二十四節気では「霜降(そうこう)」が過ぎ、いよいよ秋本番となってきた。
その一方で、商業施設等では、クリスマスケーキやお節料理の案内を目にするようになった。
僕はTVを見ないから正確な事は言えないけど、おそらく風邪薬やあったかいスープやシチュー等の季節感に訴求するようなTVCMが流れていることが想像でき、
消費市場では冬支度が始まっている。
今では、自然の中から感じる季節の移り変わりとは別の価値観と時間軸で、その変化を感じる事が多くなってしまっている人も多いと思う。
ただ、自然の中に感じる季節の変化は、必ずしもフィールドに行かないと感じられ無いわけではない。
普段の生活からでも感じられる小さな季節の変化ってあって、そこを見つけられる気持ちや時間的な余裕があるかが非常に大切だと思う。
もし、その余裕がない時は、ほんの一瞬で良いから視点を変えて日常シーンを見つめて欲しい。
朝、車に乗る前に空を見上げてみる。
いつも通り抜ける街路樹の葉色を少しだけ見てみる。
少し西に傾き出した太陽の日差しの柔らかさを感じてみる。。
東の夜空に登ってくるオリオン座の、見える高さと時間を気にしてみる。
消費市場が僕たちの無意識の部分に流し込んでくる情報で頭を一杯される前に、
ほんの一瞬の視点の変化で見つけることが出来る季節の変化を感じ、そして、少しだけ気持ちの余白を作りませんか。
勿論、休みの日にフィールドへ行けば、その余白は大きくとる事も出来ます。
これから多くの方が年末に向けて忙しくなってくる時だからこそ、自然から貰える心の余白を感じたり作ることがとても大切になってくると思いますよ。
冒頭にこんな事を書いてしまうと、この後の商品紹介が少しやり辛いですが・・・。
今から使用頻度が一気に高まるウィンドシェル patagonia / milestone
ハイカーの方々によってはオールシーズンアイテムであり、トレイルランナーの方であれば今からが使用頻度が一気に高まるウィンドシェル。
本BLOGでも、幾度となくご紹介をさせて頂いておりますが、今回は2ブランドにフォーカスして商品をご紹介させて頂きます。
patagonia / Houdini Jkt(→■)
当店がセレクトするウィンドシェルの中で、デザインと機能面で言えば最もスタンダードなモデルに位置するのがpatagonia / Houdini Jkt(■)となります。
ただ、他ブランドと大きく違うのは、環境面に対して非常に高い意識をもってモノづくりがされている点ではないでしょうか。
・PFCフリーDWR加工(過フッ素化合物不使用の耐久性撥水コーティング)
・軽量なリサイクル・ナイロン100%素材のリップストップ使用
また、シーズナルカラーとして、そのシーズン限定とも言える柄モノが展開されています。ウィンドシェルの柄モノは、他ブランドを見ても珍しく、人と被りたくない方には非常にお勧めとなっています。今回のモザイク柄は、遠くから見ると山の稜線を描いたようにも見え、非常に面白いデザインだと思います。
(179cm / 65kg / size:M)
milestone / Onion Hoody(→■)
フード内に隠れた収納袋に収めると手のひらに乗る、”玉ねぎサイズのウィンドシェル”
名前の由来は、マーヴィン・ゲイのヒットソング『ジ・オニオン・ソング』より~私たちは愛の種を植える必要がある。世界はただの大きな玉ねぎです~
地球を玉ねぎに喩え、戦争のない、愛のある曲に感銘を受け、昨今のロシア、ウクライナの戦争を見ては悲しみを覚え、Onion Hoody(→■)付けたそうです。
(179cm / 65kg / size:L)
オフセットされたセンタージップは、顎にジッパーが当たるストレスを軽減。
また、ダブルファスナーを使用する事で、センタージップを大きなベンチレーションとして使うことが出来る為、オーバーヒートしそうな時に瞬時に衣服内の空気を入れ替えることが可能!
また、サムホールの袖口には両袖共にウォッチウインドが配されているので、時計を見るのにストレスがかなり軽減されるなど、使用者のストレスを軽減出来る機能的なデザインとなっています。
少し話はそれますが、milestoneは音楽配信サービスSpotifyにて、「milestone sound library」と題して、毎月コンセプトを決めてプレイリストが公開されています。
代表の西岡氏によるセレクトはジャンルも広く、月ごとにコンセプトが変わるので飽きることなく聞けるのと、新たな音楽の価値観に触れられるのがとても最高。山へ向かう途中やその帰路。また、日常のちょっとした時間等、是非、聞いてみては如何でしょうか。
moderateには、今回ご紹介したブランド以外にも、沢山のウィンドシェルをご用意しておりますので、気になる方は、是非、チェックして頂ければと思います。
投稿者:飯田