2.5レイヤーの革命児、DRY.Q EVAP!

 
今日はテクノロジーについて。

Mountain Hard Wearに使用されている独自素材が最近気になってます。
以前お知らせしたCool.Q Zero(⇒)もそのうちの一つ。

レインウェアには大きく分けてGore-tex PROやActive、eVentといった防水透湿メンブレンを表地と裏地でサンドイッチした3層構造のものと、表地にメンブレンを貼り付け、裏地の代わりにコーティング処理を施したいわゆる2.5層構造のものがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、チョイスもなかなか悩ませるものでした。

今回のレインウェアキャンペーン対象商品にもなっているPlasmic Jacket(),Plasmic Pants(⇒)
2.5層構造のレインウェア。
これに使われている技術はDry.Q EVAP。
着た瞬間から透湿が始まるといわれる防水透湿素材Dry.Q、これにEVAPという裏地コーティングを施したもの、これがDry.Q EVAPです。

EVAPとは何かというと、裏地表面の速乾技術のこと。
上の写真がまさにその裏地で、独特の模様。
この裏地全面に張り巡らされた模様が水分を拡散させ素早く表地へと移動させる為、これまでの2.5層コーティング系の生地に比べドライ感が抜群に良くなっています。。

ゴアのパックライトはじめ、2.5レイヤーのシェルというと、どうしても肌へのまとわりつきが気になりました。ここ数年でかなり改善されてきてはいたものの、このDry.Q EVAPはそれらを完全に上回る肌触りとなっています。

DRY.Q EVAP from DRYQ on Vimeo.

2.5レイヤーにすることのメリットといえば、裏地を付けなくて済むため薄く、軽いシェルを作ることが出来る点にあります。

ただその軽さと引き換えに着用時の快適性をある程度捨てなければならなくなります。
汗をかいてしまうと裏地が肌に張り付く、脱ぎ着の際に引っ掛かりがある。
そういった点を解決するには、裏地を付けて汗を吸うようにさせれば解決できます。
しかし、裏地の分だけ重量は増すことになる。

そのため、使用する際にはそれらをあらかじめ分かった上でうまく付き合っていく必要がありましたが、この裏地テクノロジーが登場したことで2.5層生地がよりストレスフリーに、より身近で扱いやすいものとなったのは確実でしょう。

これまで少し2.5層生地を敬遠していた方にも、是非試していただきたい!
かなりおすすめです!

Texted by キョヲヘイ

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