moderateがセレクトする冬のベースレイヤー「POINT6 のベースレイヤー 編」

2019年の残り数日。

年末と言われる時期になっているのに気温が下りきらない為か、妙に年末感が無いというか足らない感じがするのは私だけでしょうか。それに付け加え、今年も雪の便りが遅くモンモンとした気分の日が続く。それでも、こんなモンモンとした気分が嘘だったかのように、ハイ・シーズンは必ずやってくるので、来たるべき時にしっかり遊べるようにと頭の中で準備が進む。今シーズンも、2月ごろに北海道トリップがあり、それまでに色々テストをしておきたいギアやウェアーが沢山ある。兎にも角にも、冬将軍様よ早く本州へお越しくださいませ。貴方の襲撃を、私を含め多くのスノージャンキーが、首を揃えてお待ちしております。

 

前置きはさておき、今回で3回目となる「moderateがセレクトする冬のベースレイヤー」をご紹介するBLOGシリーズ。

過去の2回同様に今回もウールのベースレイヤーをご紹介させて頂くのですが、ウールのソックス メーカーが遂にベースレイヤーを出してきたとあって、既にコアユーザーの方々より非常に良い評価を頂いております。

ウールが大好物!という方も、初めてのウール製品をご検討頂いている方も、是非、ご一読頂ければと思います。


moderateがセレクトする冬のベースレイヤー
「POINT6 のベースレイヤー 編」(→

POINT6のベースレイヤーの凄さを知って頂く為に、まずは、そのブランドでもあるPOINT6を改めてご紹介。

 

POINT6とは?

1990年代にアメリカでアウトドア向けソックスに革命を起こしたピーターとパティ。その二人がが開発したソックスというのが、今では当たり前となって広まっているメリノウール100%の高機能ソックス。

現代のメリノウールソックス市場を築き上げた、言わばパイオニア的存在でもある彼は、自分たちが最初に立ち上げたブランドが大きくなり過ぎてしまい、生産性を求められるブランドの流れの中、当時メリノウールの問題とも言われていた「耐久性と機能性」を向上させる為、自ら立ち上げたブランドを手放し、その問題に立ち向かう為、新たに「POINT6」というブランドをスタートさせ、さらなるハイクオリティー・ウール・ソックスを追求しているのがPOINT6。

 


ウールが弱いと言われる原因は糸の作り方にあり!
「ニュージーランド産の高品質ウールを使用」

生きている繊維と言われるウールは、羊の種類は勿論のことながら、育った環境や栄養など毛質は本当に様々。諸説ありますが、羊毛としては『メリノ種』、特にニュージーランド産が高品質として認知されています。POINT6は、このニュージランド産の中でも特に高品質のウールのみを生産している、限定された契約牧場から仕入れされたウールを使用。

 


ウールが弱いと言われる原因は糸の作り方にあり!
「厳選したウールのみで糸を作る」

羊の毛でもあるウールも我々の髪の毛がそうであるように、長いものから短いものがあり、そして、根本は太く毛先は細いつくりとなっています。ましてや、生える場所によってはその毛質の違いは大きく異なります。

一般的にウールの原糸(糸の元)の作り方は、羊から刈り取られた毛を、ある程度の許容範囲の羊毛の太さや長さであれば、それらを撚りあわせ原糸にしていきます。よって、原糸が構成されている毛は厳密に言えば、太い毛から細い毛、短い毛も長い毛も色々混ぜて作られます。故に、原糸の中で弱い部分や強い部分等が出やすく、品質にバラつきが大きくなり、結果的に着心地や耐久性に影響するのです。

一方、POINT6は、原糸に使用する毛の選出から妥協する事無く、均一の長さ太さのものだけで撚り合わせ原糸を作り、その結果、通常のウールに比べて、肌触りと耐久性がアップするのです。

 


ウールが弱いと言われる原因は糸の作り方にあり!
「丁寧に作るから糸が強なる。」

一般的なウールは、上でも紹介したようにバラつきのある毛で撚った原糸で糸を作っていきます。その為、糸を拡大してみると、毛羽立ち等が目立ち、この細かな毛羽がチクチクやイガイガの原因でもあり、また、それらが毛玉となり毛抜けを起こし、最終的には生地が薄くなって破れたりします。

