オールシーズン活躍する ACLIMA LIGHTWOOL HOODIE

ここ最近、日中は暖かい日が続いています。鈴鹿山脈ではヒルが動き出してきており、少しずつ夏が近づいて来ているのを感じます。とは言え、アルプスの様な高い標高域ではまだまだ雪が残っており、立山も降雪があったようで少しだけパウダーが楽しめたようです。アルプスでは「残雪期」と呼ばれるこの季節、雪があるとは言え冬用のベースレイヤーでは暑く、夏用のモノではまだ寒い。何を着ればベストなのか今一分からない。そんな方におススメなのが、薄手のウールベースレイヤーです。

 

 

ACLIMA  LIGHTWOOL HOODIE 

北欧のウールウェアメーカー「ACLIMA」から新たに登場したこちらのウェア。山を楽しむ方なら一年を通して使い倒せる非常に優秀なアイテムとなっております。

 

 

まず、使用されている生地は140g/m2 ウェイトのシングルジャージニット構造となっており、スマートウールが春夏用に展開しているメリノスポーツTシャツよりも少し薄い生地となります。故に、暑くなり過ぎず幅広い温度域で着用が可能です。

 

 


【モデル身長:約163cm   体重:約55kg    Size:XS を着用 】

細めのカッティングとなっており、上にウィンドシェルやインサレーションをレイヤリングした時にゴワゴワ感が出ず、肌当たりも非常に滑らかで気心地は申し分なし。北欧メーカーなので、着丈や袖丈は若干長くなってしまいますが動きにくさに繋がるようなレベルではありません。

 

 

肩回り等の圧がかかりやすい場所は縫い目がフラットシームで仕上げてあり、長期間の山行での擦れ問題への対策もバッチリ。メリノウールの服は3、4日連続して着続ける事もあるのでこういった部分は非常に重要。

 

 

フロント部分は深めのハーフジップ仕様になっているので、ハイクアップ時には全開にして身体をクールダウン出来ます。雪があるシーンと言えど、快晴の無風状態では暑くなってしまう事も多々あります。そんな時、ベースレイヤーのハーフジップを開けるだけでも体感温度が結構変わるんです。

 

 

フロントジッパーはダブルファスナーになっているので下からも開ける事が可能。これにより、換気具合の微調整が出来ます。開けると寒いし、閉めると暑い…そんな時に「丁度良い具合」を作り出せる便利ファスナー。

 

 

ファスナーの内側には生地が配されているので、肌に触れて冷たい思いをする事もありません。ジップが肌に触れるだけでそんなに変わるの?と思うところですが、低温化での金属による熱放出を侮ってはいけません。マイナスの気温下ではピアス等のアクセサリーが原因で凍傷を負ってしまう事もありますから。

 

 

襟元にも特徴があります。フードと襟がそれぞれ独立して付いているんです。これによりフード未着用時に首元が露出しないので、効率的な体温調整が可能になります。首元が暑く感じたらファスナーを少し下げて襟を折り返してあげればOK。

 

 

さらに「手首」の保温も考慮されています。メインの生地は薄手ながら、手首部分はサムホール仕様のリブが設けられており身頃の生地より生地が少し厚手になっています。

 

 

手が寒いけど、グローブを付けるかどうか迷うぐらいだな…という時に活躍するサムホール。こちらも「丁度良い具合」を作ってくれる便利機能。身頃の生地が140g/m2 ウェイトのタイプでサムホールが付いているウェアは意外と少ないんです。

 

 

手首にリブが入っている分、腕まくりした時の固定感もしっかりしています。袖口が緩いと腕まくりでの行動中にズリ下がってきてストレスに感じてしまいますからね。

 

 

フードはバラクラバ程のピッタリ感は無いのですが、上からヘルメット等を被っても干渉しないぐらいのフィット感。口元は覆われないので、天候が荒れたりして保温したい時にはフードを付けた状態でネックウォーマーを付ければバラクラバの様にも出来ます。

 

 

重量は実測でXSサイズ約194g、Sサイズ約208g、Mサイズ約219gとなっています。若干の個体差はありますが生地が薄い分、比較的軽量です。なぜ、重量を気にするかと言いますと持ち運ぶ事で使用シーンを増やせるからなんです。冒頭でも記述させて頂きましたが、Light Wool Hoodyは「山を楽しむ方なら一年を通して使い倒せる非常に優秀なアイテム」なのです。「春秋」の季節にはアルプス級の山でのベースレイヤーとして、「夏」にはテント泊や小屋泊の際に寝巻や予備のべスレイヤーとして、「冬」には低山のベースレイヤーやランニングウェアとして。この様に季節を問わず活躍してくれるのが嬉しいポイント。

私自身もテント泊の際にはメリノウールのベースレイヤーを一着装備に加えます。夏場は行動中の発汗量が多いので化学繊維のベースレイヤーを着ておき、テント場に付いたらウールのモノに着替えます。汗を掻いた後でもベタ付きを感じにくいので、そのままシュラフに入っても不快感が無いんです。翌朝の気温が低ければそのままウールのウェアで行動を開始する事もあり、一着装備に加えておくだけで山行中の快適どがグッとあげられるアイテムなのです。これから泊まりでの山遊びを計画されている方には是非チェック頂きたいアイテムです。

本日のブログは、最近筋トレが滞っている松下が投稿致しました。

甘えが出てきておりますので、今一度気を引き締めたいと思います。

 

 

 

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