いつもご贔屓頂いている顧客様に変わったランタンの修理をお持ち込み頂きました。
“meva/864”
いかにもビンテージ感漂う素敵なエイジング。ホヤガラスが薄い為か割れてしまっていました。
どうやらmevaはチェコのブランドらしく、現行モデルは無さげ。
なんでも義理のお父様から受け継いだ大事な物で、インテリアとしてでもいいので直されたいとの事でしたので、半ばパワープレイ気味にPETROMAX/HL-1用のホヤガラスとFEUER HAND/276用のウィックをつけてみました。笑
ウィックはぴったりで何の問題も無し。
ホヤは若干ボトム部分がワイヤーに当たるものの、微調整すればもう少し見栄え良く収まりそうです。
後から調べて分かったのは、ホヤと本体の口径は各メーカー統一された企画だという事。
但し製品毎にホヤの外径や高さも違いがあるので、必ずしも他社のものがぴったり収まるわけではありません。
ちなみに276用のホヤは高すぎて入りませんでした。(ホヤを削ればいけそうでしたが・・・)
ランタンとして使える使えないは別にして、代々受け継いだモノを大事に遺していく事は素晴らしいなと思った今日この頃です。
さて、梅雨真っ只中ですが、夏の縦走用に大型パックを探される方が増えてきました。
今季もmontaneより使いやすそうなパックが届いてます!
“montane/SUMMIT TOUR 50+15L BACKPACK”⇒■
マウンテントレッキングの他にトラベル向けにもデザインされたこちらのモデルは、一見すると一般的な山岳用ザックに見えますが、所々でトラベルの要素を感じる作りになっています。
先ずちょっと大きく感じる雨蓋。
真ん中辺りをぐるっとジッパーが通っており、それを外すと15Lのサブザックが登場。
上下で荷室が分かれ、ポケットもあるので、アタックザックとしてはもちろん、下山後の温泉用バック、旅先での散策用にも便利です。
正面左側にあるジッパーの一つは縦に開けるとメインコンパートメントにアクセス可能。
開いた内側にはメッシュポケットが3つほどあり、オーガナイザーとして使えます。
この手のザックには珍しく、トラベルダッフル等に見られる仕様ですね。
もう一つ特徴的なのは付属のザックカバー。
ボトムの専用ポケットに収納されており、普通のザックカバーとして使えることはもちろん、ザック全体をくるんでジッパーで閉じ、セキュリティー用のロックを掛ける事も可能。
このギミックは正にフライト時やホテルのカウンター等に荷物を預けるなどトラベル中にあると非常に便利な機能。
もちろん登山でも、荷物をデポして頂上ピストンする際などに、見えなくなっていく自分のザックにソワソワしながら行動する心配も無くなります。
ザックとして使い易い機能ももちろん充実しています。
片側無段階調整、取り外しも出来るチェストストラップ、大容量のウエストポケット、サイドのボトルポケット、
サイドコンプレッションと兼ねたポールストラップなどなど。
フレームは樹脂製パネルで背面のラインに沿い、比較的上の位置で背負うような感覚です。
背面のフィットも上々。
ヘッドスタビライザーも理想的な角度なので、重心が後ろに取られることもありません。
重量はおよそ2kgと、昨今のULパックとは相容れない部分ですが、安心感があり、山でもトラベルでも使い易いパックかと思います。
登山から旅まで幅広い趣味をお持ちの方にお勧めしたい逸品です!
夏の計画が無さすぎる小泉がお送りしました!