夜間の冷えにこれ一枚! – ウール製ベースレイヤー

 ほとんど雨が降らなかった8月を取り返すかのようにどしゃ降りの雨が続いていますね。
朝晩の空気は既に秋模様。
夏もあっという間ですね。

さて、秋といえばロングレースのシーズンです。
夜間走も視野に入れたウェアリングを考えるのがまた一つの楽しみですね。
UTMFの必携装備にも、”保温のためのフリースなどの長袖シャツ。綿素材は認められません。”と規定されており、保温具を持つ必要性があります。
その分荷物も重くなってしまうので、出来るだけ軽くコンパクトなものが求められます。
ただ、どうせ持つなら積極的に使えるものを持った方が、有利にレースを進められると思います。

大量に汗をかく、という前提があるため、トレイルランの世界においてあまりフォーカスされることのないウール製品。
いくら速乾性とはいえ、その汗や水分の処理速度は化繊には到底かないません。
しかし、それを補って余りある性能や長所を持つのがウールです。
その多彩な機能はすでに随所で語られているため省略しますが、こと高所での行動や冷え込むことが予想される夜間走においては、強い味方となり得ます。

ibex woolies 150(→)

1平米あたり150gという薄手のウール生地を使った長袖シャツ。
実測重量150g(M-size)という、意外と軽量な一枚です。

長時間行動し、汗もある程度出切って、気温も下がってきた。
化繊シャツ1枚では心もとないというときに、素肌に着用すると一気に暖かさを保ってくれます。
この安心感は体験したことがある方は理解していただけると思いますが、これほど頼もしいものはないです。

SmartWool lightweight hoody(⇒)

こちらはibexの150g/m2よりも少し厚手の、195g/m2。
重量もそれに伴い増していますが(実測重量245g,S-size)、あまりある安心感があるのは事実。
こちらは携行するというより、ドロップバッグに入れておいて状況に応じて使用するというほうが向いていますね。
patagonia Capilene 4 Hoodyが実測220g程度(XS-size)であることを考えると、収納サイズからも見ても優秀な値だといえます。

特に自分はもともとの体温が低く、寒さに耐え切れないたちなのでウールにはいつも助けられています。
経験上、濡れたウェアの上から重ね着をするよりも、素肌に近いところをドライにし保温をはかると効果的だと実感しています。
実際、今回紹介したウェアは自分の愛用品です。
もちろんトレイルランだけではなくスノースポーツやハイキング、日常にだって大活躍。

長い時間高いパフォーマンスを維持するためには体力は不可欠ですが、それを助けてくれるのがウェアであり、ギアです。
素材、相性等、一度考えてみてはいかがでしょうか?

Texted by ひやっとした空気にワクワクしているキョヲヘイ

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