スタッフ小泉がコチラのBLOG(→■)でもご案内しておりますが、今シーズンからテント泊デビューをお考えの方に少しでもご参考になればと、BLOGの内容や店頭イベントをリンクさせながら、特集を組んで参ります。
今回の企画を始める切っ掛けの1つに、イメージや言葉だけが先行しているUL(ウルトラライト)について、moderateとして少し危険を感じたという事がございます。
多くの方が、「山へ行く」「テント泊をする」のであれば「楽」をしたい為に、荷物はちょっとでも軽い方が良いと考えると思います。そして、それは決して悪い事ではありません。
ただ、その考えを持ってしてネットで調べれば、今では簡単にその情報が手に入るし、一度調べた情報は、あたかも流行っているかのように、どんどんとその情報を僕たちのPCやスマートフォンに流し込んできます。そして、その情報を見ているうちに、その内容が自分の中で1番の地位になっている事があります。
「あのULのBAGでテント泊が出来るんだ!」「あのテントがあれば荷物が軽く出来るんだ!」と・・・。
でも残念ながらテント泊を初めてされる方が、ネットで調べて出てきた情報だけULアイテムを揃えても、おそらく重たく感じると思うし、なによりも不自由でしかないと思います。
なぜなら、UL化をするにあたってトレードオフした物が何か理解出来ていないから。もっと強く言えば、そこに「経験」が無いから。
結局のところ、ネットで見た情報は全て知識であり、その情報を沢山仕入れた所で経験には変換されません。
スタッフ小泉のBLOGにも(→■)書かれていますが、僕たちのお店はUL系のアイテムを率先してご提案させて頂いておりますが、お客様の安全を考えると時にお勧め出来ない場合もございます。
初めてテント泊の装備を買い揃える時、非常に多くの費用が掛かります。ただ、だからと言って、いきなりULに振り切るのは非常に危険でもあります。
僕たちmodearteは、UL系のアイテムを率先して販売させて頂く中で、今後そこへアプローチ出来る内容で、スタンダードなテント泊装備もご案内させて頂ければと思っています。
そして、最後に。
テント・BAG・ウェアー等全ての道具に対して、使ってみて、実際に遊んでみて初めて自分がどの部分にストレスを感じるのか経験する事が出来ます。そして、その経験を元にストレスを軽減してくれるアイテムを次の耐mングでセレクトする事が大切であると僕は思っています。ただ、残念な事に、最初に感じたストレスが軽減されると、今度は新たなストレスもしくは、さらなる快適を求めてしまうのが人の心理だと思っています。
自分の快適さや楽しさが何処にあるのか、それを考え感じながら遊び、その中で足るを知る事を見つけていく。そこも山遊びの楽しさのヒトツになれば良いのではと考えています。
まぁ~、こんな事を書いてしまうと、「結局のところどうすれば良いの?」ってなると思いますが、僕らは僕らなりのアドバイスが出来ると思いますので、BLOG等を参考にして頂きながら、是非、店頭にご相談しに遊びに来て頂ければと思っています。
少し、前談が説教くさくなって申し訳ないですが、そろそろ本題に入りたいと思います。
この記事の概略として
今シーズンテント泊デビューをお考えの皆様へ
「テント編(ZEROGRAM その1)」
このシリーズ第二弾として、今回はテントをご紹介させて頂ければと思います。
今回ご紹介するアイテムは、2014年にそのファーストモデルが発売されて、圧倒的な設営撤収の速さと簡単さで多くの方を魅了したZEROGRAMのEl Chalten(エル・チャルテン)の、新しいシリーズ「ZEROBONE(ゼロボーン)」を、El Chaltenシリーズのトップモデルとも言える「Pro(プロ)」と比較しながら、ご紹介させて頂きます。
因みに、ZEROGRAMというブランドネームを聞くと、ゼロが付くだけあって「メチャクチャ軽いテントブランドなの?」って思われる方もいらっしゃいますが、どちらかと言えば企業理念が込められたブランドネームとなります。(ココからチェク出来ます)
ただ、このEl Chaltenシリーズは、先にも述べたように設営撤収が圧倒的に速く、特に悪天候の時は一般的なテントに比べてストレスが少なく、また、インナーテントに使用されているモノフィラメントが結露の不快感を限りなくゼロにしてくれるそんなシリーズ。
尚、このEl Chaltenシリーズ(■)の設営の簡単さやモノフィラメントの凄さは、4月9日(日)21時からのmoderate LIVE STORE( @moderate_livestore)でご紹介させて頂きますので、気になる方は、是非、そちらでチェックして頂くか店頭にお越し頂ければと思います。
ZEROBONEはProのアップデートモデルじゃないんです!
