先日よりお知らせしていましたUTMF/STYスピーカーイベントが、本日開催されました。
平日にもかかわらずご参加いただいた方々、誠にありがとうございました。
実行サイドの、最も現場に近いナマの声を聞くことができ、こちらも非常に勉強になりました。
お話いただいた事務局の三浦様、ありがとうございました!
個人的に印象に残った点について少し。
競技規則の"選手の責任"の項目より抜粋。
この2点に関しては、あくまで登山や山遊びという観点から見れば、至極普通なことであるということです。
最近トレイルランナーのマナーについて各所で取り沙汰され、トレイルラン禁止となる一歩手前まで来ている地域もあると聞きます。
"登山"では当たり前になっていることが、トレイルランニング、ことレースにおいてはそういった意識がかなり希薄になっていると感じます。
"お金払っているんだから当然でしょ。"
そう思っている方もいるかもしれません。
しかしUTMFのような160km以上、2晩以上にわたる長時間を山で動き続けることは並大抵のことではありません。
また、ここ2年ほどでトレイルランニング界における省装備化とスピードアップが押し進んでいます。
何が起こってもおかしくない。
近場を数時間走りに行くのとは訳が違います。もちろんロード比較にはなりません。
同じような感覚で長距離レースに臨むことは自殺行為と言えます。
全ての基本になるのは走力うんぬんよりも、いかなる状況にも対処できるような知識とスキル。
競技規則にこのような事項が記されている以上、参加者一人一人がこのことを自覚し身につけておかなければならないことだと思います。
さらに、マナーに関しても山の基本というよりは、人間としての素行によるところが大きいのではないでしょうか。
人に会ったら挨拶、狭いところやすれ違いの場合はスピードを緩める、道を譲るなど、日常に置きかえてもよくあるケースだと思います。
レースに行く人も行かない人も、自然の中で遊ばせてもらっているということを、今一度自分に問いかける必要があるのではないでしょうか。
そういったことを考えたり経験を基にすれば必携装備についてもおのずと答えが出てきます。
──必携品ウエアの保温性、防水性などのレベルは、選手自身の責任で決定してください。事前にそれらを着用して氷点下気温の高山、大雨の中での長時間に及ぶランニングなどを体験し、それらのウエアがほんとうに自分のカラダを守ってくれるのか否かを知っておきましょう。選手自身が責任をもって認め、届け出たウエアを大会本部はその選手の必携ウエアと判断します。
今年追記されている一文ですが、必携装備にあるからしかたなく持つのではなく、むしろ全てを有効に活用しゴールするためにウェア・ギアをチョイスするべきだと思います。
これらは普段の山行時にも持つべきアイテムが並んでいます。
一度の大会で夏の気候から真冬の気候まで、すべてが組み込まれているこの時期の富士山エリア。
反対にいうと、これら必携装備をきちんと揃えておけばオールシーズンでトレイル遊びが出来てしまうとのお話もあり、確かにと感心してしまいました。
装備選びもよくよく考えてみればそれほど難しいものでもありません。
自分の経験に基づいた装備を持って行く。
ただそれだけなのでシンプル。
自分の経験だけで足りない部分は、自分たちショップスタッフやトレイルの先輩たちに話を聞いてチョイスしていく流れが良いと思います。
moderateもできる限りお手伝いをしていくので、お気軽にご相談ください!
そんなUTMFの装備を収めるにはすこし小さいですが、今シーズン期待のランパックがMountainHardwearから到着しました!
右から
Fluid Race Vest (⇒■)
Fluid Race VestPack (⇒■)
また、20L容量のベスト型パック、Summit Rocket 20(⇒■)も入荷しました。
コストパフォーマンスと使い勝手の良さはピカイチではないでしょうか。
他メーカーのようにハイドレーションやボトルの付属はありませんが、その分使えるアイテムの自由度も増えるということ。
前面は共通の仕様で4つのポケットが付いています。
下部両サイドには大きめのポケット、右上部は小型ジッパーポケット、左上部はベルクロ付きポケット。
また、チェストストラップは根元から取り外しができ自分の身体に合うポイントで調整することができます。
166cm,61kgでS/Mサイズ使用。
また、パックのフィット調整はチェストストラップ部のみですが、脇の下部分には太めのゴムが配されており、これが伸縮することで身体の曲線にあわせてハーネスがフィットしてくれます。
Vestはストレッチメッシュで構成され、上部がダブルジッパーとなったシンプルな形。
ダブルジッパーの理由はハイドレーションを使用する際にどの部分でもホースを出せるようにするためと思われます。
また、ハイドレーションのホースは下部からもスリットを介して前面に持ってくることが可能です。
外側下部にはジッパー開閉タイプの小型ポケットもあり。
このジッパータブは少し奥まった箇所にあるため、ドローコードを付けて開閉しやすくすることをことをおすすめします。
VestPackは少しマチのあるタイプで、行くエリア・スタイルによっては丸々一日の山行にも使えそうな印象です。
ダブルジッパーオープンで荷室の2/3ほどが大きく開くため、中身の出し入れがしやすくなっています。
また、内側上部には小分けポケットが。
166cm,61kgでS/Mサイズ使用。
どちらのモデルにもリフレクター付きのタブがついており、これにバンジーコードなどを通すことで外付け機構も追加することが可能となっています。
体に密着する部分も柔らかなメッシュで抜けもよさそう。
かなり汎用性の高いパックだと感じます。
カラーはSteamという薄いグレーで、どんなウェアにも合わせやすいカラーリングです。Cool!!
Tops:MountainMartialArts MMA Panel Tee (⇒■) Color:White_Native,Size:S
Bottoms:RaceReady Active SixerShorts (Coming Soon!!) Color:Grey,Size:Small
Summit Rocket 20は隠れたヒットアイテム。
なかなかこの容量のベスト型ザックはなく、テーパードした1気室タイプのパック。
重量も340g(カタログ値)と計量ですが、背面にはしっかりとしたパッドが付いているため背負い心地もGood!!
背中上部に重心が来るため、軽快な動きをしやすい設定となっています。
また、サイドにはコンプレッションもあり、荷物が少ない時でもしっかりと揺れを防いでくれます。
前面のポケットは4つ。
右側下はボトルポケット。500mlのペットボトルは余裕で収めることができます。
右上はジップポケット、左上はフラップポケット。
左下は大きめのジップポケットとなっています。
内部はハイドレーションを引っかけるためのベルクロが付いているのみ。自由に荷室を使えます。
ちなみに自分はコレで泊まり山行をしようと考えています。
ピンときた方はお早めに!
そして今週末はテントイベントです!
山岳テントを中心に20張り近いテントがmoderate下の駐車場を埋め尽くします。
メーカー様による商品説明、スピーカーイベントもあるので、今シーズン購入を検討されている方やなにか不明な点がある方はぜひお越しください!
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