ここ数週間で一気に冬の気候になってきました。こうなってくると降雪の状況が毎日気になるところ。今年こそは降るべき所に降って欲しいですね。本日のブログは、寒い寒いこれからの時期に活躍してくれるpatagoniaのダウンジャケットをご紹介致します。
patagonia Jackson Glacier Jacket ■
なんだかパタゴニアらしくないデザイン。私が最初にこのジャケットを見た時の第一印象です。スマートで都会的なイメージを受けるデザインで今までのパタゴニアのイメージとは何だか少し違った印象を持ったのです。しかし、アイテムの事を知れば知る程パタゴニアらしさが隠されていました。
【ロゴが敢えて控えめに】
胸元のロゴは刺繍では無く、生地と同系色のラミネート仕様になっているのであまり目立ちません。「いやいや、パタゴニアと言えば刺繍のロゴでしょう!」と思われる方もいらっしゃるとは思います。ロゴはメーカーの信頼の証となる大切なもの。アウトドアシーンでの着用を想定しているアイテムには目立つよう大きく入っている物もあります。敢えて同系色で控えめに入っているJackson Glacier Jacketの場合は主張が強くないのでビジネスシーンでも着用がしやすく、スーツ等のパリっとした服と合わせても違和感無く着用出来ます。「外遊び、タウンユース、ビジネスシーン」のこの3ジャンルで着まわす事が出来れば最高の一着と言えます。
【着用イメージ①(大きめのサイズ感)】
(モデル身長163cm 体重54kg サイズ/S カラー/SEMT を着用)
【着用イメージ②(ジャストのサイズ感)】
(モデル身長163cm 体重54kg サイズ/XS カラー/NVYB を着用)
私は、普段パタゴニアのアイテムはXSを着用しています。Jackson Glacier JacketもXSサイズがジャストで中に厚手のパーカーを着ると少し窮屈かな…と感じる程度。もともとのカッティングが細めでピッタリめのフィット感になっており、ジャケット内であまり空気が動かないように作られています。私がSサイズを着用するとユッタリ着られて楽なのですが、やはり袖丈が余って腕回りが少しゴワついてしまいます。大きめで着用されたい方はワンサイズ上げられても良いとは思うのですが、個人的なおススメは保温力を加味してジャストめのサイズ感です。
【構造と生地・中綿の話】
フロントファスナーは防水性ダブルファスナーを採用。中綿のダウンはスティッチ無しで張り合わせた独自のバッフル構造により押さえられているので、表側の縫い目がかなり少なくなります。この構造による見た目もスマートな印象を受ける要因の一つ。
表地は肌触りがソフトで丈夫な2層構造のポリエステル100%製シェル素材を採用。写真の様にガッツリ水を弾いてくれるので雨や雪の日に傘から滴る水滴で肩回りがベタベタになる心配もありません。
凄いのは表地だけではありません。写真はジャケットをグルっと裏返した物。裏地(写真のグレー部分)はリサイクルポリエステル100%でDWR加工も施されています。さらに中綿に使用されているダウンもリサイクルされた物。回収したダウン製品から取り出されたダックダウンとグースダウンを再生、再利用しています。「え、でも本来は廃棄される物だったんでしょ?」と思ってしまうかもしれません。確かに、使用されている中綿のダウンは100%リサイクル品です。しかし、700フィルパワーという優れた保温力を発揮してくれるので機能面でも全く問題ありません。
胸元の内側にはポケットがあります。スマホや携帯電話を入れておくのに丁度良いサイズでイヤホンコードを通す為の穴も開けられています。気温があまりにも下がるとスマホやデジタルカメラ等の電池はあっという間に消耗してしまうので、胸元のポケットで温めてあげましょう。
寒空の下で冷たい風に打たれながジッとするるシチュエーション。たとえば魚釣りやスポーツ観戦等々、冷気で耳も痛くなる…そんな時がフードの出番です。頭回りの保温は体感温度を上げる為に重要なポイント。フードの中にもダウンが封入されてお、もちゃんとツバも備え付けられているので視界の確保もバッチリです。
「環境問題」に対して私達が取り組むべき事は「出来る事から」で良いと思います。節水・節電は日常的に行えます。さらに一歩踏み込んでリサイクル素材を使用したウェアを日常的に着るのもその一つ。もちろんパタゴニアに限った事ではありません。服だけでなく他ジャンルでも環境に配慮したアイテムを製造されているメーカー様は沢山あります。そういったアイテムに興味を持つところからでも始めてみては如何でしょうか。
本日のブログは、2日酔いの松下がお届けしました。
胃もたれMAXです。。。