秋冬シーズンのみ手に入れる事が出来るTeton Bros.のツルギJKT

立春を過ぎてから平野部に降る雪は、何処か寂しさを感じるのは僕だけですかね。昨晩、仕事が終わって帰る途中に降ってくる雪を見ながら「ふっ」と感じたその思い。

冬の初めに降る雪(雪花)は、これからの始まるスノーシーズンに向けて期待が込められ、ドキドキとワクワクを胸に祕めながら見ていられるのに、3月を目の前に降る雪は、残りのシーズンを少しでも長くしようと振り絞っているように感じ、また、散りゆく花のように感じてしまう。そんな雪を、昨日は夜に見たから余計にその気持が強くなってしまったのかもしれない。

でもこれからは、少しずつ晴天率も上がり青空の元で雪遊びが出来る。青と白のコントラストが気持ち良い季節は、ここからが本番!

今回のブログでは、そんな時にも大活躍してくれる、ウェアーをご紹介させて頂きます。


秋冬シーズンのみ手に入れる事が出来るTeton Bros.のツルギJKT(■)

Teton Bros.から発売されているTsurugi Jacket(ツルギ ジャケット)は、本ブログでも何度もご紹介させて頂いており、既にご存知の方も多い思います。

ただ、ツルギ・ジャケットは、秋冬しか発売されていないアイテムだという事は意外と知られていなかったりします。

随分昔は、オールシーズン発売されていた時期もあったかと思いますが、春夏シーズンに「ツルギ・ライト・ジャケット」が発売されるようになり、その頃からツルギ・ジャケットは秋冬のみの発売へと切り替わったように記憶しております。

よく、「ツルギ・ジャケット」と「ツルギ・ライト・ジャケット」違いは?どっちが良いの?と、尋ねられる事があります。

正直、難しいです。

でも、1つ言うのであれば、雪山もしっかり使いたいという観点からの4シーズンを視野にいれたシェルとして考えるなら「ツルギ・ジャケット」が個人的にお勧め。

お勧めの理由は、「袖口」と「フィット」の違いにあります。


様々なグローブに対応して袖口

ツルギ・ジャケットの袖口は、色々なグローブを想定して同ブランドのTB ジャケットと同様にベルクロの袖口を採用。

ベルクロの付け根が広い(太い)事で、締め上げた時のフィット感がアップし、また、袖が周りであまった生地が手首側に落ちてくる事を防いでくれます。

一方、ツルギ・ライト・ジャケットの場合は、グローブをはめて着用する事はあまり想定されておらず、むしろ、腕まくりがしやすいように、コールゴム仕様になっています。

たったコレだけ?!と思われるかもしれませんが、冬の雪山のシーンではグローブは必須であり、アンダー・カフ・グローブや、オーバー・カフ・グローブ等と、様々なグローブに対応出来る事は非常に大切。


レイヤリングを想定したフィット

ツルギ・ジャケットは、冬の雪山での使用を想定しており、シェルの下にある程度インサレーション等が着れるようにと、ツルギ・ライト・ジャケットに比べて少しゆったりとしたフィット感になっています。


(179cm / 65kg / size:L)

上の写真では、ウールのベースレイヤーを着用し、ミッドレイヤーにSTATICのアドリフトCREWを着用した状態。

ちなみに、ツルギ・ライト・ジャケットの着用写真を下にアップさせて頂きますが、この時のレイヤリングとしては、薄手のベースレイヤー1枚の上から着用した時の様子となります。


(ツルギ・ライト・ジャケット / 179cm / 65kg /size:L)

サイズ感の違いについては、少し写真では伝わりにくいと思いますが、やはり、厚手のモノをレイヤリングするシーンを想定したツルギ・ジャケットは、見た目以上に安心感を得られると思います。

 


細かな使用の違い

フードの形状や、そのフードをフィットさせる為のドローコードの配され方等の細かな点でも、ツルギとツルギ・ライトは仕様を変えております。

また、裾のドローコードの引っ張る位置も、サイド部分にストッパーがあるツルギ・ライトに対して、ツルギ・ジャケットは、お腹側のセンターの裾部分にストッパーがあります。

サイドにストッパーがあるよりも、センターにある方が両手で操作をする場合に、身体(腕)を無駄に拗じらなくても良いというメリット。

これは、おそらくアイスクライミングのシーン等で、プレイ中に万が一、裾を調整する必要があったとしても、無駄な動作が少ないようにと考えれれた仕様なのではと思っています。

時折、ハードシェルの裾を絞らないという方もいらっしゃいます。個人的には、寒い時期は、裾のドローコードを引っ張り、ウェアー内に侵入する冷気をカットし、また、体温で温められた空気が逃げにくいというメリットを最大限に活かすようにしています。特に、腰やお腹を冷やすのがNGな方は、是非、裾のドローコードで裾幅を調整してみては如何でしょうか。

 


ベンチレーションを兼ねたお腹のポケット

下の写真は、ジャケットを裏返しした状態の写真となります。

ベンチレーション効果が非常に優れた大容量の三角メッシュポケットは、濡れたグローブやクライミングスキンを入れたりするのに非常に重宝。個人的には、アルファ米等をお湯で戻している時は、このポケットに入れながら、アルファ米を冷めにくくすると同時に、お腹温め体温維持を行ったりすのに使用しています。

尚、女性モデルのレディーバグ・ジャケットは、少しでも体幹を温められるようにと、メッシュポケットではなく、通常ポケット仕様となっており、寒さに弱い女性向け仕様となっています。


(レディーバグ・ジャケットの裏側)


まだまだ雪山を遊びたいアナタにとって最高のハードシェルになるのでは?!

雪山にも対応出来るハードシェルとしては、非常に軽量でコンパクトなツルギ・ジャケット。

生産の都合で入荷が少し遅れておりましたが、今年であれば、まだまだ使える時期(シーン)は沢山ありますし、この軽さとコンパクト性であれば、3シーズン用のレインウェアーとしても十分にお使い頂けます。

今期からニューファブリックとして登場している、メンズのツルギ・ジャケット、レディースのレディーバグ・ジャケット(■)。是非、このタイミングでご検討してみては如何でしょうか。

投稿者:飯田

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