ARC’TERYX 2024 SNOWBOARD TOUR in 天元台スキー場

ARC’TERYX のSNOWBOARD TOUR が開催される山形県米沢市にある天元台スキー場に向かう東北新幹線に乗りながら、車窓から見える水墨画のような雪景色を眺めつつ春山の事を考えていた。

「今年は雪に恵まれず、春山シーズンがいつになく早くなりそうなだと。」

3月も中旬を過ぎた頃―。

地元の山では日が経つにつれて、冬の冷たい日差しと薄墨色をした空気を、柔らかい日差しが木々の枝先になる蕾をすり抜けては足元の草花を照らし、そして、そこから生まれる萌黄色をした空気に変えていく。

あの空気には、新たな始まりやエネルギーを感じる事が出来る。

その空気を胸いっぱいに吸い込み、身体に全体に巡らせながら山に身を溶かしていく事で、街に置いてきた意識と時間がリセットされ、無意識の中から新たに芽吹いてくる独特の気持ちに春の高揚感を感じる事を思い出す。

1年で少しだけ感じて楽しめる特別な「ぽかぽかハイキング」が、すぐそこまで来ている。

ただ、今日から二日間は、夢のようなスノーボードが僕には待っていたのだった。


ARC’TERYX 2024 SNOWBOARD TOUR in 天元台スキー場

以前アップしたBLOG(→■)にも書いたが、今年は雪遊びと相性があまり良くなくて、このまま極上の雪を滑ることなくシーズンアウトになると思っていたが、このタイミングで奇跡が起きた。

奇跡の舞台になったのは、3月6日-7日に天元台スキー場(→■)で開催された、スノーボーダーだけの ARC’TERYXのディーラズミーティング(SNOWBOARD TOUR)だった。

今回のディーラズミーティングでは、今シーズンからアークテリクス のアンバサダーになった、 布施忠 さん(※1)(※2)とライディングをさせて頂けるという事。兎に角、仕事を忘れるぐらい楽しみで、これまでの自身の雪遊びの相性の悪さから、正直、山のコンディションはあまり期待していなかったが、いい意味で裏切られ、結果的に上質な雪を滑ることが出来た。

(※1)アークテリクス オフィシャルサイト
(※2)布施忠さんInstagram

今思い変えせば、その上質な雪を滑ることも嬉しかったのだが、自分のスノーボード人生の中で、まさか、雑誌やムービーの中に居るスターである忠さんと一緒に滑る事が出来る日が来るとは思ってもおらず、終始その嬉しさと緊張気味だった事を思い出す。

ツアー当日の早朝に自宅を出た僕は、名古屋~東京~米沢へと新幹線で移動だったのだが、東京駅に着くや否や、東北新幹線のオーバーラントラブル(→■)の影響で予約していた新幹線がまさかの2時間以上遅れと表示を目にする。


(搭乗予定の電車は指先2つ上のつばさ131号)

東京駅構内は、このトラブルによってか人も多く軽い混乱状態となり、その雰囲気からツアー1日目のライディングを少し諦め掛けていたが、別便が10時出発すると分かり慌てて飛び乗り、なんとか米沢駅に到着しゲンレンデへ到着。結果的に予定よりも1時間程度の遅れで済んだのだから、ある意味ツイテいると思った。

初めて来た天元台スキー場は、物凄くメローな空気が漂い、白馬や北海道等とは違い、海外の方は疎か日本の方も非常に少なくローカル感と哀愁がたっぷりのメチャクチャ良いゲレンデ。

ロープウェイでメインゲレンデへ上がり、そこで忠さんとカメラマンのタローさんにご挨拶し、ゲレンデ内にあるペンション「エーデルワイスさん(→■)」で昼食を頂きながら、明日のBCエリアのチェックと打合せを行う。

前日に降雪はあったものの、気温がほんの少し高い為か、重さを感じるがコンディションだったが、今シーズンの自分にとってはNO.1となる雪質。軽くゲンレンデを滑った後、駐車場近くの緩い斜面を雪板で遊び1日目は終了。

その晩、皆でご飯とお酒を楽しみ、そして、僕は部屋に戻った後にベットに吸い込まれるように眠りについた。

翌日。

朝から青空が見え、この日がTHE DAYになる事に期待が膨らむ。

山のコンディションは、昨晩の冷え込みと乾燥のお陰で雪の水分が飛んだ為、非常に良い仕上がり具合。そして、更に無風とこれば、念願のTHE DAYでのBCライディングが出来る!

BCの内容もリフトアップでBCエリアに入り、約リフト3本分の距離を滑り、最後にゲンレンデに戻るた為だけの並行移動するハイクのみ。滑りが楽しくメローで、ハイクアップ?気軽に雪上ハイクが楽しめる、非常に優しいコースへ連れて行ってもらった。

最高のメンバーに、自身今シーズントップとなるコンディション。ただ残念だったのが、自分のライディングスキルの低さだった。

原因はなんとなく理解している。

ここ数年、通い慣れたゲレンデでお気に入りのコースばかりを滑っていた事で、コンディションや環境の変化によるライディングスキルの幅が狭まっていた事。勿論、時に違うゲレンデへも滑りに行くが、特に攻めた滑りはしていなかった事も原因だと感じている。とは言え、普通にゲレンデを滑る分であれば特にここまで凹まなかったが、BCエリアでは、その原因が産んだと思われるスキルの低下?元々のスキル不足が露呈し、満足する滑りが出来なかった。

まさか、こんなカタチで自身の反省点気が付き、向上心に火が点くとは思わなかったが、これも、全ては今回のツアーのお陰で気づけた事だと思っている。今シーズン、残り僅かになろうとしているが、もう少し意識高くライディングして楽しむことが必要だ。

そして、来年もう一度開催されるのであれば、その時に、もっと楽しく自分のイメージのラインで滑れるようなりたいと思った。

 


新たな角度で横ノリのスノーボードとアウトドアがクロスオーバーする楽しみ

ここからは僕個人の主観だが、なんとなく日本のスノーボードシーンとアウトドアシーンがクロスオーバーする時、「アウトドアブランド = バックカントリーやサーフライド」が、メインやイメージ的になりがちで、多くのブランドが、その感じをライダーに求めている気がするし、ユーザーにも訴求している感じがしている。

これに関しては、僕は全く否定はするつもりは無いし、その世界観が僕も好きだ。

ただ、このタイミングで、ナチュラルヒットやライドをするけど、横ノリ感満点の布施忠さんが、アークテリクスを着る事が僕にはメチャクチャ新鮮でワクワクしている。


RIDER: @tadashifuse  / Photo : @tarokoeji_lsp  

この辺りのワールドワイドな事情は詳しくはないけれど、間違いなく日本の中で新たな角度で横ノリのスノーボードとアウトドアがクロスオーバーして生まれるカッコ良さを、この二日間で少し見れた気がする。

まぁ〜、色々と好き勝手言ってるけど、仕事を忘れるぐらい楽しいスノーボードや雪板をして遊んだって事!

あっ!コレ仕事ですからね!!も〜本当に2日間仕事が忙しかったんだからww

って事で、一緒に遊んで、あっ。。お仕事のお手伝いをして下さった、布施忠さん、タローさん、 @west_nagaoka の米山さん、アークテリクス のスタッフの皆様、本当にありがとうございました!
また、一緒に遊びましょう!

投稿者:飯田

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