程だったり、中々見つけられないポイントもありましたがそんな所程「あ!あったー!!」という瞬間の喜びと安堵感はひとしおです。

 

走ったり歩いたり地図を読み込んだり、夢中になりながら楽しんでいると空には太陽が!時折強い風が吹くものの、朝の雨が嘘のように晴れてくれました。レース後半は気持ちよく行けるぞ!と思っていたのも束の間。先週、痛めたギックリ腰と持病の膝痛が発症。歩けるものの、走ることが出来なくなってしまいました。翌日の事も考えて後半は無理をせずに安全策を取って早めにキャンプ地へ。30分程残してしまいましたがキャンプ地へ着くころには痛みが増しており、判断に誤りは無かったと実感。

 

スタート時の写真と比べると自分の顔に余裕が無くなっています。(汗) 腰と膝のWの痛みに耐えながらのゴールでした。「苦しい」という感覚には耐えられるのですが「痛い」という感覚には敏感になってしまいます。ケガをしない為に感じる大切な感覚なのですが、痛みの原因を探って治さないといけないと痛感しました。

 

キャンプ地では、ササっとテントを設営。半自立型なので二人で張れば5分もかからず完成!ここからは、明日のスタートまで自由な時間です。

 

マニアックなテントが眺められるのもOMMレースキャンプ地の名物。テントサイトをブラブラ歩いているだけでもワクワクします。そうこうしているうちにお腹が空いてきたので夕食タイムへ。

 

Wの痛みに耐えながら運んだおでん。冷たい空気の中、食べる熱々のおでん。バディが運んでくれた日本酒で熱燗を作って乾杯。今日一日の頑張りを称え合って語らいたいところですが、夜になると気温がグッと下がりテントの外では体がブルブル震えて耐えられなかったのでホロ酔いで寝床へ入ります。

 

朝、テントから外へ出るとストックが…。昨年のOMMレースでは寒くて寝れない経験をしているので、今年は寒さ対策は万全。しっかりと睡眠をとれたので朝からテンション高めです。直ぐに朝食を済ませてスタート時間まで腰をマッサージ。

 

膝と腰の調子も落ち着いてきたので、ササっとテントを撤収して荷物を纏めます。スタート地点へ向かうと順番待ちの方々が。このスタート前の雰囲気がとても好きで、またもやワクワク感がMAXに。

 

走りたいところですが、無理は禁物。時間内にゴールへ辿り着かなければせっかく取ったポイントも減点になってしまいます。自分達の移動ペースとポイントまでの距離や斜度、色々要素を加味して進んで行きます。

 

山中にはとても大きな霜柱が出ていたり

 

小さな氷柱が出来ていたりと、冬があちらこちらに顔を覗かせていました。

 

遠くに目をやればうっすらと富士山が。冷たい澄んだ空気に浮かぶ富士山はとても綺麗。

 

景色を楽しんでいられるのは、ズバリ快晴だから!レース2日目は朝からバッチリの晴れ。青空が広がってついつい写真をとったり風景を眺めたりと寄り道をしてしまうのですが、ゴールが時間制限ギリギリになってしまう事が発覚!焦ってゴール地点である滝沢牧場へと向かいます。

 

痛む腰と膝に鞭を入れて制限6分前に何とかゴール!最後はスロージョグ程度のペースでしか走れないほど痛みが出てしまいましたが、時間内にゴール出来たことの嬉しさに比べれば耐えてよかった!共に走ってくれたバディのY君。ありがとうございます!

 

レース中には、様々な人とお会いしました。ADAPTのキョヲヘイさん。ストレート完走、お疲れ様です!

 

moderateをご愛顧頂いている皆様、沢山お声掛け頂きありがとうございました。私が落としたボトルを拾ってわざわざ届けて頂けてくれた方も見え、本当にありがとうございました。落とし物には気を付けます。(汗)

 

私は、アウトドア遊びは「不便」を楽しむものだと考えています。「不便」を楽しむと日常の中の「便利」に気づくことが出来ます。そうすると如何に日常が便利なもので溢れていて、「小さな幸せ」で溢れているか知る事が出来るんです。テントの中で凍えて眠れば家の中で布団で眠る幸せに気付けたり、重たい水を担いで歩けば蛇口を捻れば水が出る幸せに気付けたりと「当たり前」に隠れてしまっている「幸せ」が見えてきます。私自身、OMMレースを通して沢山経験できました。もちろん、来年のOMMレースにも参加する気満々です!OMMレースに興味がある方は、お声掛け下さい。スタッフ松下がハイテンションでお話しさせて頂きます!

 

本日のブログは、早くも来年のOMMに向けて色々動き出そうとしている松下がお届けしました。

レース関係者の皆様、今年も素敵なレースを開催して頂きありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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