昨年、Teton Bros.から発売されて評価の高いPolartec Power Wool(ポーラテック パワーウール)。昨年は発売からアッ!という間に売れてしまい、自分自身もフィールドで試すことなく完売になったアイテム。
●アイテムの特徴をおさらい
肌面が起毛されたグリッド形状となっており、その部分がウール素材。そして、表面が化繊素材となっハイブリッドなベースレイヤー。
●使用感(個人的なインプレ)
今現在使用したシーンとしては、気温8度ぐらいの小雨の中でのロードランと、気温10~13度ぐらいの霧雨の中のナイトハイクからのテント泊。
2回とも雨が降る中で、幸いにも風があまりないシチュエーションだった為、この上にウィンドシェル等を着る来なく行動。
テント泊に関しては、着替えやこの下に何かを着足すことなく、上にインサレーションを羽織って寝ました。
たった2回程度のテストではありますが、ウールの濡れ冷えの少なさと化繊の乾き速さを実感。来週末に開催されるOMMレースはこれを着て出ようと思っています。
●アイテムの種類について
Power Wool Grid L/S(⇒■)
クルーネックタイプのベースレイヤー。
肩のトップから縫い目をはずし、袖付きはセットインタイプ。
Power Wool Grid 1/2 Zip(⇒■)
ミゾオチぐらいまでの長さのジップアップタイプのベースレイヤー。
肩まわりに縫い目が一切ないラグラン風スリーブ。
Power Wool Grid Hoody(⇒■)
バラクラバタイプのフードが付いたベースレイヤー。
肩回りの自由度が高いラグランスリーブ。
フードのジッパーは、センターからズレるように取り付けられており、ジッパーのコイルであご回りが擦れて痛いって事が軽減されています。
●製品の特徴と違いについて
基本ベースレイヤーの為、身体にフィットしたデザイン。
(179cm / 64kg / SIZE:L着用)
冬のベースレイヤーの為、裾をパンツに入れても出にくいようにと少し長めなのが特徴の一つ。特に、フーディーについては、クルーやジップアップに比べて気持ち長めなのとタイトな裾幅となっています。
(L:Power Wool Grid Hoody / R:Power Wool Grid L/S)
これはフーディータイプが、アイスクライミングをかなり強く意識されて作られている為。
背中側の裾の作りを見比べて頂いても、その仕様の違いからある程度フィット感に違いがあるのをご想像して頂けると思います。
<Power Wool Grid L/Sの背中側の裾のつくり>
<Power Wool Grid Hoodyの背中側の裾のつくり>
(他のモデルに比べてよりパンツにセットインしやすデザイン)
裾が長い事でベースレイヤーを単体で着用されたい方は、その長さが少し気になるかもしれませんが、個人的には裾幅がタイトな事もあってか、それ程だらしなくないと思っています。
(179cm / 64kg / SIZE:L着用)
また、Power Wool Grid Hoodyのみ袖口がサムホール仕様になっているのも特徴の一つとなっています。
OMMレースや、これからのトレッキングやラン、バックカントリースノーまで本当に幅広く使えるベースレイヤーであり、シーズンや状況によっては、薄手のミドラーとしてもお使い頂けるので、ウール好きの方は是非ラインナップに加えては如何でしょうか!!
投稿者:飯田