今時季のアルプスで使えるシュラフのご紹介です。

先日のお休みは御在所のお隣、国見岳山頂付近の太郎坊岩へ!

登山道から少しそれた森の中にドンと突然現れる岩頭にはクラック2本、フェイス1本のルートが拓かれ、そのどれもが天を目指して伸びる魅力的なライン!

今回はフェイスの“GINGA 5.12b”目当てで初めて訪れました。

中間部以降の内容は面白かったものの、核心部分の一つである出だしを解決出来ないまま、スタートで使うと思しきガバホールドが欠けてしまい、私やパートナーの力量では、この日は解決できないほど悪くなってしまいました。
他にもホールドは散りばめられているので、何とか登れるのでは!?という希望はありますが、ハイシーズンが来ないと私たちでは太刀打ち出来そうもないので、またしばらくお預けになりそうです。
我こそはという方、是非ニューGINGAの初登を狙ってみてはいかがでしょうか!?

さてさて、アルプスのハイシーズンもいよいよ大詰めといった所ですが、まだまだ10月も天候次第ではテント泊が楽しめるシーズンです!
そこで今回は、今時季のアルプスで丁度使える当店オススメシュラフのご紹介です!

まずはコチラ!
“NANGA|UDD BAG 380DX(→) , 450DX(→)”
※写真は450DX

メイドインジャパンで知られるナンガの軽量シリーズ。
UDD=Ultra Dry Downの略で、ダウンに撥水加工を施し、本来水濡れに弱いダウンの弱点を克服したもの。

商品名の数値はダウンの封入量。ロングは20g増となります。
770FP高品質ダックダウンを使用し、展開した際の復元力が高く、直ぐに暖を取れるようになっています。

シェイプ自体は癖のないスタンダードなもので、ジッパーも足元まで開く使い勝手の良い仕様。
ダブルスライダーで下からの排熱も可能です。

450DXには首元を温めるネックウォーマーが付きます。

上側のスライダーは蓄光タイプで生地の巻き込みが少ない、YKKと共同開発のオリジナル。
ジッパー部分から冷気の侵入を抑えるチューブドラフト付き。

冷えやすい足元はダウンの封入量を増やし、足に沿う形状でヒートロスを抑え、ストレスもありません。

380DXのバッフル構造は潰れやすい下面がシングルキルト、上面は保温力の高いボックスキルト構造で、軽量性も取りつつ、最大限保温力を引き出しています。
こちらで快適温度3℃、下限温度-2℃ですので、現在のアルプステント泊にちょうど良い温度域。

450DXは台形ボックスキルト構造で、台形のバッフル同士が互いを支えあう構造になっている為効率よく保温が可能となっています。
こちらは快適温度1℃、下限温度-4℃ですので、もう少し冷え込みそうな10月後半にも対応できます。

また何と言ってもNANGAのスリーピングバッグは永久保証付きというのも凄い所。
製造上の不備に関しては永久に保証されており、NANGAの長年の経験と実績に裏打ちされた自信の現れかと思います。

他にも身長に合わせた3サイズ展開、ダウンの有料追加サービス、クリーニングサービスなど、手厚いアフターケアも見逃せません。(→)
日本ブランドならではのきめ細やかな作りやサービスは、製品に対する信頼や安心感にも繋がります。
是非ご検討くださいませ!

続きましてコチラ!
“SEA TO SUMMIT|Spark Ⅱ(→) & Flame Ⅱ(→)”
※写真はSparkⅡ

当店で最も人気のシュラフと言っても過言ではないこちらのモデル。
とにかく軽量性に拘った作りのシュラフです。

“Spark”はメンズ、“Flame”はウィメンズといった位置づけですが、そのサイズやスペックから、それぞれ男女問わずお選びいただいて問題はありません。

中のダウンは850+FPのプレミアムグース・ウルトラドライダウンを、SparkⅡは300g、女性は冷えを感じやすい事からFlameⅡには310g封入。
撥水加工済みのダウンですので、汗などを吸いにくく、ロフト低下の懸念が少ないものになります。

使用温度域は、SparkⅡは快適温度4℃、限界温度-2℃、FlameⅡは快適温度2℃、限界温度-4℃となり、正に今時季のアルプスには丁度良いスペック。

フードにはドラフトカラーを設け、冷気の侵入を抑える仕様。
肩と腰回りにゆとりを持たせたシェイプで、リラックス出来る他、胴回りはダウン量を多めにし、縦型バッフルにすることでダウンの寄りを防ぎ、大事な体幹を温める構造。
下部はシンプルで軽量に仕上げられる縫いつぶしの横バッフル。

軽量化の為にジッパーは半分までとなり、足元の保温力も高めています。

ジッパーはダブルスライダーなので、下からの排熱も可能です。

重量はSpark、Flame共に505gという驚異的な軽さ。
付属のコンプレッションサックに入れた際のコンパクトさは、誰もが驚く小ささです。
※左からNALGENE1L、Spark0・Ⅰ・Ⅱ

圧倒的な軽さとコンパクトさをお求めなら、間違いなくオススメの1本です!

最後はコチラ!
“NEMO|リフ30 M’s , W’s”→
※写真はリフ30 M’s

睡眠時に快適さを重視される方、横向きじゃないと寝られない方は必見!
一般的なシュラフは脚の自由が効かない物が殆どですが、こちらはNEMO独自の“スプーンシェイプ”を採用し、横向きで足を曲げて寝られるようになっています。

中綿は撥水加工がされた800FPのダウンを、メンズは280g、ウィメンズは480gも封入。
温度域はメンズが下限温度-2℃、ウィメンズが快適温度-1℃、下限温度-6℃となっております。

またこちらも独自の機構である、“アジャスタブルサーモギル”は、じんわり熱を逃がしてくれるベンチレーション機構。
思ったより冷え込まなかった晩などに開けておけば、じんわり熱を逃がしていってくれます。


バッフルは全体が縦向きとなっており、寝返りした際の綿の偏りを防ぎ、体幹の熱を足元まで伝達しやすいようにした設計です。

また頭と足元には防水透湿素材を用い、結露したテントの内側が付いても中に浸水しないようになっています。


襟元には“ブランケットフォールド”が付属。
暑い時は外側にすると適度に中を換気でき、寒い時は内側にすると冷気の侵入を止める事が可能です。

その他ピロー用のスリーブや、携帯のバッテリー低下やコンタクトレンズの凍結対策に重宝する肩口のポケットは非常に気の利いた機能かと思います。


収納サイズこそ少々大きいですが、写真よりもう少しは圧縮できると思います。
※左からNANGA|UDD 450DX、リフ M’s・W’s

とにかく夜はリラックスして寝たいという方はこちらのシリーズが特にオススメです!
今回ご紹介したモデルはどれもそれぞれいい所があるので、皆様のスタイルや好みに合わせてお選びいただければ幸いです!
もちろん店頭では、実際にお手に取ったり、中で寝たりも可能ですので、お気軽にご相談いただければと思います!

小泉がお送りしました!

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