ようやく、という表現が正しいか分からないけど三重県も梅雨らしい天気になってきた。ジメジメ、ムシムシ、そんな日が続いている。雨が滴る木々を眺めに山や森へ行きたいところだけど、こうも蒸し暑くてはレインウェアの中が蒸れることは必至。雨の日にも自然の中を軽快に歩きたいのならアメノヒを着れば良いんです。
AXESQUIN アメノヒ2.5 ■
アメノヒを初めて見たのは確か2、3年前。上下セパレートのレインウェアが山の常識と考えていた私にはかなり衝撃的な出会いだった。低山での山遊びに特化したAXESQUINのコンセプト「凌」を体現したかのようなプルオーバー型レインウェア。
前ファスナーは大きく開くので意外にも脱ぎ着は手間取らない。ベンチレーションも兼ねており、襟を掴んで左右に開けばガバっと大きく開く仕様。
さらにダブルファスナーになっているので、サコッシュを付けたままアメノヒを着ても大丈夫。下からファスナーを開けてあげれば不用意に濡らさずサコッシュの中身をガサゴソできる。
防水素材はPERTEX SHIELD。2.5層の作りなので裏地は無し。汗ばむとペタペタするんじゃないかな…と思ってしまうがユッタリした形なので腕回りやフード以外で肌に直接触れるトコロは殆ど無い。なによりも、雨が続く今時期は裏地が汗を吸い上げると翌日でも湿っている事があるので連続して使う場合は2.5層の方に分がある。
着用イメージ
【着用モデル 身長:約163cm 体重:約55kg サイズ:S カラー:濃色 を着用】
マウンテンパーカーとも違う、ポンチョともまた違う。それがアメノヒ。高めの襟は首回りの防寒にも一役買ってくれ、裾に向かってゆるやかに広がる形は動きを妨げず軽快に歩く事が出来る。
山で登りが続けばどんな時期でも汗ばむもの。蒸れてきたらこうやって生地をバサバサする。するとウェア内の空気が大きく動いてあっという間にリセットされて、また楽しく歩き出せる。換気の方法が何とも原始的な感じだけど、シンプルで分かりやすい。衣服内の不快感は少ない方が良いに決まってる。
脱ぎ着は2パターン。オーソドックスに上からガバっと被る。
そして、パンツの様に下から穿く。シチュエーションに合わせてお好きな方でどうぞ。
裾をグルグルっと捲し上げれば、あっという間にジャケット丈に。急な登りや下りの際、長い丈が邪魔をする事があるのでそんな時に。
【着用モデル 身長:約163cm 体重:約55kg サイズ:M カラー:千歳茶 を着用】
私のジャストサイズはSだけど、ワンサイズ上げれば中に15~20リットル程度のザックを背負う事も可能。フード回りや肩回りに突っ張り間もなく、長時間の着用も苦にならない。
もちろん、このまま裾をクルクルっとする事も。ザックに腰ベルトがある場合は、裾を腰ベルトに巻き込んであげてもOK。
山だけでなく、キャンプ、フェス、また雨の中のお散歩に。今日は雨が降っているから、お出かけは止めておこう…ではなく、雨が降っているからお出かけしませんか。水を沢山蓄えて生き生きとした苔。どこからか登山道に出てくるヒキガエル。休憩中に木の枝からフードにポタポタと垂れてくる水の音。雨の日にしか出会えない自然の風景も魅力的です。アメノヒを着て雨の中をノンビリ歩いてみませんか。
本日のブログは、先日の東京出張で店長と共にタピオカデビューをした松下がお届けしました。