サコッシュでは足りなくて、トートバッグ程の容量はいらない。そんな時に丁度良い大きさなのがノースフェイスのミュゼットバッグ■。
短辺約26cm/長辺約33cmの長方形のサイズ感で、肩から提げた時に邪魔にならない。
長財布にボトル、サングラスに手帳類。旅先ならパンフレット等。不要な物はバックパックに入れておいたり、車の中に置いておき、必要な物だけをいれておける便利なヤツ。今まではずっと日常で使う物だと思っていました。しかし、店頭でお買い上げ頂いたお客様から思わぬ一言。
「火遊びの道具を入れておくのに丁度良いサイズなんだよ。」
まさかまさか。ノースフェイスのミュゼットバッグにそんな使いみちがあったなんて。確かに、ネイチャーストーブを含む火遊び道具をバックパックの中で綺麗に収めるのに良さげなサイズ感。物は試しでやってみました。
火を付けるのには着火のシステムが必要。左から麻ひも、UCO サバイバルマッチ■、ライター、Bushcraftinc メタルマッチ■、Bushcraftinc チャーロープホルダー。着火道具だけでそんなにいるの?…と思われるかもしれませんが、最低でも3つは携帯する事をお勧めします。ただ、私の場合は着火の工程も楽しみの一つなのであれやこれやと多めなのです。
拾った枝を切断したり、割ったりする道具たち。左からJOKERエンバーウォールナット■、OPINEL フォールディングノコギリ12。小さな焚付を作ったり、麻の紐から着火剤を作ったり、使い手次第で活躍する幅を増やせるのが刃物の魅力。
火を付けた後、火力を調整したり、おき火にした後マシュマロを焼いたりと色々使える道具達。リサーチの缶は燃えた後に残る灰を持ち帰る為の物。左からGRIPSWANY G-70CAMP GLOVE、COGHLANS テレスコーピングフォーク■、Mountain Research Stash Tin、Bushcraftinc ティンダーウッド。
ちょっと焼き物をしたり、食事をする時に。あると便利なアイテム達。左からbelmont 極厚鉄板ミニ■、SOTO フィールドホッパー■、To-Go Wear クラシックバンブーカトラリー■。
ずらっと並べてみると結構な量。これだけあれば十分火遊びを楽しめます。早速、ミュゼットに詰めてみます。
細々した着火の道具達は内ポケットに。こうしておけば、カバンの中で行方不明にならずに済みます。
先に言っておきます。私、パッキングが超下手くそです。毎回、泊まりの山行では、行きの荷物よりも帰りの方がバックパックがパンパンになるという謎の増量が起こります。そんな私が適当に詰め込んでみてもこの通り。全て収まりました。でも一つ。忘れていけない物達が…。
火遊びをするからには焚火台が必要。そこでミニマルに特化した物ではなく、そこそこ小さいけれど十分火遊びが堪能できるタイプをチョイス。写真上はmonoral ワイヤーフレームライト■、写真左下はFIREBOX STOVE GEN2■、写真右下はUCO ミニフラットパックポータブルグリル&ファイヤーピッド■、この3モデル達を先程の道具達と一緒に詰めてみます。
monoral ワイヤーフレームライト■は付属の収納袋を使ってあげれば難なく入ります。横幅があるので他の道具達の配置を調整してあげる必要がありますが、ギュウギュウ感もありません。
FIREBOX STOVE GEN2■は折り畳んだサイズが薄く幅も取らないので隙間に差し込む形で簡単に入りました。ただ、別売りのケース■に入れずにミュゼットに入れるとスス等の汚れが付きますのでご注意を。
UCO ミニフラットパックポータブルグリル&ファイヤーピッド■は高さがジャスト。今回は分かりやすくする為に付属の収納袋に入れていませんが、入れた状態でも難なく入ります。今回の3モデルの焚火台ならどれも問題無く収納できるので、ツーリングキャンプやソロキャンプの様なスタイルで焚火をする際には丁度良い荷物量。ただ、肩に掛けて長時間運ぶ事はあまりおススメできません。荷物の重量はそれなりになるので、肩が疲れてしまいます。バックパックやキャリアの中で焚火セットを一纏めにしておいたり、焚火のセッティングを終えた後に空のミュゼットを肩から掛けて拾った枝を入れていく。そんな使い方をしてあげて下さい。
そして、個人的にやってみたいのがオーガニックコットンで造られているこのミュゼットを染め上げること。草木染め等で色を付けてオリジナルに仕上げたいんです。丁度、先月に藍の種を庭に蒔いて芽が出てきたところ。大きく育ったら生葉染めにチャレンジしてみたいと思います。
本日のブログは松下がお届けしました。