中途半端だけど、使い勝手が良い道具であるナイフ。ヒモを切る時、袋を開ける時、調理をする時、木を削る時…様々な用途で活躍してくれる非常に便利な道具です。本日のブログでは、私がセレクトさせて頂いたナイフ達の一部をご紹介させて頂きます。
この記事の概略として
COLD STEEL KIRIDASHI
タフで強靭。質実剛健な物つくりで定評があるナイフメーカーCOLD STEEL。日本語に直訳すると「冷鉄(徹)」という表現が似合う、無骨なデザイン性が人気のメーカー。アメリカのメーカーでありながら、日本文化にインスパイアされたアイテムも多く展開しており、こちらのKIRIDASHIもその一つ。尚、基本スペックは下記の通りとなります。
全長:165 mm
刃体長さ:63 mm
刃厚:3 mm
重量:69 g
ブレード素材:4034SS ステンレス鋼
ハンドル:Griv-Ex 樹脂
ロック:バックロック(Tri-Ad locking mechanism)
※オンラインショップページ準備中
日本で昔から使われている切出し小刀をモチーフにして作られており、直線的な刃は削る作業性が高くなっています。鉛筆を削ったり、竹とんぼを作ったりと今までは小刀を使用していたシーンで大いに活躍してくれるナイフと言えます。
バックロック機構はかなりしっかりした作りになっているので、誤解放が非常に起きにくくなっています。タフに、安全に扱える一本です。
BOKER Magnum Lil Lambfoot
ドイツの一流ナイフメーカー、ボーカー社。200年以上の歴史を持っているナイフメーカーでナイフ以外にも庖丁やカミソリなど日常的に使用する刃物も手掛けている有名メーカー。Lil Lambhootは小さなサイズに丸みを帯びたボディーラインが特徴の可愛らしいナイフ。
全長:130 mm
刃長:52 mm
刃厚:2.8 mm
重量:89 g
ブレード材:8Cr13MoV ステンレス鋼
ハンドル材:G10
ロック:フレームロック
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こちらも直線的な刃の形状で、物を切ったりするだけでなく段ボールの解体等の軽作業での取り回しやすさも考慮したタイプと言えます。
折りたたんだ際もコンパクトになるので、作業時にポケットへ携帯していても邪魔になりません。刃厚が3mm近くあるのでカッターナイフでは太刀打ち出来ない物でもしっかり切る事が出来ます。
BOKER Magnum Outdoor Cuisine III
フォールディングナイフの中では少し変わった形状。多用途の使えるのがナイフの魅力ではあるのですが、敢えて「料理」にフォーカスさせたのがこのOutdoor Cuisine IIIなのです。
全長:260mm
刃長:120mm
刃厚:1.8mm
重量:165g
ブレード材:440 ステンレス
ハンドル材:ウッド
ロック:ライナーロック
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長い持ち手に果物ナイフ相当の刃長。ちょっと厚みのある食べ物も切りやすく、調理の際に操作性が高い仕様となっています。
ちゃんと折りたためるので、包丁を持っていくよりも安心安全。何よりも鞘が無い包丁を持ち歩く際、刃の部分を新聞紙やアルミホイルでグルグル巻くのは面倒ですし、帰る時も同じ作業が必要になります。Outdoor Cuisine IIIならワンアクションで全て解決。勿論、お家で果物ナイフ変わりに使用してもOKです。
Maserin 42001G10N Sport
イタリアの刃物メーカーMaserinのナイフは気品を感じる独特なデザイン性の高さがありますが、その実用性の高さからイタリアの軍事部門でも使用されている実績も持ち合わせています。オーソドックスなブレード形状をしているので癖が少なく、使い勝手の良いタイプと言えます。
全長:170 mm
刃長:75 mm
重量:120 g
ブレード鋼材:440C ステンレス
ハンドル:G10
ロック:ライナーロック
