Reft 2020春夏アイテムのご紹介

小さい頃から、人の仕草や自分との違いに対して時々強く憧れる事があった。

例えば、「そろばん」をやっていた友人が暗算をする時に指を弾いて計算する癖とか、メガネを直す仕草とかコンタクトを気にする感じとか。酷い時は、部活の先輩の立ち姿を意識した事もあった。

僕の中でこの手の憧れは大なり小なりあるけれど、おそらくそのトップに君臨するのは「左利き」だと思っている。

学生の頃はサッカーをしており、左足でボール蹴る選手の事を「レフティー」というその言葉に小さな特別感を抱き、スノーボードやスケートボードで言えば「グフィースタンス」というだけで、普通に滑っていても既に人と違うスタイルに見えてしまうほど。

当の本人達に言わせれば、右利きが主流の世の中からすれば、常に逆の為、苦労も多いと言うけれど、その苦労をしらない僕にとっては、無責任にカッコイイだけの憧れの的であった。

 

2019年から新たに始まったブランド「Яeft」

広いアウトドア業界の中で、色々なジャンルや方面で個人的に尊敬出来る人は沢山いて、その中の3人(スタイリストの岡部さん・バンブーシュートの甲斐さん・アクシーズクインの柳屋さん)が2019年の秋冬シーズンからスタートさせたブランド。

地方に居る僕にとっては、個々のご活躍は知るものの繋がりが有ることは知らず、そのメンバーでブランドを初めたと聞いた時の不思議なワクワク感は今でも覚えている。

 

ひねくれものな左利きが3 人集まって
「Яeft」なる
山歩き用の服を作ることになりました。
甲斐くん(バンブーシュート)から誘われ、柳谷さん(アクシーズクイン)と一緒にウエアを作らないか︖︕ 
その提案に即答。
「やりたい︕」
すぐさま思いついたのは、このベストであった。
みんなが左利き。
偶然ではない必然な気もするこの引き合いの3人のキャラクターを存分に発揮して、新たなプロダクトウエアを作り出したい。
そんなアクシーズクインのベストを主役に生み出すレイヤリングシステムプロダクト。
ベストを主役に、レイヤリングでその時の気候や季節に合わせて3つのスタイルに変化出来る5厳選アイテムです。
余計な

モノはなるべく作りたくない姿勢をキープして行きたい。
それがЯeft。
アウトドアウエアブランドの概念を左利きの特異なキャラクター性を生かして覆したい。
そんなプロダクトです。

岡部さんのコメントを引用

 

そう、この感じがまさに!と、言った具合。

そして、今日はそのReftの2020年春夏アイテムをご紹介。

 


Reft|Mountain Hiker Vest(→

このブランドを語るにあたって絶対に外せないアイテムでもある「Mountain Hiker Vest」

ブランドの商品説明文の中に「その昔ハイカー達がフィッシングベストを着ていた姿に着想を得ています。」と、あるように、確かに諸先輩のハイカーが着ていそうなベスト。

大小様々なサイズのポケットを配置し、サコッシュのあのサイズ内でも荷物を迷子にしてしまう僕なんかみたいなタイプには、実はコレぐらい小分けされていた方が良いのではと思え、非常に頼もしい使えるベスト!

背面は、目の粗いメッシュ生地を採用。ベストを着用しザックを背負っても背中が蒸れない仕組み。と、いうギミックは非常にありがたく、そこはノーマルなギミックとし、Reftはそのギミックを活かしMountain Hiker Vestを主役にウェアーをレイヤリングした時の事を考え、ベストのメッシュの隙間からTシャツの背中側を見せる事を意識させ、今回発売されているTシャツは全て、バックプリントが施されています。機能面でのレイヤリングではなく、デザインとして楽しむ為のレイヤリングの発想が実に面白い!

 


Reft|Short Sleeve Stand Colar Shirt(→

シャツをルーズに着崩したい人に非常にお勧めのShort Sleeve Stand Colar Shirt(→

この後にご紹介する、オーバーサイズのパンツやショーツとの相性も非常に良く、また、patagoniaのバギーズや、山と道の5-pocket shorts等の裾に広がりのあるシルエットのショーツとも非常にバランス良く着ることが出来ます。


TOPS : Reft|Short Sleeve Stand Colar Shirt |size:L(→
BOTOMS : 山と道|M’s 5-Pocket Shorts #Granite Green|size:XL(
(179cm / 67kg /)

また、このシャツの上にジャケットを羽織る事を想定し、襟元のもたつきを抑える為にあえて低めに設定されたスタンドカラーの襟が、良い意味でTHEシャツといった感じの雰囲気を和らげてくれえいる印象。

胸にはサングラスを固定するフラップや、脇下のメシュ生地採用など、シャツひとつでも色々とギミックがあって兎に角カッコイイ!


(※サングラスの仕様によっては、ホールド出来ない場合もありますが、一般的なタイプであればほぼ問題ありません。)


(脇下のメッシュ生地のベンチレーション)

 


Reft|Ankle Length Wide Pant (→

このワイドで武道着を思わせる雰囲気は、正直、お店でも異色を放ち癖のありそうな雰囲気を満点にだしているけど、穿いてみと割とすんなりスタイルとして入ってくるパンツ。

パンツは、くるぶしが見える8分丈で穿くのがポイント。でも、うちのスタッフはフルレングスっぽい感じで数名穿いているけど、アレはアレでカッコいいと思う。

(写真は後日アップします)

Reft|Knee Length Wide Short(→

そして、上でご紹介したAnkle Length Wide Pantが持つ絶妙な太さのシルエットを生かした、短すぎず長すぎない丈のKnee Length Wide Short。

裾にはショーツの共生地で作られたコードがついており、それを絞る量を調整する事で色々なシルエットを楽しむことが出来ます。個人的には、5インチ丈の短いショーツが穿くことが多い中で、このかぼちゃパンツみたいなスタイルが物凄く新鮮!


TOPS : Reft|Short Sleeve Stand Colar Shirt |size:XL(→
BOTOMS :Reft|Knee Length Wide Short|size:XL(→
(179cm / 67kg /)

 

 


Reft|Short Sleeve Print Tee ILLDUMP

イラストは、ジェリー・鵜飼さんよるもの。

フロントの ILLDUMPとは、illegal dumpの事で日本語に訳せば不法投棄という意味。バックプリントには、山の中を歩いている時に一度は見たことが有るような、目を背けたくなるような不法投棄のシーンがジェリーさんらしいタッチで描かれています。


(森の中に捨てられた冷蔵庫のフホートーキ)

 


TOPS : Reft|Short Sleeve Print Tee ILLDUMP |size:XL(→
BOTOMS :Reft|Knee Length Wide Short|size:XL(→
(179cm / 67kg /)

※Tシャツはポリエステル100%になります。

 


Reft|SHORT SLEEVE PRINT TEE MOJI

控え目でシンプルな胸のReftのロゴに対して、バックプリントは左を想像させる大胆なサイズ感の「右」の漢字。

お祭りの半被をイメージしてデザインされており、岡部さんがデザインチームにいる感じが非常に伝わる1着ではないでしょうか。

※Tシャツはポリエステル100%になります。

 


 

moderateの中でも異色を放つReftですが、今までになったアイテムやデザインが多く、新たカタチで山と街をシームレスに繋いでくれるブランドだと思いますので、今までに無いスタイルを楽しみたい方に是非お勧めとなっています!

投稿者:飯田

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