moderate LIVE STORE Day.133(@moderate_livestore )→■でご紹介させて頂き、11月12日(土)から販売開始させて頂いてるTHE NORTH FACEのThermal Versa Grid Full Zip Crew。※39分ごろからこの製品のお話をさせて頂いております。
【カラー:K(ブラック)】
お陰様で、多くの方から「この薄さでこのカタチを探していました!」と嬉しいお言葉を頂きながら店頭でお買い上げ頂いており、また、遠方の方からは通販のご要望を沢山頂いております。当初は、通販サイトへアップ出来るまでは、メールにて個別でご対応させて頂ければと思いましたが、日を追う毎にお問合せの件数も増え個別対応が厳しくなった為、大変心苦しいお願いではございますが、以下の内容にて販売開始日を設けさせて頂く事になりました。
この記事の概略として
《通販での販売時期について》
THE NORTH FACE
Thermal Versa Grid Full Zip Crew
通販開始日 → 2022年11月21日(月)21時~
上記の日程までは、店頭販売優先となる為、場合によっては通販開始の時に完売しているカラー・サイズもある事を予めご了承頂ければと思います。
そして、今回のBLOGでは、そのThermal Versa Grid Full Zip Crewについてご紹介させて頂ければと思います。
NEW CLASSIC STYLE が丁度よい。
THE NORTH FACEThermal Versa Grid Full Zip Crew
「NEW CLASSIC(ニュー・クラシック)」
今思い返せば、僕たちが行動中のミッドレイヤーに求めていた物のヒトツに、このような具現化しにくい気持ちがあったのかもしれない。その当時はそんなキーワードになるような言葉は見つかっていなかったけど、それでも自分達が求めている製品への思いを、THE NORTH FACEの製品企画スタッフにお話し、そして、「だから、こんなアイテムが欲しいんです。」伝えた記憶がする。
しばらくして、THE NORTH FACEのスタッフさんから「moderateさんがお話して頂いたあのアイデアをカタチにしようと思っています。」と、お話を頂く。
ただ、今回作れる数に限りがある事などから、THE NORTH FACEのFLIGHT TOKYO(→■)の限定アイテムとなるところを、メーカーさんの粋な計らいで少しだけmoderateでも展開させて頂ける事に。
そんな、僕たちmoderateスタッフが思うグリットタイプのフリースを、moderateでは11月12日(土)から発売させて頂いている。
こんなカタチで、製品化に繋がるとは思わず、ただただ嬉しいとしか言いようがなく、そして、自信をもって多くの方に喜んでもらえる製品になったと思っている。
山でも街でも仕事でもアクティブに使える。
これも1つのアクティブインサレーションのカタチ
次世代フリース長所と短所
今アウトドアブランドのミッドレイヤーは、「アクティブインサレーション」と、いう言葉をキーワードに行動中のミッドレイヤーが革新的に変わろうとしている。
その火付け役になったのが、Polartec社のAlphaであったり、テイジンがつくるOctaであったり、PRIMALOFTのACTIVEだったりと、もともとはインサレーション製品(中綿ジャケット等)の中身の素材として使われていた物たちだ。
それらの素材は、素材区分として言えば「綿(ワタ)素材」でありながらも、単体で製品化する事が出来る為、今やフリースが得意としていた行動着という守備範囲にまで使用されるようになってきていた。
確かに、フリースに比べれば軽いしコンパクトにもなるし、アクティブインサレーションの中身だけシリーズは、正に次世代フリースと言っても過言ではない素材ばかり。ただ、単体で使用となると、少し気になる点もある。(以下、アクティブインサレーションの中身だけシリーズを次世代フリースと表現)
それは、枝や木や岩等の引っ掛かりによる裂けや破れである。
お世辞にもそれらの強度に対し次世代フリースを単体で使用した場合強くはない。勿論、これは通気性や軽さに対しての、快適性の最大値を目指した為にトレードオフされた部分だろう。だから、僕たちは店頭で次世代フリースを販売する時には、そのトレードオフされた部分についてアナウンスするし、逆に、レイヤリング次第ではオリジナルのアクティブインサレーションが作れる事をお話している。
多用途に単体で使えるフリース
それでも、次世代フリースの長所は非常に素晴らしく、あらゆるシーンで単体で着たくなるが心配する事も多く、時折、昔ながらのフリースのように、単体でバンバン使えるモノががあればと思ようになり、過去に自分が使っていたフリースを思い返した。
