3月下旬に開催されるOSJ新城トレイル。(今年は、3/23-24に開催)
もし、トレイルランニングのシーズンスタートを春からだとすると、東海地区の場合、個人的にはこのレースが2019年シーズンのキックオフレースとなる。
レース当日は、別の仕事で会場には行けなかったが、今年もかなり面白いレースとなったとか!その内容を聞いただけでも沢山伝えたい事があるが、一つだけピックするのであれば、あのコースを5周走って100マイル(160キロ)を達成した阪田氏の偉業ではないだろうか。
おそらく、新城の32Kを走った事のあるランナーであれば、「あのコース」という表現を理解してもらえるうと思う。
数年前に、「あのコース」を2周する“ダブル”が大会として設定された時、猛者が鼻息荒くした中で、昨年優勝というベンチマークを付けた阪田氏が次にチャレンジし成し遂げた今回の100マイル。
そのチャレンジを見ていると、ただ単に「偉業を達成してやる!」という自己満足ではなく、トレイルランニングのシーンを更に盛り上げる為の座標として、彼はやってくれたのではと勝手ながら思っている。
この話しを掘り下げれば、数回にわたりブログが書けるほど出来事ではあるが、今回は2019年のキックオフレースで、凄い事があったと思ってもらえばと思う。
この記事の概略として
2019春にフルモデルチェンジしたPaaGo WORKSのRUSH
今年は、各ブランドが新作のトレイルランニングのバックを発表する中で、個人的に注目度が高いのが、PaaGo Worksが手掛けた新作のRUSH。
今回は、その個人的に注目度の高さとなった惹かれた部分を中心に商品をご紹介
RUSH UTから生まれた新作のRUSH
100マイルを走る為に作られ、100マイラーを目指す人だけが買うこと出来たRUSH UT。ある意味、走る事を突き詰めた人に向けて作られたバックをベースに、今回のRUSHは生まれ、現時点でPaaGo WORKSが作るヒトツの結晶のカタチなのだと思う!
惹かれた部分 その1
多くの背負い手にとってフィッティングの自由度が高い設計。
バックパックのフィッティングというのは、何処にそのフィッテングを求めるかによってデザインのされ方が変わるなかで、今回の新作RUSHは、本当に自由度の高さに惹かれた。
ショルダーストラップの長さが調整可能
ショルダーの長さを変える事が出来るシステムによって、使用者の体格は勿論のことながら、背負い感の好みにも対応出来る事が、特徴のヒトツではないだろうか。
(マジックテープで長さ調整が可能)
(長さの目安はステッチを参考に!)
とは言え、ある意味背負い感の正解が自分自身にあるとなると、セッティングに迷うかもしれないが、それらを調整しカスタマイズし、オリジナルフィットが追求出来る事は、多くの背負い手を満足度を上げられる良さがあると思う。
ちなみに、脇腹部分は、上の写真で印しているドローコードで調整する事が可能だ。
惹かれた部分 その2
充実した収納力とカスタマイズ出来る良さ。
バックパックの収納力は、そのバックにデザインされたポケットの仕様にあると思う中で、今回の新作RUSHは、非常に良く考えられている。
(大きなスマートフォンも余裕で入るフロントのメッシュポケット。勿論、ジェルなどの行動食を入れるのにも便利!)
(両脇腹に配置されたジッパー付きのポケット)
(右脇腹には、出し入れがしやすいメッシュポケットもあります。)
(ウィンドシェル等の収納に便利な背面下部のポケット)
(ハイドレーション用スペースには、背面のサイドからアクセス可能)
一番の凄さは、メイン荷室が変形し、必要に応じたリッターのバックに変形させられるという事。
今回、自身が何度かテストする中で、一番良さを感じたこのシステム。
例えば、単純に収納力が5リッターのバックの場合、あるトレイルを走るの時に、この荷物でイケルと考え、ミニマムなパッキングをした場合、5リッターの荷室を余らす事があると思う。しかも、必ず余ってしまうスペースが荷室の上部に出来る。
(メイン荷室に入れるアイテムが上の写真だけだった場合)
(荷室の中で荷物が下部に溜まってしまい、赤丸のスペースが空いてしまう。)
この事を言い換えると、メイン荷室の下部に荷物が溜まり、その結果、荷重の重心の位置がバックの中で下の方になる。そして、その重心位置が下がってしまう事で、ランニング中の揺れの原因を作ってしまうのだが、新作のRUSHの場合、荷室の下部を中からマジックテープで強制的に閉じ、荷重の重心位置を上部に持ってくる事が出来る。
(新作RUSHは、赤印しの部分が荷室の内側でマジックテープにより荷室を塞ぐ事が出来る!)
これらを端的に言うと、荷物が増えれば荷室を大きくとり、荷物が少なければ、重心の位置を高い所に持ちながら、効率的に荷室を調整出来ると言うこと。そう、ある意味新しいカタチのコンプレッション仕方なのだと思う。
実際に、先日走った賤ヶ岳のレース(■)では、パッキングするアイテムを非常に悩む中で、荷室が調整出来た事は、めちゃくちゃ大きなメリットを感じた!
勿論、この辺りのシステムは、人によって好みは出ると思うが、実際に使用する価値は大いにあると思っている。
既に、新作のRUSHは店頭に届いているので、興味がある方は是非、手にして頂ければと思う。
さぁ!その価値をテストして感じてみよう。
そうなんです!その価値をテストするチャンスが多度山トレイルランニングレースの舞台でご用意しました。もし、多度山トレイルランニングレースに出走が決まっている選手の中で、このバックを試してみたいとうい方の為に、急遽「TRY ON NEW RUSH」が開催されます。
お申込みは、4月1日にNEWSページにて募集を開始させて頂きます。但し、サンプル数に限りがあるので、ご希望の方は是非、お早めにエントリーして頂ければと思います!
是非とも、このチャンスに新作RUSHをお試し頂ければと思います。
また、ブログが長くなってしまいスミマセンでした・・・。
投稿者:飯田