2日目、8/29 4:00 起床
昨年のテント場の標高が2530m。今年のテント場の標高が2677m。
気温はほぼ同じながら、147m違うだけで肌寒さを感じる。
太陽が顔を出すのを祈るが、この日、日差しを浴びることは一度もありませんでした。
5:40 食事を済まし、テントを撤収し、トイレを済ませ、2日目スタート。
朝方は雲が無く、昨日は見ることが出来なかった穂高連峰がくっきりその姿を見せる。
前穂高岳・奥穂高岳
涸沢岳・北穂高岳・大キレット
南岳・中岳・槍ヶ岳
行く前から、この景色を見ることを願っていたが、実際目の前にすると映像では言い表せない迫力と、
壮大なスケールに圧倒される。
この景色を独占できる蝶ケ岳が、お客様に人気の理由が分かった瞬間であった。
その後、穂高連峰を横目にひたすら稜線を歩いて行き、蝶ケ岳ヒュッテが遥か遠くに見える頃、
視界には、立山連峰が飛び込んでくる。
晴れ間は、無いものの眺望の良さに思わず、槍ヶ岳を間に記念撮影を行う仲間。
来年の山行は、穂高連峰ですか?
さあ、常念岳までもうひと踏ん張り。
後を振り返ると、高度をぐんぐんあげて来ているのが、よく分かる。
9:10 常念岳登頂
山頂であった方の話だと、常念岳からみる槍ヶ岳が、一番綺麗に三角が出ているとの事ですが、
生憎の空模様。またの機会にその姿を拝みたいと思います。
常念岳からゴール地点の三股駐車場までは、ひたすら下りが続きます。
さらに、樹林帯に出るまでは、ひたすら険しい岩場が続きます。
いざ樹林帯へ入り、最初のうちは、藤原岳に似た雰囲気でテンションも上がり意気揚々と下るも、
延々と下りが3時間も続くという過酷なルートに根を上げ、次第に無口に。
いざすると、ようやく最初のスタート地点付近の川のせせらぎの音が聞こえ、ようやくゴール。
下りが4時間続くというのも、結構辛いものだと今回痛感致しました。
今回のパッキングウエイトは、昨年の一泊二日同様に10㌔弱と軽量でしたが、
生米、食材、缶ビール2本等、と昨年に比べ食べ物類が多く、初日での消化により2日目は難なく、
軽量でスタートを迎えることが出来ました。
昨年より多い食材を入れて、このパッキングウエイトを可能にしたのは、今回のテントとシュラフ。
昨年テントとシュラフで、
BIG AGNES COPPER SPUR UL1 1.09kg
TERRA NOVA Laser600 630g
と、十分軽量なモノをメーカー様からお借りしましたが、
今回はさらに軽量なテントとシュラフをチョイスしました。
SIX MOON DESIGNS Lunar SOLO 650g
NEMO Silen(紹介記事はコチラ⇒■) 510g
この軽量アイテムにより、昨年から560gの軽量に繋がっており、今回の食事の充実に繋がっております。
アルファ米ではなく、山で米を炊くというのも実に良いものだと再認識しました。
今回米を食べたことにより、実際翌日の行動食の量も少なかったです。
今後も、新たな山飯を日々追求しようと思います。
2回に渡りお届けしたフィールドレポート。
お付き合い頂き、誠にありがとうございました。
本日ブログは、
毎日の自転車通勤により、ロングハイクでもしんどさが軽減された、
上野がお伝えしました。
あとは、お腹周りの浮き輪をなくせば、どんだけ快適になることやら・・・