今すぐ使いたい!長袖ベースレイヤー Teton Bros. Axio Hybridシリーズ 編

先日の火曜日に御池岳へ紅葉とリスを楽しみに行ってきた。

紅葉は一部始まっていたものの、しっかりと色づくにはもう少し先になりそう。期待したリスは、少し寒さが深まった為か、コグルミ谷ルートの8合目あたりで数匹といった具合。

ただ、他の登山者と情報を共有しながら、リスが潜むスポットで息を潜めてリスが現われるのを待つあの時間が非常に新鮮に感じた。

リス達は、僕たちのリス待ちの気持ちが切れない程度に岩陰からスタスタっと出ては、シャッターチャンスを与えてくれるかのように何かを食べては次の場所へ移動し、また、岩陰に隠れる。これを、絶妙な感じで繰り返すので、「次はもっと近くまで来るのでは?」「もう少し大きなリスが出てくるかも?!」なんて期待を煽るものだから、なかなかその場所を離れない。

もし仮に、奴ら(リス達)が登山者に対してあの場所での滞在を時間制の有料化にしたら、間違いなく僕は良いカモになる自信がある。しかも、今回、残念な事に僕は与えてもらったチャンスに満足のいくリスの写真に収める事は出来なかったらなおのこと。


(↑この中にリスがいます・・・・)

奴らは、カワイイ姿をしながら、なかなか出来る奴らだ。

 

と、しょうもないお話は置いておいて、前回私が書いたBLOGの続きとして、「今すぐ使いたい!長袖ベースレイヤー」として、今回のBLOGでは「Teton Bros. Axio Hybridシリーズ」をご紹介させて頂きます。


今すぐ使いたい!長袖ベースレイヤー Teton Bros. Axio Hybridシリーズ 編

Teton Bros.が春夏シーズンにリリースしているウールベースレイヤーにAXIO(アクシオ)と言われるシリーズがあります。

AXIOとは、織物メーカーである日本毛織株式会社(ニッケ)が開発した交撚糸素材で、今現在Teton Bros.のみが使用している特別な素材。AXIOについては、コチラ→■の過去のBLOGをご確認頂ければと思い、こちらでは詳細は割愛させて頂きますが、そのAXIOを使用した新作が、今回ご紹介するAxio Hybridシリーズとなります。

世の中にハイブリッドと名が付く商品は沢山ありますが、その多くは異素材同士を組み合わせる事が多いですが、Axio Hybridシリーズは、同じ素材を使いながらも、夫々違った特性の持った生地を作り上げ、それを1つにした製品という事でハイブリッドとなります。

 


脇・肩・袖のダブルジャージのポンチ素材

ポンチ素材は両面機と呼ばれる機械で編まれたダブルジャージーの生地で、他のウールにないハリ感等があり、また、ある程度の生地強度が生まれます。

Axio Hybridシリーズは、このAXIOのポンチ素材をBAG等の干渉の恐れのある肩・腕・脇に配置。

この後に紹介する、ワッフル生地が苦手とする部分をポンチ素材が適材適所でカバーする事で、この製品の良さが実現出来ていると思います。

 


保温と通気が必要な場所にワッフル地のAXIOを使用

上の写真で、薄い水色部分がAXIOを用いて作られたワッフル生地となります。

そして、個人的にはこのワッフル生地が、この製品を良さを引き立てていると思っています。

その働きとして、ワッフル生地はアクティブインサレーション同様に、単体で着用すると通気性が非常に高く、この上に何かを着重ねれば一気に保温力がアップします。

実際に素肌に着用して歩くと、ス~っと風がワッフル生地の間を抜けて身体の内側に入ってくるのが実感出来ます。

 


MOBとどう違うの?

Teton Bros.が秋冬用のベースレイヤーにMOBシリーズと言った、ウールのベースレイヤーを展開しています。店頭では、そのMOBと何が違うのと良く質問を頂きます。

そもそもAXIOとMOBでは、糸を形成する時に混ぜている異素材が違うモノになり、その結果、吸水速乾+強度を狙ったAXIOと濡れ冷え軽減を狙ったMOBといったように、夫々に違った特質性を持たす事で、着用者が抱えるストレスが軽減出来るようにになっています。ただ、生地を形成する糸の違いはあるにせよ、Axio Hybridシリーズのワッフル感とMOBの編み方は非常に似ています。

《夫々生地の表側》

(上部:Axio Hybridシリーズ / 下部:MOBシリーズ)

簡単言えば、編み方の違いにより目のつまり方が異なります。これにより、着用した時の通気性の違いや保温性に差が出ます。

《夫々生地の肌面側から光に透かした時の様子》

(上部:Axio Hybridシリーズ / 下部:MOBシリーズ)

個人的な感想としては、MOBでは少し暑いと感じた方や、根っから暑がり汗っかきの方には、AXIOシリーズが非常に良いと思います。

 


L/S TeeとT-Neck 

Axio Hybridシリーズには2つのカタチがあります。

オーソドックスなAxio Hybrid L/S Tee (■)


(179cm / 65kg / size:L)

 

テクニカルなAxio Hybrid T-Neck(■)


(179cm / 65kg / size:L)

 

T-NeckにはL/S Teeには無い機能として、深めのミゾオチまであるベンチレーションも兼ねた深めのWジッパーと、袖のサムホールがあります。これにより、手首の冷えをコントロールし、オーバーヒートに対してはセンタージップを用いて素早い換気が行える為、L/S Teeに比べてよりテクニカルなシーンで使用したい方にお勧め。尚、地肌に直接T-Neckを着用するとWジッパーの下のスライダー部分が冷たく感じる事もあります。これは、最初は「おっ!」と思いますが、慣れれば特に気にならないレベルです。(※正し、極寒地での体験は出来ていませんので、情報としてはそれまでののモノとしてください。)

 


正直このシリーズに関しては、まだ、実践投入出来ていないので深い話が出来ていませんが、ポイントとして寒冷時期でも暑がりの汗っかきの方、もしくは、高心拍な運動をされる方で、高通気系ウールベースレイヤーをお探しの方には非常にお勧めなアイテムだと思っています。是非、そのようなお悩みのお持ちの方はお試し頂ければと思います。

投稿者:飯田

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