miraiの話をしよう。

3月2日(土)より、実店舗の営業が始まったキッズ&ベビーのお店

mirai by moderate

「子どもの為のアウトドアショップを作りたい。」そう思い立ってから約4年。ようやく、実現したかった事の一つが叶いました。そして、本日のブログではmiraiのご紹介とオープンするに至った経緯と想いを綴らせて頂きたいと思います。(かなりの長文になりますので、覚悟してお読みください!笑)

 

 

お店の場所は、道路を挟んでmoderateの丁度向かい側。NESTビル1F、ブルックピッツェリア様と併設する形で営業しております。

 

現時点では、patagoniaとTHE NORTH FACEのアイテムをメインに展開。今後、他ブランドも色々と取り扱い予定となっております。実店舗の営業に関しましては、申し訳ございませんがスタッフ不足の為、不定期営業となっております。miraiのインスタグラム(コチラ■)にて月間の営業予定日をご案内しておりますので、ご覧頂ければ幸いです。尚、miraiのスタッフは現役のママさん達がメインとなる為、それぞれのお子様の体調不良等で臨時休業となる場合もございます。今日は絶対にお店に行きたい!という方はご来店前にインスタグラムの情報をチェック頂くか、電話にて営業状況をお問合せ頂ければ幸いです。(一緒にmirai を盛り上げてくれるスタッフも募集しております!ご興味ある方は是非→■ moderateも同時募集中です!→■ )

 

 

何故、この時代にキッズ&ベビー専門店なのか。

①実店舗のお買い物から学んで頂きたい

少子高齢化が叫ばれ出してから久しくない昨今。日本は1982年以降、子どもの数が減少し続けています。正直、ビジネスの面だけで考えれば子ども向けのお店をオープンするのはリスクしかありません。特にネット通販だけで販売するのでは無く、実店舗を運営しようとすると尚更のこと。でも私は、リアルな店舗でなければやる意味が無いと思っています。

お父さん、お母さんに商品の実物を見て頂きたいのはありますが、買い物の様子を子ども達にも見て貰いたいんです。お買い物にはルールがあります。マナーと表現した方が正しいかもしれませんが、とても簡潔に表現させて頂くと…

 

・お店の中では走ったり大きな声を出さない
・お店の商品で遊ばない
・他のお客様やお店の人に失礼な言動をしない

 

きっと今の子ども達が大きくなる頃には、リアル店舗の数は今よりも減り、ネット通販での買い物が増えると思います。そうなってきた時に、お店での買い物のマナーを教える大人の存在がとても重要。学校では教えてくれない当たり前の事ですが、学ぶ場が少なってしまう事で今の常識が将来の常識では無くなってしまう事も大いに起こり得ます。勿論、子ども達のする事は全て大人の言う通りにはなりません。そういった時に教え、諭し、時には叱る。その経験から大人も学ぶ事が沢山あると思います。miraiがそういった学びの場の一つになってくれたらいいな…と思っています。近所の雷お爺さんでは無いですが、我々スタッフもお子様が店内で危険な行為をされた場合、お声かけさせて頂く事もあります。我々が第一に考えているのは「お子様の安全」です。お声かけさせて頂いた際はご理解の程、宜しくお願いいたします。

※miraiの実店舗はお子様と一緒に入店頂けますが、引き続きmoderateでは、大人の方にフィールドで楽しんで頂くアイテムを取り揃えており、また、店頭では、ナイフや刃物を含め、可能な限り手に取って頂き、店頭でもワクワク楽しんで頂けるように陳列しております。
その中で、お子様連れでのご来店の場合、ケガや事故に繋がる危険性が高い為、誠に勝手ではございますが、12歳未満のお子様の入店規制を設けさせて頂いております。売場面積が広くスタッフの目が行き届かない場合も多々ある為、ご理解の程、よろしくお願いいたします。

 

②子ども達と一緒に全力で外遊びを楽しんで欲しい

子どもが生まれると生活スタイルが激変します。私自身も子供が二人(長女3歳、次女1歳)生まれてから、本当に驚くぐらい日常の生活が変わりました。食事、入浴、睡眠、今まで当たり前だった事が当たり前でなくなり「自分のペース」なんて言葉は何処へやら。全てが子ども中心に切り替わり、それは趣味の外遊びに関しても同様。自分1人で外遊びへ出かけるのも心の何処かで奥様に申し訳ない気持ちも抱えたりして、以前の楽しみ方と質が変わってしまいました。

それならば、子どもと一緒に、奥様も一緒に、家族皆で外遊びを楽しもう。

子どもが生まれると外遊びシーンから離れがちですが、子どもとする外遊びも楽しくて、独特の面白みがあるんです。

 

山中に積もった落ち葉で大喜びしたり、登山道にガッツリ張った大きな木の根っこを欲しがって駄々をこねたり。大人では興味を持たない物に魅かれて楽しむ姿は、「自己満足を求める」という外遊びの本質を学ばせてくれます。

