正式名称の「Columbia River Knife & Tool」を略してCRKT。1994年に設立されたアメリカのナイフメーカーで現在は米国オレゴン州テュアラティンに拠点を置いています。本日は、CRKTのナイフの中でもちょっと特徴的なアイテムをご紹介。
CRKT ピラー・ラージ ステンレス ■
独特なブレード形状。シルバー一色のボディー。アウトドアで使う道具でありながら、どこか都会的な雰囲気の漂うデザインはJesper Voxnaesによるもの。
刃の厚みは約3.7mm。全長は約170mmと片手で使用するのには丁度良い長さとなっています。
折り畳んだサイズは約102mmでポケットやサコッシュの中に入れておいても邪魔にならないサイズ感。ブレードを開く時は写真白丸部分を人差し指でグッと押します。
するとこの様にブレードが開いてくるので、あとはブレードに空いている丸い穴に親指をかけて開くだけ。片手で簡単に操作が出来ます。
折り畳む時はハンドル部分のロックを解除します。写真白丸部分を外側へ押す事でロックが外れるので、押しながらブレード畳みます。慣れないうちは両手で操作した方が良いですが、片手でもスピーディーに開閉出来る構造になっています。
ちなみに同シリーズで持ち手が「G10」のタイプもあります。(コチラ■)G10は、ガラス繊維を積層し固めた素材で、水に強く耐久性にも優れています。また、表面の加工で滑りにくくなっているのでグローブ等を付けた状態でも使用しやすくなっています。より実用的な使い方をしたい方におススメなタイプ。
同じぐらいのサイズのナイフでOPINEL#8■と比較してみました。#8の刃長は約85mmなのでピラー・ラージよりも少し長いくらい。持ち手の長さもそれほど変わりません。
しかし、重量を量ってみると意外に差が出ました。
持ち手に使われたいるのが金属、合成繊維、木材で差が出ていますが、最も違うポイントはブレードの造り。
ピラー・ラージのブレードの上にOPINEL#8を乗せて見ると一目瞭然。#8の刃厚は約1.5mm、対するピラー・ラージは約3.7mmと倍以上の厚み。手に持った時にズッシリ感はありますが、実際に使用する時には安心感に変わります。
そして、通常サイズのピラー(写真下)も入荷中。手の小さい女性の方等には扱いやすいサイズ感で、フルタングと使い分けるサブのナイフとしても人気の一本。
ナイフを色々と並べてみました。写真左からOPINEL#6、ピラー、OPINEL#8、ピラー・ラージG10、ピラー・ラージステンレス。OPINELのナイフとは双極をなすような特徴的な形状をしているピラー。ついついコレクションしたくなるナイフの一つですが、食材を切るのに意外と使いやすいブレード形状で、フィールドでもしっかりと活躍してくれますよ。
気になる方は、是非店頭で手に取ってみてください。私を読んで頂ければ詳しいお話しもさせて頂きます!
本日のブログは、来週のお休みは沢へ遊びに行く予定の松下がお届けしました。