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少し小ぶりながらも小さ過ぎない程よいサイズ感は、最初の一本にもおススメ。ナイフが欲しいけど色々な形、サイズがあってどれを手に入れればいいか分からない…という悩んでしまっている方に、まず手に取って頂きたいタイプです。
高い品質を保持する為に製造もイタリア国内で行われています。登山、キャンプetc…様々な外遊びを包括的に楽しんでいる方にもおススメな一本です。
CRKT DUALLY ■
何かと癖が強めなナイフを展開しているCRKT(コロンビアリバーナイフ&ツール)。その癖に惹かれる方も多く、私もその一人。DUALLYも多分に漏れずCRKTらしいナイフとなっています。
全長:122.25 mm
刃長:43.61 mm
刃厚:2.26 mm
閉長:89.05 mm
重量:48.19 g
ブレード材: 5Cr15MoV ステンレス
ハンドル:ガラス強化ナイロン
スリップジョイント
鰯の身体の様なうろこ状の柄が入った小さな持ち手に短い刃。大きな物をザクザク切る為のものでは無く、小さな作業をチョコチョコやる。そんな時に扱いやすいナイフ。ガチっとロックがかかる機構ではなく、スリップジョイント式になっているので使い方が若干の癖はありますが、2本目、3本目の相棒であれば難なく使いこなして頂けます。
刃を閉じると手の平に収まるサイズ。しかも上に出てくる突起は、栓抜きとして使える遊び心を擽るデザインとなっています。正直、無くても良いけどポケットに入れておくと何かの拍子に役に立つ。名脇役的なナイフと言えます。
CRKT SCRIBE
CRKTのナイフが続きます。勿論、こちらのナイフも一癖あります。一見、ナイフと言うよりUSBメモリーの様な形をしているSCRIBE。実際のサイズも本当にUSBメモリーと間違える程のサイズ感となっています。
この様にリップクリーム大ぐらいのサイズ感となっており、言われなければナイフとは全く気付きません。
しかしながら、シースを外すとご覧の通り。小さな刃が出てきます。本日のブログタイトルにて「フォールディングナイフ」と銘打っておきながらシースナイフが登場しております。こちらのナイフのサイズ感同様、小さな事は気にせずにお願い致します。
全長:104.78 mm
刃長:44.20 mm
刃厚:2.57 mm
重量:25.51 g
ブレード材:5Cr15MoV ステンレス
ハンドル:ガラス強化ナイロン
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シース部分は本体に接続できるので持ち手を長くして操作性をアップさせる事が可能。「このサイズのナイフで何を切るの?」と問われると正直返答に困ってしまうところですが、個人的には登山のエマージェンシーキットに忍ばせておくと、もしもの時に役立ってくれるかも…と考えています。重量も約25gと軽量なので、ULスタイルの方にもおススメ出来ます。
CRKT EXITOOL ■
またもやCRKTです。しかもナイフでは無く、TOOLアイテムです。もちろん、一癖あります。一体、何に使う物なのか。この写真から判断出来た方は、かなりの通です。
まず、ポイントとなるのがサイドに取り付けられたカッター。ちゃんと刃が備え付けられています。これで何を切るのか。それは、車のシートベルトです。EXITOOLは自動車事故等のトラブルの際、車から脱出する為に作られたアイテムなのです。
外れなくなってしまったシートベルトを切断したら、底部に付いている突起(ガラスプレイカー)で車の窓ガラスを割って脱出します。夜間の際に視界が確保出来るようライト機能も備え付けれている徹底ぶり。
でも、これを車に乗る度にポケットに入れておくの?と思ってしまうところですが、ご安心下さい。本体がパカっと開くようになっており車のシートベルトに直接取り付ける事が出来ます。
実際に装着している様子はコチラの動画でご覧頂けますので、ご興味のある方はどうぞ。
ナイフのお話しから、途中で私の趣味の世界へと脱線していきましたが春に向けてmoderateではナイフの取り扱い種類を増やしております。ちょっと気にはなっているんだよね…という方は、店頭で是非ご相談下さい。ピッタリな一本をおススメさせて頂きます。
本日のブログは松下がお届け致しました。