こんばんは、飯田です。
既に入荷しています、アークテリクスのフットウェアー。
facebook(⇒■)にて少しご紹介させて頂いておりますので、宜しければ是非コチラもチェックして下さい。
さて、春のバックカントリーシーズン楽しまれていますか?
今回のブログは、スプリットボードのシール作製についてです。
これからの時期にスプリットボードを新たに購入される方は少し少ないかと思いますが、今後の為の情報になればと、今回のブログを書かせて頂きます。
(今回写真が多いので長いです・・ すみません)
さて、今回はgentem stickのGIANT MANTARY SPLITのシール作製をご紹介!
使うシールは、バツグンの安定力があり、信頼性の高いブラックダイアモンドのアセンション ナイロンSTS(⇒■)
(シールの特徴については、以前ブログにて(⇒■)ご紹介させて頂いておりますので、ソチラでご確認頂ければと思います。)
GIANT MANTRAYのシール選び考えた場合、シールの特性に拘らなければ、アセンション ナイロンSTSは非常にオススメ!
特にパーツを新たに買い足したり難しい加工が一切いりません。
それでは、早速シール作製を画像を中心にご紹介。
- テールクリップを取り付ける。
と!その前に、シールに最初から貼り付けられているシートはしばらく剥がしませんのでご注意下さい!
さて、テールクリップを取り付けるのは、特に難しい事ではありません、エラストマー製のストラップに上の写真のパーツを取り付けるだけです。
ポイントとしては、どの穴に通すかだと思います。
シールは、最初保管されていた関係で、少し波打っています。また、最終的にテンションをかけてクリッピングするので、現時点で穴に通すポイントは、最終的に使いたい穴より、ストラップの先端側(上の写真でロゴマークが付いている方)に1つ移動した所がオススメです。
ストラップの穴に対して金具が少し大きいですが、抜けない為に大きいので、しっかり奥までハメて下さい。
テールクリップが通せたら、実際にボードに取り付けましょう!
(この時点では、テンションが掛かっていないので、上手くクリッピングできません。)
- ノーズ側の余分な分部をカットする
次は、シールの長手方向に対して余分な部分をカットします。
テールをクリッピングしたまま、シールを伸ばし、ノーズからでた不要な分部をカットします。
私の場合、この時点ではまだ、シールの裏に最初から貼られているシートは剥がしていないので、シールの正確な長さが出しづらいですが、板の長さに対して少し余分をみていただければ、確実だと思います。
(カットする時は、切れ味の良いカッターで定規をあてながら、一気に切るのではなく、少しずつカッターで切れ込みを深くしていくようにカットする事をオススメ)
- ボードの幅手の不要な部分をカットする
初めてシールを作るのであれば、ここからが少し緊張するポイントではないでしょうか!?
割れたボードを見ると、ボードのセンターに取り付けられたイン エッジ側と従来からあるサイドカーブ側と分かれます。
ここでのシールカット作業をする場合、イン エッジ側にを基準に行っていきます。
では、先の作業で出来た、長さが大まかにカットされたシールを実際にボードに貼り付けます。
この時に、イン エッジ側にピッタリシールを貼るのではなく、約4mm(エッジ1本強)の幅を空けてシールを貼り付けます。
こうする事で、サイドカーブ側に、不要なシールが出てきます。
シールをカットする際は、ボードのソール面を上に向け、付属のシールカッターを使い、ノーズからテールに向かって、サイドカーブに沿ってシールをカットして下さい。
このように作業をする事で、実際使用する時には、両サイドのエッジが出るようになります。
- ノーズのフックの作製について
ノーズのフックは、パーツにシールを噛ませた状態で、ビスを取り付け最終的に飛び出たビスを折って完成となります。
さて、現時点では、シールの長さはノーズ側で大まかな長さにカットされた状態となっています。
この状態のシールをテール側にクリップでしっかり固定し、シールを本番同様にボードにしっかりと貼っていきます。
この作業を適当にしてしまうと、ノーズフックを取り付ける場所が適当になってしまい、ここまでやった作業が台無しになります。
シールをしっかり貼ると、ノーズの余分な部分が分かりますので、このあとの作業のしやすさを考えて、ノーズのカタチにそってシールカッターで切り落とします。
(写真のコメントにも書きましたが、カットをしなくても作業は行えますが、コッチのほうが良いと思います。)
- ノーズフックには裏表があります
ネジの頭分凹んでいるほうが、ボードのソール側になります。
反対側は、小さな穴しかあいておらず、こちら側が雪面側になります。
ノーズのフックのパーツを裏表に注意をしつつも、ボードのトップシート側に取り付けられた、クリップに気をつけながら、しっかりとボードに引っ掛けます。
この時に、フックをしっかり真下に引っ張ってみて、安定する場所を探します。
フックが浅く掛かっていてもNG↓
鋭角になり過ぎるのもあまりよくありません↓
しっくりくるポイントを見つけたら、その状態をキープしたまま、更にシールをカットするポイントをマーキングしていきます。
写真のように、シールはパーツの奥までしっかり入った状態でビス留めするので、この位置でシールをカットする必要があるので、この部分にマーキングをします。
この状態で、一度フックを外し、ポイントとポイントを定規で結びカットするラインを決めます。
その後、この部分だけシールをボードから剥がしカットをしていくのですが、
最初にボードに貼り付けられていた白いシートを少し切り出して、この分部に張ると、この後の作業が幾分楽になるというか、シールが汚れる事を軽減してくれます。
上の写真のように、ボードとシールの間にカッター代を置き、定規とカッターを使い丁寧に切り落とします。
斜めに切り落とされたシールに対して、パーツを仮付けします。
とはいっても、ビス締めする時に、パーツがついついずれてしまうので、ここでもパーツに位置を覚えるためにも、シールにマーキングする事をオススメします。
最後に、ソール面(シールの粘着面)から、ビスをねじ込みます。
この時も、千枚通し等で下穴があるとより作業がしやすいです!
3つのビスをしっかりと取り付けフックを固定したら、飛び出たビスをペンチで折れば完成です!
「ペンチで簡単に折れるの?」
と、思われるかもしれませんが、このビスは折れるポイントが作られておりますので、想像以上に簡単に折る事が可能です。
それでも、最初はかなりビクビクしながら折ると思います。
あとは、ノーズのラウンドに合わせてペン等でマーキングをしてシールをカットすれば完成です!
最終的に、シールを通常のようにノーズ側から貼っていくと、最初に取り付けたテールクリップの位置では、クリップしないので、一つ穴を縮める事になります!
シール作りも、スプリットを持つ楽しみでもありますので、是非、皆さんチャレンジしてみては!