2013初秋 立山~剣岳 一泊二日レポ(2日目)

2日目、9/11 4:00 起床
昼寝のし過ぎで、夜中何度も目が覚め、快適睡眠指数は、ほぼゼロ。

次回テン泊の際は、テン場での有意義な時間の過ごし方をしっかり模索しようと思います。長時間かけて料理しようかな?

5:30 朝食を済ませ、剣岳に向け、いざ出発。
昨日の午後とはうってかわって、雲一つない澄んだ空。
だが、このスタート時間が、後に重くのしかかるとは知る由もなく、意気揚々とスタートです。

出発して15分もすると、一日の始まりを告げる、暖かい陽の光が。

今から通過する剣山荘にも陽射しがたっぷり注がれてます。

剣山荘でしっかり用事を済ませ、いよいよ登りスタート。
順調に高度を上げていくと、鎖場の都度、こういった看板が出て来ます。登り下りあわせて13の看板があります。

7:15 テン場を出発して、1時間30分。前剣に到着。
後ろに見えるのが剣岳。まだまだ先は長いです。

ここからは、どんどん際どい鎖場が続きます。

そして、いよいよ危険箇所として有名な“カニのタテバイ”です。ここを超えると、山頂まであと少し。

8:30 剣岳登頂。はい、お決まりの一枚。

もっと、ゆっくりしたいのも束の間、本日中に室堂まで帰らないといけないので、先を急ぎます。
下りの危険箇所“カニのヨコバイ”。足の置き場が見えない位置にある為、今回の山行で2番目の恐怖を感じました。

どんどん下り、さらに登り下りを繰り返し、行きも立ち寄った剣山荘でしっかり水分補給をし、
ようやく13:00テン場到着。休みもほどほどに、テントを撤収し帰り支度です。
(*前回のブログにおいてBIG AGNESのテントを使用した際、“フライが結露しました”とインプレしましたが、
今回お借りしたテラノバのシュラフの温度帯が高く、自分の発汗が多かった為、結露が起こったと考えられます。
とても紛らわしい表現をし、誠に申し訳御座いませんでした。)

13:30 テント場を離れ、一路室堂のバスターミナルへ向け再出発。バスの最終は、17:00。リミットは3時間30分。
流石に、朝の5:30から歩き続け、さらにテントを担いでとなると、足取りが重たいです。
でも“リミットは17:00” この言葉を合言葉に、皆頑張って進みます。
コースタイムよりやや遅いながらに、剣御前に着き、ここから一気に雷鳥沢まで下ります。
この時点で、皆が皆、満身創痍の状態でしたが、一気に下ります。この時に時間を稼いでいなければ、
次の日、3人とも仕事を休み、雷鳥沢のテント場にもう一泊してたかもしれません。

ようやく川を渡り、雷鳥沢キャンプ場まで戻ってきました。
この時点で15:30。
“よし、間に合う!!”と、おもいきや今回の真の恐怖がココで待ち受けておりました。
雷鳥沢の“石畳の階段”です。

10時間近く歩いた後の、あの“石畳の階段”。 3人ともが、一度心を完全に折られ、
“17:00の室堂の最終バスよ、サヨウナラ~”となりました。
が、同級生3人組、最後の意地で踏ん張り、雷鳥沢を越え、みくりが池を越え、16:40ようやくバスターミナルへ。
到着するや否や、座り込む3人。それを不思議そうにみる観光客。
最後の最後に、ホントに一番辛かったです。
でも、ホント良い経験でしたし、最高の山行でした。

最後に、今回の一泊二日の剣岳山行を終えて、
今後剣岳を予定されている方、落石の危険があるので、ヘルメットはあったほうが良いと思われます。
剣山荘を過ぎると、水場は一切無いので、天候にもよりますが、水は多めに持っていった方が良いと思います。
また、剣岳一泊二日のテント泊での山行の際は、2日目は早い時間からの行動をオススメします。
但し、ヘッドランプでの行動時間も増えますのでくれぐれも注意して登って下さい。
小屋泊まりの方は、一泊二日で充分大丈夫だと思います。

本日ブログは、
先週の休み実家へ帰った際、
父もかつて、剣岳に行ったことがあるという事実を初めてしった
上野がお伝えしました。
ちなみに、50年前に槍・穂高も縦走したらしいです。
父と今度ゆっくり、山話しようと思います。

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