THE NORTH FACE SUMMIT SERIES Vol.2

今年も一年がとてつもなく早く終わろうとしています。このセリフも毎年ブログに書かせて頂いている気がするのですが、12月に入ってから時間の流れが倍速で流れているのではないか…と思うぐらいスピーディーでした。私が担当する年内のブログも、今回を含めてあと2回。毎度の事ながら、拙い文章をお読み頂きましてありがとうございます。年内、もう少しだけお付き合い願います。

前回の私のブログに続きまして、ノースフェイス サミットシリーズのアイテムをご紹介させて頂きます。

 

Aglow Doublewall Jacket ■

裏地、表地の両面にGORE-TEX INFINIUMを配したハイボリュームなビレイヤージャケット。外側は、7デニールの極薄ナイロンに、70デニールリップストップを使用する事で軽さと強度のバランスを確保。内側の素材には13デニールの薄手ナイロンを使用することで、ゴワゴワしない柔らかな着心地を保ちながら、携帯性も確保しています。中わたには、耐久性と復元性に優れるプリマロフトブラックインサレーションライズを封入しているので、湿気を帯びても保温力が低下する心配もありません。中わたの入れ方にも拘っており、保温素材を潰さないシェイプドバッフル構造を採用しています。これにより、冷気が入りやすいコールドスポットの発生を抑え、高い保温力が維持されるのです。

 

何故、裏表両面にGORE-TEX INFINIUMを採用しているのか。その理由は2つ。1つは、ハードシェルに付いた雪や氷の水分を気にする事無くガバっと着られるように。2つめは着て直ぐに「暖かい」と感じられるように。2つめに関しては、様々な生地の組み合わせで作られたサンプルウェアを開発スタッフ様がマイナス数十度の気温下でテストをしています。その結果、両面ゴアの組み合わせが「来て直ぐに暖かい」と感じられたのです。特段、変化球を投げようとしているわけではなく、事実に基づいたドストレートなアイテムなので、フィールドで活躍してくれる事は間違いありません。尚、より細かいデティールは過去のブログで紹介させて頂いておりますので、気になる方はチェックしてみてください。(コチラ■)

 

 

Aglow DW Light Jacket ■

こちらは、今季初登場のアイテムで先にご紹介させて頂きました、Aglow Doublewall Jacketを薄く改良したバージョン。Aglow Doublewall Jacketはハイボリュームで非常に暖かいのですが、メインで使用するフィールドが雪山に限定されています。厳冬期のアルプス級の山々で使用するのであれば、非常に活躍してくれるのですが、低山の雪山を歩かれる方にはオーバースペックとなってしまうところ。そこで新たに登場したAglow DW Light Jacketは綿量を少なくして冬の低山から春夏の高山域までロングシーズンで使える一着になっているのです。

 

基本的な構造は、Aglow Doublewall Jacketと同じで裏地表地にGORE-TEX INFINIUMを採用。中綿を少し薄めに留める事で、ハードシェルの外に着るだけでなく、中に着こむ事も出来る作りとなっています。そして、注目すべきが断熱力。中綿に使用されているのは「PrimaLoft Gold Insulation with Cross Core Technology 」と呼ばれている素材。もの凄く簡単に言うとプリマロフトに化繊綿にエアロゲルを混ぜ込んだものです。

エアロゲルに関しては、過去にブログでも何度かご紹介させて頂いているのですが、文章でお伝えさせて頂くよりも下の動画をご覧頂いた方が分かりやすいと思うので、是非。

この様に、非常に断熱性に優れた素材のエアロゲルを中綿へ混ぜ込む事によって、「衣服の厚み=暖かさ」という従来の常識へ一石を投じるウェアが出来上がった言っても過言ではありません。

さらに、同素材を用いたパンツも今季から登場しています。

 

Aglow DW Light Zip Pant ■

Aglow DW Light Jacketのコンセプトや使用している素材等はそのままに、パンツの形状に仕上がっています。もちろん、裏地表地はGORE-TEX INFINIUMを採用し、中綿にはエアロゲル素材を使用。穿いて直ぐに暖かさを感じられるように作られています。

 

そして、サイドファスナーでパンツが開く為、登山靴を履いたままでも脱ぎ着が出来る仕様になっています。冬山や雪山での休憩中、トップスはインサレーションを着込む事が多いのですが、ボトムスは意外とハードシェルを穿いて終わり…という事が殆ど。そこへプラスするアイテムとして、お勧めなのがこのAglow DW Light Zip Pantなのです。

 


【写真左:Aglow DW Light Zip Pant   写真右:Aglow DW Light Jacket】

Aglowシリーズは、全て専用のスタッフサックが付属しており、コンパクトに収納が出来ます。インサレーションとして持ち運ぶのであれば、収納力は必須条件の一つ。しかし、ここで気になるのがスタッフサックに収納する際の手間はどうなのか…というところ。裏地と表地にGORE-TEX INFINIUMが使用されているので、衣服内の空気が抜けにくいのではないか…と思っていたのですが、そこはちゃんと考えられていました。

 

ウェアの一部に空気抜き用のメッシュ地が配されており、ここへ向かって丸める事で効率的に小さく畳む事が出来ます。メッシュ部分から空気が流入して、冷えに繋がるのでは?と思うかもしれませんが、よ~く探さないと見つけられない程小さなメッシュ生地なので、ここが原因で冷えを感じる事は殆ど無いと言えます。

休憩中等の静的保温目的のインサレーションは、ハードシェルの下に着込むものが一般的でした。しかし、ここ数年で防水通気素材と呼ばれる高透湿なハードシェル素材が登場した事により、状況が変わりました。柔らかくしなやかな高透湿ハードシェルは着心地も抜群に良いのですが、爆風に吹かれたりするとウェア無いの空気が動いてしまい、ゴアテックス等と比べると防寒面で弱く感じてしまう事も。故に、上からガバっと着られるインサレーションが注目されているのです。特にAglowシリーズの様にゴア素材が使用されていれば、上手にお互いの長所を生かす事が出来ます。何よりも、インサレーションを着る為にハードシェルを脱ぐと折角温まった体温が奪われてしまうので、効率的に保温をしようとするとハードシェルの上からインサレーションを着るという事は理にかなっています。(気温が氷点下の雪山での状況でのお話しになります。)

今季から雪山デビューされる方や、インサレーションの買い替えを考えられている方は、是非Aglowシリーズをチェックしてみてください。

本日のブログは松下がお届けいたしました。

 

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