上手なパッキングの手段の一つ。“圧縮”。
自分が山登りをはじめた頃はそんな概念は無かったように思います。
軽くて嵩張るものは下に、重いものは上に、そんな程度の知識で縦走の為の道具数十キロを100Lのザックにただ詰め込んでいました。笑
時は経ち、今はどうでしょう?
荷物の圧縮“コンプレッション”という概念がすっかり定着し、そういった機能が付いたスタッフサックが各社から様々発売されています。素晴らしい事です!
今日はその中からパッキングを楽しくする当店選りすぐりの4点をご紹介したいと思います!
写真真ん中の“SEA TO SUMMIT/ウルトラSIL eVENT コンプレッションドライサック”(⇒■)は、最もオーソドックスと言える形。
底面に防水透湿素材eVENTを配し、上に蓋となるパーツをセットし、テープを引っ張り圧縮すると、底面から余分な空気が排出される仕組み。
写真のXSサイズは最大6Lから2Lにまで圧縮可能。その他のサイズが他にも5サイズあるので、シュラフ、テント、衣類など細かく使い分けられるのがいいですね。
昨年から側面の生地がSILナイロン製のものもラインナップに加わり、更に軽くなったアイテム。
もちろん完全防水仕様です。
続いて“EXPED/VentAir Commpression Bag”(⇒■)は、先の商品で少し煩わしい、“蓋を被せる”というひと手間を省ける設計。
圧縮する為のテープなどは既に本体側面に縫われている為、ロールトップの口さえ閉めれば直ぐに圧縮を開始できる優れもの。
また空気の抜けるVentAir生地はイエローの部分なので、圧縮するときに抜け口を塞いでしまうことがありません。
こちらは3サイズ展開。完全防水仕様です。
続いて“GRANITE GEAR/SLACKER PACKER COMPRESSION DRYSACK”(⇒■)は、完全防水で空気が抜けるのはもちろんですが、わりあいしっかりしたショルダーストラップが付いており、アタックザックなどとしても使える優れもの。
背負える仕様なだけあり、コンプレッションは横向きに3本。空気は底面から排出します。
ここでちょっとしたアイデアが閃いたのですが、背負う際は一番下のコンプレッションベルトを外し、ウエストベルトとして。
ロールトップのバックルはショルダーストラップをくぐらせて留めると、より重心が引き付けられて安定感が出ます。
もしかしたらどちらもそういう想定なのかもしれませんね!
もちろんザック内では普通のドライサックとしても使用可能。
これはなかなか使えそうです。
最後の“OSPREY/ストレートジャケットCPサック”(⇒■)はこの中では唯一完全防水ではないコンプレッションサック。
しかしジッパーの縫い目以外は全て綺麗にシーム処理されており、かなり高い防水能力を発揮します。
ザックの中に入れておけば、よほど水圧がかからない限り浸水することは少ないと考えられます。
長辺側に出し入れ口が付いている為、開けた際の出し入れがし易く、中身の視認性も上がります。
また圧縮するとどのサイズも細長くなる為、ザック内で縦のパッキングが可能に。
そうするとザックを上から覗き込んだときに、欲しいものがどこにあるのか見つけるのが非常に楽になります。
今回の商品の中で唯一カラーバリエーションも展開しており、4色4サイズから選べるので、まずザックの中で同じカラー、サイズが揃う事は無いのではないでしょうか?
今期当店で密かにヒットしている商品です!
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