2023年の3月に発売となったEl Chaltenの最新モデル「El Chalten ZEROBONE」
ついつい新しいモデルが出ると心理的にアップデートバージョンと思われる方も多いと思いますが、実際にはこれまで1種類だったEl Chaltenが、2種類になったと思って頂けると良いと思います。
その違いを超簡単に言い表すとこんな感じ!
- 軽量性とのバランス追求型 → ALL NEW El Chalten Pro
- 快適性に重きをおいた → El Chalten ZEROBONE
違いを数字等で確認しよう!
1.5Pサイズ
Pro | ZEROBONE | |
フロアサイズ | 210(L)x104(W)x98(H)cm | 210(L)x105(W)x100(H)cm |
パッキングサイズ | 43 x 18 x 18cm | 42 x 16 x 16cm |
重量 | packing:1,760g(最少1,432g) | packing:1,916g(最少1,583g) |
その他(ポール) | DAC Featherlite NSL | Zero-bone UL |
カラー展開 | RED,L-GRAY,OLIVE | YELLOW, DEEP KHAKI |
構成 |
フライ、インナーテント、 |
フライ、インナーテント、 ポール×3、ペグ×10、 ガイライン、フットプリント |
価格 | 73,700円~ | 80,300円 |
※カラーは発売当時のカラー展開となり既に当店・メーカー共に完売のモノもございます。
2Pサイズ
Pro | ZEROBONE | |
フロアサイズ | 210(L)x120(W)x101(H)cm | 210(L)x120(W)x105(H)cm |
パッキングサイズ | 48 x 20 x 20cm | 42 x 16 x 16cm |
重量 | packing:1,855g(最少1,517g) | packing:1,989g(最少1,655g) |
その他(ポール) | DAC Featherlite NSL | Zero-bone UL |
カラー展開 | RED,L-GRAY,OLIVE,BEIGE | YELLOW, DEEP KHAKI |
構成 | フライ、インナーテント、 ポール×3、ペグ×10、 ガイライン、フットプリント |
フライ、インナーテント、 ポール×3、ペグ×10、 ガイライン、フットプリント |
価格 | 79,200円~ | 86,900円 |
※カラーは発売当時のカラー展開となり既に当店・メーカー共に完売のモノもございます。
2.5Pサイズ
Pro | ZEROBONE | |
フロアサイズ | 210(L)x153(W)x105(H)cm | 210(L)x155(W)x107(H)cm |
パッキングサイズ | 50 x 22 x 22cm | 42 x 17 x 17cm |
重量 | packing:2.110g(最少1,692g) | packing:2.220g(最少1,803g) |
その他(ポール) | DAC Featherlite NSL | Zero-bone UL |
カラー展開 | RED,L-GRAY,OLIVE,BEIGE | YELLOW, DEEP KHAKI |
構成 | フライ、インナーテント、 ポール×3、ペグ×10、 ガイライン、フットプリント |
フライ、インナーテント、 ポール×3、ペグ×10、 ガイライン、フットプリント |
価格 | 84,700円~ | 92,400円 |
※カラーは発売当時のカラー展開となり既に当店・メーカー共に完売のモノもございます。
違いはポールにあり!
