icebreaker 今季のnature dyeシリーズも良い色です。

ニュージーランド生まれのウールウェアメーカーicebreaker。実は、私が初めて手に入れたメリノウールのベースレイヤーが同社のもの。雪山で着る為のものを探していて、一度試しに使ってみようと購入したのが約10年前。それからは夏のTシャツ、トランクス、フリースに普段履きのチノパン….とあらゆるアイテムにメリノウールを使用したものを愛用しています。もちろん、icebreaker以外にもsmartwoolやpatagonia、HOUDINI、山と道等々…色々なメーカーのウールアイテムを愛用しているのですが、icebreakerの特徴的なシリーズ「nature dye」が個人的にお気に入り。

 

nature dyeとは?

ネイチャーダイとは、読んで字のごとく天然由来の染料を使って染める事。ニュージーランドの大自然の中でノビノビと育てられた羊の毛。それを天然の染料で染め上げる事で、自然な風合いの優しい色目が出せるんです。数年前から登場しているネイチャーダイシリーズですが、毎季色目が変わるのでコレクションしたくなってしまいます。

 

 

今季の染料に使用されているのは、サクラとログウッド。写真から見ると、どちらも植物が原料になっていて外見からすると茶色にしか染まらなそうに見えます。でも、そこが草木染の面白いところ。漬け込み方や媒染によって色の出方が変わるんです。

 

M NATURE DYE SS POCKET CREWE #SA

サクラで染めたものは、この通り。柔らかいピンク色に染まっています。一言でサクラと言っていますが、奈良の啓翁桜の枝と東京都のソメイヨシノの花をベースにした染料を使用するという拘りが詰まっているんです。染色堅牢度が優れているため色落ちしにくく、Icebreakerのほかのメリノウール製品と同様に家庭洗濯も可能。

 

 

グラスホルダー付きのポケットを配したTシャツのデザインで、素材は、年間を通して重宝する薄手タイプとなっています。

 

 

ポケットに入れた眼鏡やサングラスが落ちてしまわないように、ポケット内側にはちょっとした秘密が。小さなスリングが付いているだけなのですが、眼鏡のテンプルを通す事で、ポケットから眼鏡が落ちにくいように出来るのです。ちゃんと実用性も考えているトコロがアウトドアブランドならでは。

 


【モデル身長163cm  体重:55kg  Size:S を着用】

山専用のベースレイヤーであれば、身体にピッタリフィットした方が良いかもしれませんがノンビリ歩く時や普段着でも使おうとすると中々難しくなります。その点、ネイチャーダイシリーズのウェアは緩く着られるフィットなのでハイクから下山後まで着続ける事が出来ます。

 

 

 

M NATURE DYE SS POCKET CREWE #DE  #PA

ログウッドで染めた物は、濃いタイプと淡いタイプの2種類。「血の木」という意味を持つログウッドはマヤ族が伝統的に使用していた染料で「邪気を払う聖なる木」として衣服等の染めに使われてきました。草木染めのなかでも長い歴史を持っており、近年では天然の髪染め剤としても使用されています。綺麗な紫色に染まったカラーはDE(ディープログウッド)。

 

 


【モデル身長163cm  体重:55kg  Size:S を着用】

しっかりとした濃い発色ながら、メリノウールの風合いによりキツく見えない独特の色目。実は、ナポレオンの黒ビロードやトラファルガー海戦のネルソン提督のピーコートもログウッドで染められていたんです。

 

 

こちらの色目は、同じログウッドを使用しながらも淡い青色にそまったPA(ペールログウッド)。

 

 


【モデル身長163cm  体重:55kg  Size:S を着用】

色の出方が優しいので、よりナチュラル感が強くなります。ちょっと暗いところで見るとグレーっぽく見えるのですが、近くで見ると淡い青さが分かる。コーディネートの主役をパンツに持っていきたい時に合わせやすい色目です。

快適で気持ち良い気心地のメリノウールを、四季折々の自然の色で染めるNature Dyeシリーズ。染色にはミネラル豊富な富山の天然水を使用しており、ろ過された後に河川へと戻るように作られています。W’sモデルも入荷していますので(コチラ■)、母の日のプレゼントにもおススメです。

本日のブログは松下がお届けしました。

 

 

 

 

 

 

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