ついに、AXESQUIN 凌から半纏が登場しました。勿論、ただの半纏ではありません。ちゃんと山で使えるアイテムに仕上がっています。機能面だけを考えれば、軽くてコンパクトになって、風をしっかり防いでくれて…とハイテク素材やカッティングを盛り込んだアイテムの方に部があるのですが、凌の反転は日本独自の文化「侘び寂び」を感じられる珍しいあうとどウェアでもあるのです。
AXESQUIN 凌 ハンテン combat wool ■
【着用モデル 身長:163cm 体重:55kg Color:墨色 Size:S】
江戸時代に庶民・町民・職人を中心に日常生活で着用されたとされる半纏を「凌」らしくアップデート。生地にはCORDURA combat woolを使用しており、独特の張り感が半纏の形をしっかりと出してくれます。
前止めは紐では無く、上下スライド式のバックルパーツになっています。これなら秋冬シーズンにグローブを付けたままでも脱ぎ着が簡単に行えます。
サイド部分にはダブルファスナーのベンチレーション付き。パックの腰ベルトもここに通してあげれば半纏の形を崩すことなく着用頂けます。
【着用モデル 身長:163cm 体重:55kg Color:消炭色 Size:M】
少し大きめに着るのもアリです。袖丈が少し短めに作られているのでワンサイズアップしても対して違和感はありません。私は、Mサイズの墨色をゲットしました。パックと擦れる肩回りは少し毛玉が出来てしまいますが、完全に風を止めず、適度に通気してくれるので秋~春の低山にはピッタリのアイテムです。個人的には、この半纏とハカマスカートで京都の紅葉を見に行ったりもしたいな~と考えております。
そして、半纏が主役となれば、それを引き立てる名脇役も入荷しております。
AXESQUIN 凌 シルベ ■
シノギングに向けて作られたミニマルなベスト。余計なポケット等は一切付けず、非常にシンプルに仕上げられているアイテムです。
後ろから見ると、前丈と後ろ丈が随分と違う事が分かります。汗が溜まりやすい腰回りは生地を無くしてしまって、より快適に過ごせるようになっているのです。
こちらもサイド部分がダブルファスナー仕様になっており、ベンチレーションとして機能するのですが、一番の理由は先にご説明しました「名脇役」というところにあります。
この様に半纏の下に重ねて着れば、大きく開いた胸元をシルベがカバーしてくれるのです。ポカポカ陽気であれば、開いた胸元が丁度良く快適に過ごせるのですが、気温が下がって風が吹くとそこから体温を奪われてしまう事も。そんな時にシルベを着る事で快適に動けるのです。そして、上に着たウェア類のベンチレーション機能を活かす為に、シルベにはサイドファスナーが付いているというわけです。
もちろん、単体で着用してもOKです。シンプルなデザインなので着合わせもしやすく、スポーティーな見た目にならないところが個人的にお気に入りポイント。
このまま、他の凌アイテム達も一気にご紹介させて頂きたいところですが、超長文になってしまいそうなので、またの機会に。
ここ三重県もすっかり秋の空気になって、金木犀の甘い香りを感じる季節になりました。低山が楽しいハイシーズンになりますが、落葉が始まるとフミアトやマーキングが見えづらくなるので、道迷いにはくれぐれも気を付けて、山遊びを楽しんで下さい。
本日のブログは、松下がお届けいたしました。