スズカの今季初冠雪の報せを聞き、非常にうれしく思っています。
年始は雪遊びが出来るほどまで積もっているでしょうかね。微妙なところでもあります。
ようやく冬本番とも言える寒さが到来し、使いあぐねていた冬用のウェア、ギア類が出番を見せ始めています。
今日はスマートウール(⇒■)のミッド厚、NTS250シリーズ(⇒■)をご紹介です。
肌に近いところのウェアのパフォーマンスを上げると、いろいろな面で利点が生まれます。
いわゆる薄手のウールのベースレイヤーはご存知の方が多く、既に愛用している方もかなりおられるはずです。
薄手のウールというと、生地1平米当たりの重量でいえば150~180gくらいのものとなります。
ミッド厚のウール。
あまり馴染みがないと思いますが、ウェアとしてのウールのよさを知る上で、ぜひ体感すべきアイテム。
生地の重量は250g/m2。薄手モデルの1.5~2倍の厚み。
軽量なベースレイヤーに慣れていると、手に取ったときのずっしり感にはじめ戸惑うかもしれませんが、
袖を通すとフィット感のよさとストレッチ性が相まって、意外なほど軽い着心地を感じていただけるはず。
それ以上に感じるのは、とろっとした質感と安心する暖かさ。
HOUDINIのPower Houdiも、その魔法のような着心地に骨抜きにされる方が多いですが、
このNTSミッド250シリーズも負けず劣らずの気持ちよさ。
天然繊維であることと地肌に直接着用することから、ある意味上回っているといっても過言ではありません。
個人的にはクルーネックがおすすめ。
左から
NTSミッド250パターンクルー(⇒■)
NTSミッド250クルー(⇒■)
NTSミッド250カラーブロッククルー(⇒■)
今シーズンより待望のXSサイズが登場しており、少し大きめで自分の体格では大きく感じていた、
Sサイズのひとつ下のサイズが登場。
(model:166cm,59kg,XSサイズ着用)
小柄な方、細身の方、これまであきらめていた方には朗報です。
おそらくこれを着出すと、寒い時期は手放せなくなってしまうはずです。
厚手のメリノウールだと何がいいか。
保温力、保涼力、防臭性、難燃性、調湿性、吸汗速乾性などはウール素材に共通するキーワードです。
一番の利点は、それらの限界性能を引き上げられる点にあるのではないでしょうか。
小さなスポンジより大きなスポンジがより多くの水分を吸い上げられるように、
ウール生地も厚手となることでキャパシティは広がるはず。
本来の性能を余すことなく活用できるようになると考えた方が良いかもしれません。
動物たち、もちろん羊も例外ではなく、寒いシーズンに備えるために毛が生え変わったり蓄えたりします。
それと同じように、動物たちの毛の役割を果たすベースレイヤーを調整するのは自然なことといえます。
ソックスの厚手モデルも保温力だけで見られがちですが、実は過酷なシューズ内の環境を整えるには
厚手のウールソックスが最適であったりします。
ゴアのブーツなどで蒸れて困るという方はソックスを、ライトやウルトラライトからミッドやヘビー、
エクストラヘビーなど、厚手にしてみるのもひとつの手かと思います。
スマートウールのベースレイヤーとしては再厚手のモデルとなります。
寒いシーズンはメインのベースレイヤーとして活躍し、
春先や晩秋などの肌寒いシーズンは単体での行動着として、また中間着としても。
重量とかさはそれなりにあるので、予備の着替えとするには少し向いていない面もあります。
同じ素材でジップネック(⇒■)、ロングタイツ(⇒■)もあります。
レディースも揃っていますのでチェックをお願いします。(⇒■)
NTSミッド250リバーシブルパターンカフドビーニー(⇒■)
NTSミッド250カフドビーニー(⇒■)
NTSミッド250リバーシブルパターンネックゲイター(⇒■)
NTSミッド250ネックゲイター(⇒■)
とりあえず体感してみたいという方は、ビーニーやネックウォーマーなどから始めてみるのもいいと思います。
贈り物にも喜ばれますよ。
厚手のウールを体感せよ – Smartwool NTSミッド250シリーズ
texted by 年末まで駆け足のキョヲヘイ