POINT6は、上でも紹介したように均一の長さ太さの羊毛のみで作られた原糸を使い、さらにコンパクトスパン製法という圧縮を掛けながら原糸を撚り合わせる製法で糸にしています。その結果、コンパクトスパン製法で作られた糸を拡大してみると、チクチクやイガイガの原因でもある毛羽が少なく着心地が向上。また、毛玉が出来にくい為毛抜けが少なくなり、結果、一般的なウールの糸に比べ(糸レベルの時点で)25%以上耐久性が向上したとも言われています。

 

これらをもっと簡単に分かりやすく例えると。
※髪の毛をイメージすると分かりやすかも・・・

<一般的なウール>
①自分の毛を全部刈り取る。
②刈り取った毛が平均値内であれば細かいことは気にせず、それらを全部使って現糸を作る。
※この毛の中には、根本の部分で太い毛あれば、短い毛もあり、また、傷んだ毛先も混じっています。)
③不揃いの毛で作られた原糸を、更に、ネジネジ・グリグリしながら撚り合わせて糸を作る。
④雑に撚られた糸(イメージで言うと、まるで麻紐のような糸)で生地を作る。
⑤拘りなく集められ、拘り無く撚られた糸からは、細かな羊毛がバサバサと出ており、そのバサバサが、チクチクの原因であったり毛玉・抜け毛の原因となる。
⑥これが一般的なウール。

<POINT6のウール>
①自分の毛を全部刈り取る。
②太すぎる毛は使わない!短い毛や細すぎる毛先、枝毛なんかも使わない!一定の長さと太さのところのみを厳選し原糸を作る。
③その厳選され作られた原糸で、コンパクトスパン製法で(圧縮を掛けながら糸を撚り)糸を作る。
④丁寧に撚られた糸(毛羽が限りなく無い糸)で生地を作る。
⑤厳選された毛と丁寧に撚られた糸は、着心地が非常に滑らかで、更に耐久性が格段にアップ!
⑥これが、POINT6の拘り抜かれたウール。

 


コンパクトスパン製法で作れた唯一のベースレイヤー

説明が少し長くなりましたが、厳選された素材と拘った製法(コンパクトスパン)で作れらたウールの糸を使いベースレイヤーを作っているのはPOINT6のみ。

実際に、私は昨年の冬からテストをさせて頂いていますが、スノーボードや冬山遊びの時は勿論、日常でも寒い時や、出張等に荷物を減らしたい時は、必ずPOINT6のベースレイヤーを使用していました。

厳選された素材と拘り抜かれた撚り方で作られたベースレイヤーは、1シーズン着たと言うのに、ウール特有の細かな毛羽たちもなく、勿論毛玉も一切ナシ。


(実際に1シーズン着たPOINT6のベースレイヤー)


ウール100%の着心地を味わいたい方必須!


( Long Sleeve Mid-Weight Crew Neck Top  / Mid-Weight Bottoms)

●Long Sleeve Mid-Weight Crew Neck Top  (→■)

(179cm / 64kg / size:M)

ピチピチ過ぎないフィット感と、裾をパンツの中に入れるのに少し長めの着丈。普段着のベースレイヤーとしても使われたい方は、このクルーネックタイプがオススメ。滑りや山だけに使うのであれば、しっかりと保温をしてくれるハイネックタイプのLong Sleeve Mid 1/4 Zip Top(→)がオススメ!

 

●Mid-Weight Bottoms(→

(179cm / 64kg / size:M)

年齢の影響なのか?!年々、冬の寒い日は普段でもタイツを穿く機会が増えてきた。タイツによっては、股間の部分が完全クローズになっているものもあり、トイレの時に少し困る事もあるが、POINT6はオープンが可能なタイプの為、山でも街でもトイレガ非常にしやすい!個人的な好みもあると思うが、1つの参考になればと思う。


(179cm / 64kg / 上下Mサイズ着用)

年末年始にのお休みに、遊びに行かれる方は、山でも街でも是非ウールを取り入れてみては如何でしょうか!

 

最近、タイツ姿をさらけ出すことに抵抗が無くなってきた・・・
投稿者:飯田

 

記事内でご紹介した商品はこちら


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