梅雨真っただ中のこの時期。雨が降っていると山へ向かう気持ちが薄れてしまうところ。でも、雨の山も意外と楽しい事をご存知でしょうか。岩稜帯や沢の近くを通る道はリスクが高いので、里山等のノンビリ歩ける山がおススメ。雨が滴る草木は、晴天の時とは違う「生き生き」とした雰囲気があって魅力的なんです。
本日のブログは「雨の低山」で最も活躍するウェア達をご紹介させて頂きます。
AXESQUIN アメノヒ ■
AXESQUINのレインウェアで代表的なアイテムであるアメノヒ。耐水圧10,000mm、透湿量7,000g/㎡/dayのPERTEX SHIELDを採用。写真では普通のアノラックの様に見えるかもしれませんが、そこは「凌」のスタイルを軸としているだけあって普通の造りではありません。
丈が非常に長く、身長約163cm、体重約55kgの私がSサイズを着用して膝が少し隠れる程。里山歩きでは木々に当たった雨が滴り落ちて来るので、このスタイルでも十分凌げます。パンツを穿かない分、蒸れ感も少なく着用するのはトップスのみなので脱ぎ着の煩わしさもありません。
深く取られた前立てファスナーはベンチレーションも兼ねており、大きく開くので頭から着るだけでなく、足から穿く様な形で着る事も出来ます。
ダブルファスナー仕様なので、中に付けたサコッシュや衣服のポケットへのアクセスも可能。
ウェア内に蒸れを感じたら生地を掴んでバサバサやりましょう。あっという間に換気が出来てスッキリします。我慢しながら歩くよりもマメにバサバサしてあげた方が快適です。
防寒着として使う時は裾を縛ってあげれば普通の丈感で着られます。腰ベルトのあるバックパックを背負う際には、腰ベルトへ裾を巻き付けてあげてもOK。状況に合わせてノーマル丈とロング丈を選ぶ事が出来るのです。私の雨天の低山ハイクは「雨降ってるけど、取り合えず歩くだけ歩いてみよう。」という雑把なスタイル。そんな時に一着持って行くだけで良いアメノヒは非常にありがたいんです。アメノヒで十分凌げて、雨の低山を楽しめればOK。雨が酷くなってきたら撤収して温泉へ。そんな感じのユルイ遊び方にもおススメです。
AXESQUIN シュゴ ■
雨の日は傘をさして歩く事が多いから、上半身よりもパンツ回りの濡れを防ぎたい。そんな方におススメなのがシュゴ。シュゴの一番のポイントはレインウェアらしからぬところ。ストンとした形で防水素材特有のパリっとした生地感も見られません。丈は七分でゲータやソックス等の無駄な重なりを解消する為のもの。
汗が溜まりやすい腰回りはメッシュになっており、通気性を確保。
生地は3層構造のPERTEX SHIELD+を採用しており、耐水圧20,000mm、透湿量20,000g/m²/dayの優れた数値を備えています。メカニカルストレッチ機能もあるので、足上げの妨げになる様な事もありません。
【モデル身長:約163cm 体重:約55kg サイズ:Sを着用】
私の身長でSサイズを穿くと八分と九分の間ぐらいの丈感に。恐らく身長160cm未満の女性の方なら普通の丈感で穿いて頂けます。写真は丈感が見えやすいようにシューズを穿いていませんが、足元の濡れが気になる場合はショートゲーターのクナイショート■を付けてあげれば問題ありません。トリコットの裏地は肌触りが非常に良く、レインウェアとしてではなく普通のパンツとして穿きたい程の穿き心地の良さがあります。今時期はレインパンツとして使い、気温が低い時期には行動着として使ってあげても良いと思います。
AXESQUIN フッタリヤンダリ ■
少し前のブログ■でもご紹介させて頂きましたAXESQUINの新作レインウェア。極端に長さの違う後ろ丈と前丈。普通のレインウェアには有るはずのに無いフード。レインウェア界の「異端児」とも呼べるアイテム。
そんなフッタリヤンダリと是非併用して頂きたいのがツユハラヒ■。防水の生地を使いながらもレインスカートや防水巻きスカートよりもはるかに動きやすく設計された人気アイテム。
頭は撥水性のあるハット等を被り、フッタリヤンダリを着て、ツユハラヒを装着。これで雨の低山をウロウロと動き回っても、雨粒を気にする事無く快適に過ごせます。
「蒸れ」とは無縁なのがこの組み合わせ。なぜなら、常に開いているから。防水の生地が閉まっておらず、常に大きなベンチレーションが全開状態。衣服内の空気が常に動いているので湿気が留まりにくいのです。その分、雨へのプロテクションや防寒着としての機能が気になるところですが、そこは過去のブログ■でご紹介させて頂いていますので気になる方は是非ご覧ください。とにかく蒸れを感じたくない方や、フードで耳を遮らず自然の音を感じながら歩きたい方におススメの組み合わせ。
常に新しく、面白いアイテムを創造しているAXESQUIN。数あるアウトドアブランドの中で、今時期の雨中低山ハイクで最も活躍するブランドと言っても過言でありません。天気は良いに越したことはありませんが、雨の山にもその時にしかない魅力が詰まっています。タープを張って屋根を作って、雨音を聞きながご飯を食べるのも結構楽しいですよ。
本日のブログは、釣り熱が再燃している松下がお届けしました。
バス釣りの道具…もう一度、一式揃えようかな….。