アウトドア遊びを始めた頃から、個人的に色々なフリースを使用してきたが、その中でもグリット形状のフリースは、めちゃくちゃ好きであらゆるシーンで使用していた事を思い出す。
ただ、良くも悪くもハイネックタイプかフード付きの仕様の物が多く、ベースレイヤーでハイネックタイプやフード付きを着たりすると、少し首周りが渋滞気味になる事があったりもした。また、そこにバラクラバやネックウォーマーを装着すると、フリースのジッパーが首元で詰まる感じがあったりも・・・。
あとは、そのカタチ(デザイン)の都合上、どうしてもジャージ感というかスポーティー感が出てしまうので、機能としては使い勝手良いので街でも着たいのに、少し格好や着るシーンを限定されてしまいがちになる事があった。
「一番使えるフリースを次世代らしいカタチとアイデアで」
昨今のアクティブインサレーション全盛期の今だからこそ、僕たちはグリットフリースがもつポテンシャルの高さを、改めて多くの人に知ってもらいたいと思った。そして、その為には、僕たちらしいアイデアでカタチにしたかった。
【カラー:PG(ポンテローザグリーン)】
ポイントは以下の通り
・グリットフリースを使う
・丸首タイプのフルジッパー。(ジッパーが目立たないと更に良い)
・山でも街でも着れるサイズ感とデザイン
僕たちは色々な思いや考え、そして、ポイントを、デザインする事の難しさを棚に上げてTHE NORTH FACEのスタッフの方々に伝えた。
そして、そんなカタチになっていないボールを、ノースのスタッフの方々は見事のまでに完璧なカタチに製品化し出来上がったのが、Thermal Versa Grid Full Zip Crew。
(179cm / 65kg / size:XL / カラー:PG)
マッピングされたグリットフリース
次世代フリースに負けない通気性を確保するには、熱が籠もりやすい場所、特に背中と腕の下側と脇と脇腹の通気度を高くする必要があった。
Thermal Versa Grid Full Zip Crewは、2種類のグリットフリースを使い、目の粗いグリット(通気度の高い)フリースをそれらの場所に使用し、保温力が必要な前身頃と肩・腕の上側は目が少し詰まったグリットを採用。
(左:通気度の高いグリット 右:保温力の高いグリット)
(赤線で囲まれた部分+背中側が目の荒いグリットフリースを採用)
また、手首で細かい体温調整が出来るように袖口はサムループが施されており、少し寒い時は手首や手の甲をしっかり温めて体感的に寒さを感じない仕様。また、サムホールやループを使用した際にわずらわしさが出る腕時計問題は、左袖口のみだが時計が見やすいようにスリットが施されています。
冬のランニングから低山トレッキング、オフィスから街着まで!
大前提として、秋冬は夏と違いウェアーをレイヤリングする事が多く、また、そのレイヤリングについても、個人の好みや考え方があります。
個人的に、真冬のベースレイヤーは生地厚も様々だが形としてはハイ・ネックタイプを着る事が多く、ミッドレイヤーはシーンや運動量によって様々。
【カラー:ZC(ミックスチャコール)】
それでも、もっとも使用が多いのはフルジッパータイプの物。その理由は瞬間的に換気する能力が高いのと、頭や首周りに付けたビーニーやネックウォーマーの事を気にすること無く着脱が出来るという点。
ただし、フルジップのタイプの物は、ハイネックかフードタイプの物が多く、常に首周りにフリースの『襟』があったものの、Thermal Versa Grid Full Zip Crewがラインナップに加わることで、襟渋滞が改善し、新たなレイヤリングシステムを構築出来ます。
寒い中で運動量が少ない方にとっては、常にハイネックのフリースのが良いという方もいらっしゃると思いますが、ある程度の運動量がある遊び方をされる方や、僕のようにベースレイヤーにハイネックを着られる方や、首周りはネックウォーマーやバラクラバの方が体温調整がしやすいと言われる方には、間違いなく重宝するアイテム。
(179cm / 65kg / size:XL / カラー:K)
そして、なによりもその襟が無いことにで、一気にジャージ感が抜けて、街着としても非常に着やすいデザインに仕上がっています。
冬のハイシーズンに、カッターシャツの上に丸首のインナーダウンを着られる方も多いと思いますが、まだ、この時期だとそのスタイリングは早すぎますね。そういう端境期にも非常に使いやすいと思います。
オールシーズンに使えて、あらゆるシーンに持ち出せる。大きな意味でのアクティブインサレーションとして、そして、僕たちがイメージしたNEW CLASSIC STYLEを、THE NORTH FACEのThermal Versa Grid Full Zip Crewというアイテムでラインナップに加えてみては如何でしょうか。
(179cm / 65kg / size:XL / カラー:ZC)
投稿者:飯田