バックパックを背負っていて、身体前面にもうすこし扱いやすい収納があったら…と思ったことはありませんか?
最近のハイキングギアの流れの中で、バックパックを背負う前に小さなショルダーバッグをかけておくスタイルが定着しています。
ものによって呼称はさまざまですが、サコッシュと呼ばれていることが多いです。
もとは、自転車のロードレースにおいて補給品をレーサーに渡すための簡易バッグのことをサコッシュと言いますが、現在は日本では小型の簡易ショルダーバッグのこと全般を指す言葉に変わりつつあります。
当店で扱っているものでは、山と道(⇒■)やGranite Gear(⇒■,■)、and wander(⇒■,■)のものなどが代表的。
しかしそういったものが出てくる以前から、身体前面の収納やアイテムの使いやすさの向上に着目して外付けバッグを製作していたメーカーがPaaGo Works(パーゴワークス;前身はhobo great works)であり、チェストバッグという考え方です。
同社の代表作であるパスファインダーは未だに人気の続いているプロダクツ。
そんなPaaGo Worksが誇るチェストバッグに注目の新作シリーズが登場しました。
その名もSwing(スイング)。
全く新しいバッグの誕生です。
全地形・全天候型、まさにALL TERRAIN BAGのコンセプトを持っています。
パスファインダーはしっかりした生地を使い、中身の小分けポケットも多く、そして地図を見やすいクリアポケットなど、どちらかというとバックパックを背負った旅やアクティビティ向けに作られていた感があります。
しかしSwingにおいては前述のコンセプトに基づき開発された結果、パスファインダーの基本機構は受け継ぎつつも、とてもシンプルなものに仕上がっています。
"軽量"
"水に強い"
"わかりやすいシンプルな構造"
この3点がSwingを表していると言えます。
サイズはMとLの2種。
大きさは違えど、ポケットの構造・仕様は共通しています。
フラップポケットを開けたところのメインポケット、前面のジッパーポケット、フラップ後面のジッパーポケット、そしてバックポケット。
各バッグにはアタッチメントとして長いもの1本と短いもの2本が付属しています。
Mサイズ(⇒■)のメインポケットにはナルゲンの500mlがちょうど収まるサイズ。
Lサイズ(⇒■)であればペットボトルの500mlを立てて収納可能です。
他にもHydrapakのstash750(⇒■)やUltrAspire ULTRAFLASK(⇒■)なども収まります。
(ULTRAFLASK 550に関してはFacebookにて語っています。)
きちんとふたが閉まることを可能としているのはフラップとベルクロの仕様によるところ。
メス側のベルクロが縦長に余裕を持って取られているために、中身が少ないときには下の方で、背の高いもの・中身が多いときなどは上の方に留めることで容量の変化にも柔軟に対応します。
これにより中身の動きを防ぐ役割をも兼ね備え、かつフラップ操作も単純であるために内部へのアクセスが非常に容易となっています。
Lサイズの場合、別売りのインナーカメラバッグ(⇒■)を合わせることで、ミラーレス一眼や比較的サイズの小さい一眼カメラを収納できるカメラバッグとしても使うことが出来ます。
素早くアクセスが出来ることで、絶好のシャッターチャンスも逃しにくくなるはず。
これより大型のカメラを使用している方は新しくなったフォーカス(⇒■)をどうぞ。
バッグのどの位置に、何を入れるかが、ある程度固定されていたパスファインダーと異なり、各人の必要な持ち物に合わせて自由に各ポケットを使用できる点は、オールテラインというコンセプトを持つ上で非常に重要かと感じます。
フラップ部分のポケットの場合、フラップ前面に収納スペースを持って来ているものが多いですが、Swingの場合はバッグの後ろ側の平面全体をポケットとしています。
ここは山と高原地図がすっぽりとおさまるサイズとなっています。
前面のジッパーポケットは仕切りとキークリップが。
バラつきやすいものや常に居場所を確保しておきたいものなどを収納するのに便利。
また、Swingの隅には細いテープが付けられており、これに熊鈴やコンパスなどちょっとしたものをひっかけたり、サングラスの一時待避場所としてなどの活用が可能となっています。
これ、意外と便利なんです。
チェストバッグとして使用する場合は付属のアタッチメントをザックのプラパーツのところに通し、本体のバックルと接続します。
(後面のスリットにもポケットがあります。)
ウエストベルトをSwing背面のスリーブに通すことで前後左右の動きを抑える点がミソ。
サコッシュ使用時にありがちな、身体を前面に折り曲げたり岩を飛び越えたりするときなどに生じる振れや揺れを抑えてくれ、身体に密着させる働きをします。
足下のものを拾ったり、靴紐を結ぼうとしたとき、視界いっぱいにサコッシュが現れた経験はありませんか?(笑
チェストバッグとしてだけではなく、アタッチメントを付け替えることでショルダーバッグやヒップバッグとしても使うことが出来ます。
これのおかげで必ずしもバックパックを背負わないアクティビティ、例えば自転車やウォーキング、釣りやSUPなどにも幅広く対応。
軽量に作られていることで、より気軽に外へ連れだすことができます。
もちろん普段使いにもどうぞ。
カラーは3色。
グレー
ブルー
そしてシーズン限定販売のX-pac製のイエロー。
(M⇒■)、(L⇒■)
シンプルなサコッシュはどうも使いにくくて…
雨の時でも使いやすいポケットが欲しい…
ザックがシンプルすぎて水とか入れるところがない…
カメラを持って山に行きたい…
などなど。
あなたの持つご要望は、このSwingがすべて解決してくれるかもしれません。
Let’s Pack and Go!!
texted by 同じカラーのパンツを同シーズンに何本も買ってしまうキョヲヘイ