「もう少し大きくなったら連れて行こう」なんて考えているとあっという間に大きくなって、お父さん、お母さんとはお出掛けしてくれなくなってしまうかもしれません。笑
今のうちに沢山、家族で外遊びに行きましょう。

 

子どもが一緒に登ってくれる山は、あと何座あるだろう。子どもと一緒に行けるキャンプやスキーは、あと何回だろう。そんな事を考えながら日々を過ごしている今日この頃。
miraiは、家族皆で外遊びを楽しむ子どもの為のお店です。機能性のあるウェアやアイテムは外遊びをより安全に快適に楽しんでもらう為の物。アウトドアシーンで機能性が必要なのは大人だけではありません。大人よりも発汗量の多い子どもにも吸汗速乾素材は重要ですし、体温調整が自分で出来ない小さな子どもは大人がレイヤリングを調整してあげなくてはいけません。子どもの負担、親御さんの負担が機能的なウェアや道具で少しでも軽くなれば外遊びをもっと楽しむ事が出来るのでないか…そんな想いもmiraiをオープンするに至った経緯の一つです。

 

③アウトドアウェアを永く着て頂きたい

お店を運営する側として爆弾発言ですが、アウトドアブランドのキッズ&ベビー商品はお値段が高いです。正直、量販の子ども向け衣料と比べると5~10倍ぐらいのお値段がします。

勿論、高いなりの理由はちゃんとあってオーガニックコットンが使用されていたり、アウトドアメーカーによっては子ども服の修理は無償で行っている等、アフターフォローもしっかりしています。

そして、一番のポイントが「おさがり」として着続けてもらえること。生地や縫製がかなりしっかりしているので、2~3世代は確実に引き継いで頂けます。

 

あと、個人的に凄く感じているのが「良い物は大人が大切にする」という事。我が家の子ども達もアウトドアブランドの服ばかりを着ている訳では無く、大手量販店の服も着ますし、キャラクター物も大好きなので良く着ています。ただ、安く手に入れた物に対して我々大人が頭の何処かで「使い捨て」という感覚になってしまっている時があるんです。

どうせ直ぐに大きくなるんだから。
どうせ直ぐに汚すんだから。
どうせ直ぐに….

この「どうせ」を繰り返していたら大量消費社会が終わる事は無くて、その悪影響を最も受けるのは、子ども達の世代になる。必要なのは、大人の意識が変わる事。

大切にしている物と、そうでない物。
無意識のうちにそう振り分けていた事に気づかせてくれるのも物の価値だと思います。

とは言いつつも、子育てしながら洗濯して外に干して、取り込んで畳んで…という一連の流れがめちゃくちゃ大変なのも重々承知しております。丁寧に扱う余裕が無い時の方が殆どなんですよね…。(私は、奥様に丸投げ状態なので頭が上がりません。。。)

雑に扱ってもヘタレにくいのがアウトドアブランドの良いトコロでもあるので、余裕が無い時はガシガシ洗ってあげてください。服の事を大切にし過ぎて大人が疲弊していては本末転倒ですから。多少雑でも多少適当でも良いんです。大切なのは、服と一緒に沢山の楽しい思い出を作る事。そして、その思い出の詰まった服を次の子へ、その次の子へと繋げていけば、その服は思い出が一杯に詰まった価値のある服に仕上がります。

 

一着の服に詰まった沢山の喜怒哀楽は、経年劣化する事無く、逆にワインの様に時が過ぎる程に色々な気持ちの純度が高まって、写真で見返した時に心を良い方向に動かしてくれます。「永く着る」というのは環境面を意識しているだけでは無く、我々大人にとって「本当に大切な物の価値とは何か」を考えさせてくれるプロセスでもあるのです。

 

 

さあ、未来へ踏み出そう

何だかダラダラと書いてしまいましたが、何が最もお伝えしたいかと言うと、子どもと一緒に外遊びしましょう。家族皆で自然の中で遊びましょう…ということ。

 

子連れでの外遊びは最初の一歩が中々踏み出せないかもしれません。用意する物も沢山あるし、予定通りに進まないし、自然の中に行っても一日中抱っこで終わる日だってあるかも…。でも、その一歩を踏み出すと想像も出来ない程、刺激的な体験が待っています。

 

キラキラした笑顔に沢山の発見。リアルな体験から得られる物はデジタルのそれを遥かに凌駕します。そんな体験の入り口になるべく、miraiを育てていきますので今後も見守って頂ければ幸いです。

 

最後に

色々社会情勢が不安定な中ではありますが、我々は好きな事を通して世の中に良い影響を与えていきたいと思っています。中にはチャレンジングな事もあったり、大変な事もありますが、僕達の理念である「For the next generation」は揺らぎません。まだまだやりたい事が山積みなので、全力で走り続けていきます。こんな僕達と一緒に働いてみたい…という方は、是非!

 

本日のブログは松下がお届けいたしました。

 

 

 

 

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