Proには、ポールブランドとして最も有名なDAC(ディーエーシー:通称/ダック)社の「DAC Featherlite NSL GREEN」を使用。
既に多くのテントブランドで使用されているDACポールは、軽くて強靭しなやかなのが特徴。さらには、いち早く防錆加工に環境への負荷を最低限まで抑えた「グリーンアノダイズド」を採用した非常に頼もしいポール。
また、DAC社のポールを使うことで同時にポールとテントを接続するパーツに、これまたDAC社オリジナルのJAKE FOOTシステムでポールエンドが使えます。既に、このシステムを触った事がある方であれば、お分かりとなりますが、このプラスチック性のポールクリップは非常に優秀で、ポールを一度このクリップにハメると抜けづらいのが特徴の1つ。
よくあるテントの場合、設営時にポールをグロメットにはめて逆側に周りグロメットにポールにハメようとすると、さっきハメた所が外れている・・・。こんな経験や困っている人を見たことありませんか?
このJAKE FOOTシステムを使用する事で設営中に外れる事はほぼなく、もの凄く快適に設営が出来ます。
一方ZEROBONEは
ZEROGRAMオリジナルのポールで、こちらも強靭でしなやかさが特徴。また、オリジナルのポールを使う事で、ポールの連結部分やポールクリップも自社で開発。
ポールクリップは、薄い金属パーツとなりDAC社のJAKE FOOTシステムほどの保持力は無いものの、土や小石が挟まりにくく、ハメやすさと抜きやすさのバランスがとれたパーツ。
テント中央に上部にくる連結部分は、PROは3つのポールが上に重なるように連結され少し嵩張りが出てしまい、また、パーツに実は上下が存在する為、なれない時は「アッ!反対だった!!」なんて事もあったり。
一方ZEROBONEは
オリジナルの連結パーツを使う事で、Proのようにポールが重なるのではなく、同じ高さでポールがテント各部に広がる事で、テントとポールが全ての同じ距離感で釣り下げれる事が出来ます。また、連結パーツに「ZEROGRAM」のロゴがある事で、上下(表裏)が明確なのも快適性の1つではないでしょうか。
インナーテントの入口のカタチが違います。
PROは、インナーテントの入口がL字型に開き、最小限のジッパーを使い最小限の動作で最大限の快適性がありました。また、開いた入口は入口の右上にロールアップして固定する事が出来ます。
(白い点線がジッパー部分になります)
個人的には、この入口が非常に合理的で入口の左の内側にメッシュポケットがあるが非常に便利と感じていました。
一方ZEROBONEは
より快適性を求めて入口を大きく開くようにとC型の扉を採用。かなり大きく入口が開く事で出入りがしやすく、また、開いた入口は、入口向かって右下のポケットに押し込む事で、超簡単に入口を開放する事が出来ます。
(赤い点線が入口のジッパー部分になります)
このタッチの差の違いが物凄く悩むと思います。
特に、当店では2021年に発売されたALL NEW EL CHALTEN Proの人気カラーのLight Grayも在庫しており、それと今回新たにシリーズに加わったZEROBONEと比較すると、価格面と軽さを取るか、更に快適性をとるのか非常に悩ましい所だと思います。
そんな悩みを少しでも解決出来ればと下記の日程でZEROGRAMのPOP-UPも開催致します。
勿論、POP-UP前でも店頭にてご相談も承っております。特に、今シーズンからテント泊を考えている方は、初めてのテントとして間違いなく候補にいれるべきアイテムだと思っていますので、是非、店頭にお越し頂ければと思います。
【ZEROGRAM POP-UP】
=期間=
2023年4月14日(金)~4月17日(月)
=場所=
moderate3F
=その他=
2023年4月9日(日)
ゼログラムのテントをご紹介するLIVE配信
@moderate_livestore