拘りのある生地を使ってます。STATIC SNAKE DIKE S/S SHIRTS(スタティック スネーク ダイク S/S シャツ)

8月8日 立秋

台風の影響なのか、単純に暦的なモノなのか、「THE 夏」っていう感じが終わってしまったような気がしています。まぁ~ 正直、そのTHE夏って何?って聞かれると少し言語化が難しいですが、なんとなくお盆過ぎて20日頃から感じられるあの感じが、ここ数日漂っていて、8月上旬にして勝手に下旬感を味わって浸っています。だからといって、このまま一気に秋めいてくるとはコレっぽっちも思っていなくて・・・。

まぁ、これが残暑ってやつで、立秋なんでしょうね。

子供の頃は、単純に春・夏・秋・冬の四季しか感じていなかったけど、歳を重ねるつれて四季に中に隠された季節の移り変わりを感じるようになり、いつしか「二十四節気」を気にするようになった。

二十四節気の歴史を簡単に調べると、「古代中国(BC.770~BC. 221の春秋戦国時代)で作られたとされる暦。 季節の移り変わりを表す指標として、農業で重宝されました。」と、あった。勿論、日本との気候の違いにより、日本では、土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの「雑節」と呼ばれる季節の区分けをさらに取り入れていたそうです。

勝手な妄想だけど、もの凄く昔には時計が無い時代は、時間の概念が今と違っていたと思っている。例えば、日が昇れば朝となり行動が始まり、太陽が頭の真上に来ればお昼となり、日が沈む頃に1日が終わるみたいな。それが、農業を営む人、狩りをする人、山菜を取る人等、生き方によって其々の時間が流れていたし、季節によっても様々だっと思う。でも、今では、世界レベルで統一された定義?概念?でいう「時間」という揺るぎない「軸」のようなモノを中心に僕たちは生活をしていて、全てのルールのベースがその「時間」から決まっているように感じている。

だからこ、時間の概念が無かった時代の人達は、季節の移り変わり、山や海や草木の様子、時には動物の行動等を見ながら、その代わり行く流れの中に自分たちの生活を合わせていたと思う。そして、そこから生まれてきた二十四節気や雑節って物凄く大切な事と感覚であり、それが今でも受け継がれている事の素晴らしさを感じながらも、恐らく昔の二十四節気や雑節が役立っていた頃に比べて気候変動の影響等で、その当時とズレも生じているだろうなと想像がつく。

ようするに、本当は自然の中で生きる生物の1つとして人間がいて、地球の中で他の生き物や自然と共存しているにも関わらず、人間だけが時間の概念を持ってしまった。だから、自然の移り変わりの中で感じていた季節感の流れを気にしなくなり、また、その移り変わりを自分たちの手で悪い方向へ影響させてしまい、今があるように思う。

もしかしたら、二十四節気や雑節を多くの人が大切に思い、本来の意味を取り戻す事へのアプローチとして、気候変動を考える事も面白いのではと思う。それと同時に、昔から言い伝えれる事に対しても、興味をもち考える事や、それを繋いでいく事って大切なんだとも感じた。

なんだか、ジジ臭くすみません・・・

 


拘りのある生地を使ってます。STATIC SNAKE DIKE S/S SHIRTS(スタティック スネーク ダイク S/S シャツ)(→■)

前回、私(飯田)が書いたBLOG(→■)もお陰様ご講評頂いており、ご紹介させて頂いたSTATICのMERCED RIVER L/S SHIRTSの在庫も残り僅かとなりました。

今回ご紹介するアイテムは、前回に引き続きSTATICの新作シャツになります。


(STATIC SNAKE DIKE S/S SHIRTS(スタティック スネーク ダイク S/S シャツ)(→■)

 


憧れをカタチにしたシャツ

STATICのインスタグラムにて、このシャツが出来た経緯が語られています。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

STATIC(@static_outdoor)がシェアした投稿

ブランドオーナーでもある田中氏が、80年代のヨセミテクライマーなどシャツでクライミングするのに未だに憧れていて、そんなときに着たいシャツをイメージして作られたのが、今回ご紹介しているSNAKE DIKE S/S SHIRTS。

そう言われて見ると、確かに少し昔ながら男らしいカッコ良さが詰まったデザインで作られていますよね。それでも、胸にあしらわれたポケットは現代のアイテムもしっかり収まるサイズ感であったり、フロントボタンがスナップボタンであったりと、使い勝手の良さがしっかり盛り込まれています。

 


憧れに拘りをプラス

そして、このシャツを語る上で一番大切なことは、その素材ではないでしょうか。

田中氏は、このシャツを作りたいが為に、ウールのリップストップ生地を尾州で開発してもらったそうです。

確かに!今まで、ウールのシャツを色々見てきましたが、リップストップのウール素材って本当に珍しいかも!?

ウールの気持ちよさを担保しつつ、リップストップ加工によりウールの弱点でもある耐久性を向上!確かに新しい!!コレだけでも十分な拘りなのに、更に拘ったのが防縮加工について。

 


拘りの「環境にやさしい防縮加工」

多くのウール製品は、お洗濯などで縮まないようにする為に、防縮加工が施されております。そして、その殆どが「塩素樹脂加工」とい塩素を使った加工がほとんど。この「塩素樹脂加工」は、コスト面に優れる一方、防縮工程で環境に悪影響を与えるとされる有機塩素化合物を排出する点がある事がSTATICは問題だと感じていました。また、その加工を行う事で、ウールの繊維を樹脂で覆ってしまうという、本当のウールの肌触り感を損ねている部分にも疑問を感じたそうです。

そして、色々と進めていくうちに「環境にやさしい防縮加工」として、塩素を使わない防縮加工として、「非塩素樹脂防縮加工」が出来る事を知ったのです。この加工では縮みの原因となるウールのウロコを無理に除去せず、疎水性のウロコを親水性に改質し、ハイブリット・コラーゲンを付着させてウロコ同士が絡む事で生まれる縮むこと防ぐという加工。正直、テキストベースだけ見ていると、次元が違い過ぎて「?」ってなりそうなレベルの凄い加工を行っています。

また、今までの塩素系加工では、ウールを樹脂で覆っていたのに対して、この「環境にやさしい防縮加工」は、ウールの繊維を樹脂等で覆わない為、肌に触れる質感はウール本来のモノになるのです。


(179cm / 65kg / size:L)

今回ご紹介しているSNAKE DIKE S/S SHIRTSでは、リップストップ加工やポリエステルが約17%入っている為、正直その良さが100%体感出来ませんが、同じ加工を施している同ブランドのRAW L.W. シリーズ(→■)では、最高の気持ちよさを味わことが出来ます!

これからの秋に向けて、一層楽しくなる縦走シーズン。是非、STATICのウール製品と共に、最高の思い出を作ってみませんか!

投稿者:飯田

先頭に戻る